まれに見るロングセラーのLGA775マザーボード
LGA775マザーボードは2004年登場してから、2009年に後継のLGA1156が登場するまで、5年間に渡ってIntelのCPUを搭載し続けたソケット形状です。
LGA1156がわずか1年ほどでLGA1155に切り替わったことを考えると、LGA775のロングライフぶりは明らか、そのためLGA775マザーボードはいまなお、中古市場でも流通しています。
LGA775マザーボードの搭載チップセット・945および965シリーズ
LGA775は長い間に渡って主役の座にあったため、LGA775のチップセットも数多いですが、ここではそのうちの代表的なチップセットを確認してみましょう。
945P・945GはLGA775対応の初期のチップセットです。
Dual Core CPU対応のため開発されたチップセットです。
FSBは1066まで対応しています。
メモリー規格はDDR2で667・533・400対応です。
最大メモリ容量が4GBと少なめです。
945Gには内蔵グラフィックスのintel GMA 950が搭載されていますが、945Pにはグラフィックスは内蔵されていません。
サウスブリッジはICH7 シリーズです。
965シリーズは945シリーズの、主にメモリー・グラフィックス機能を強化した後継チップセットです。
FSBは945シリーズ同様1066ですが、メモリー規格はDDR2で800・667・533・対応となっています。
また最大メモリ容量が8GBと945シリーズに比べ倍増しています。
LGA775マザーボードの搭載チップセット・45シリーズ
965シリーズにの後は数字2桁のチップセットに移行し、最大FSBは1333と高速化されました。
代表的なチップセットがP45・G45などです。
メモリー規格もグレードアップ、DDR3対応で1066・800となっています。
なお従来のDDR2で800・667にも対応しています。
最大メモリ容量も16GBに倍増しています。
内蔵グラフィッスもintel GMA X4500HDとなりDirectX10に対応しています。
またサウスブリッジはICH10 シリーズ。
LGA775マザーボードの後期型のチップセット・45シリーズは現在でも中古品が一定程度流通していること、最大FSBが1333で性能も高いCPUも多いので、おすすめです。
LGA775マザーボード対応のCPU
LGA775マザーボードは長い間生産されたので、対応のCPUの種類は数多くなっています。
945シリーズチップセットではCore2 Duo、Pentium D・Pentium 4・Celeron、45シリーズチップセットではCore 2 QuadやCore2Extreme・Core2 Duo・Pentium Extreme・Pentium D・Pentium 4とクワッドコアのCPUも搭載できるようになりました。
LGA775マザーボード対応のCPUのなかでもメインストリームがCore2Duoです。
初期型のコンロー、そしてウルフデールがありますが、FSB1333MHz対応のウルフデールCPUのE8000シリーズ、FSB1066MHzのE7000シリーズがあります。
E8000シリーズは2次キャッシュも6MBとE7000シリーズの2倍の容量があります。
Core2 Duoは長い間にわたって人気のあったCPUなので現在でも中古市場で安価に入手できるので便利です。
まとめ
LGA775マザーボードは5年間もマザーボードのメインストリームだったので、その商品数も多く、改良されて品質の信頼性も高いものが多かったです。
現在の中古市場でも流通しています。
マザーボードだけでなくCPUのCore2 Duoやメモリーも品数が多いのでパーツ全体がまとめて入手しやすいのが魅力です。
安価に自作したい人におすすめです。