第2・3世代のIntel CPU対応のLGA1155マザーボード
IntelのCore iシリーズ第2および第3世代を搭載できるマザーボードのソケット形状はLGA1155です。
LGA1155は2011年登場で、LGA1156の後継機種にあたりますが。
搭載CPUの互換性はありません。
またその後のLGA1150,LGA1151などとも互換性はありません。
現在から見ると2世代前のソケットですが、現在でも通用する充分な性能を誇ります。
Intel CPU第2世代とは
第2世代のcore i シリーズは開発コード名Sandy Bridgeとも言われます。
H61、H67、P67、Z68などの6シリーズのチップセットが対応しています。
第3世代の7シリーズのチップセットでも使えます。
主要なCPUにはCore i7 2xxx番台。
Core i5およびCore i3の2xxx番台があります。
その他にはPentiumの G8xx・G6xx、そしてCeleron G5xx・G4xxもあります。
CPU内部にグラフィック機能(GPU)が搭載されています(Intel HD グラフィック)。
Intel CPU第3世代とは
第3世代のcore i シリーズは開発コード名Ivy Bridgeとも言われます。
同時に開発された7シリーズのチップセット B75、H77、Z75、Z77が対応しています。
また6シリーズのチップセットも対応しています。
主要なCPUにはCore i7 37xx番台、4コア8スレッド。
Core i5およびCore i3の3xxx番台があります。
その他にはPentium G21xx・Celeron G16xxもあります。
Sandy Bridgeに比べて、グラフィック性能が高性能になり、また省電力化が図られています。
プロセッサーによってちがいますが、Core i7やCore i5ならTDPおよそ65W、Core i3は55W・35Wとなっています。
Z68チップセット搭載のおすすめマザーボード
6シリーズのチップセット搭載のマザーボードでおすすめはASUSのP8Z68-M PRO。
形状はMicroATXながら6シリーズのチップセットでハイエンドのZ68を搭載しています。
DDR3対応のメモリースロットが4つで最大容量は32GB。
Serial ATA6.0G対応です。
USBも3.0対応で周辺機器接続速度も速くて便利です。
最新規格とはいえませんが、現在でも充分な能力を持つ高速インターフェースといっていいでしょう。
またグラフィカルなBIOSのEFI BIOSが搭載されています。
初心者でもパソコンの基本設定が簡単にできます。
また「GPU Boost」がついていて内蔵GPUのオーバークロックも楽しめます。
映像出力端子はHDMI・DVI・D-Sub・DisplayPortポートを装備、過去の古い規格のディスプレイから最新のディスプレイ・液晶テレビからも出力できます。
LucidLogix社のVirtuに対応。
Virtuを利用すると、動画をエンコードするときはCPU内蔵のGPUのQSV(クイック・シンク・ビデオ)機能を使用し、ゲームなどの再生時には外部のGPUを使用します。
用途に応じて最適なシステムに自動に切り替わります。
AMDのQuad-GPU CrossFireもサポートしています。
多彩な映像出力が楽しめます。
まとめ
LGA1155のマザーボードは、現在のLGA1151マザーボードからは2世代前にあたります。
そのため、中古市場でも価格がこなれてハイエンドモデルでも入手しやすくなっています。
GPUも内蔵されたCPUに対応しているので、比較的安価にパソコンを自作できます。
内蔵GPU・省電力性能も高く、現在でも人気のマザーボードです。