グラフィックボードをより静音にするには?
デスクトップパソコンを利用するユーザーの多くは、ネット動画の視聴やネットゲームのプレイされることが多いと思います。
しかし、デスクトップパソコンの問題として、静音性が悪い点があります。
特に電源ユニットやCPUファンを静音性の高いものにすると思います。
しかし、確実な静音性を追求するのでれば、グラフィックボードも静音性の高いものするべきです。
そこで、グラフィックボードの静音性について考えたいと思います。
目次
グラフィックボードの冷却ファンが高回転になり静音性を損なう
先ず、デスクトップパソコンは非常にファンの音が気になります。
特に深夜に動画視聴やネットゲームをすると音が気になってしまいます。
動画やゲームの音声は防音性の高いヘッドホンで対応できますが、デスクトップパソコンの音は周囲の耳に入ってしまいます。
そこで、多くのデスクトップパソコンのユーザーは、電源ユニットやCPUクーラーのファンを静音仕様にします。
また、ケース自体の冷却ファンも交換します。
しかし、意外に音が出るのがグラフィックボードです。
グラフィックボードがフル稼働状態になると、GPU(グラフィックボード専用のCPU)が高温となるため、冷却ファンが高回転になります。
これが、静音性を損なってしまいます。
ファンレスのグラフィックボードは静音だが画像処理能力が低い
静音性の高いグラフィックボードは、ファンレスの物です。
しかし、ファンレスのグラフィックボードは静音性は非常に高いものの、画像処理能力を大きく犠牲にしています。
ファンレスであることは、GPU自体があまり高温にならないことです。
そのため、冷却用ファンが不要になることです。
しかし、画像処理能力が低いことから動画視聴レベルにしか向かないと言えます。
静音にはファンの最高回転数が少ないグラフィックボードがおすすめ
次にネットゲームをされる方が静音性を追求するのであれば、グラフィックボードに搭載されたファン自体も静音仕様のものにします。
静音性が高いファンとしては高回転することで冷却能力を確保するものより、大型でファン自体のブレードが大きい方がいいです。
そして、ファンの最高回転数が少ないものを選ぶことをおすすめします。
ファンの確認方法としては、最高回転数と送風能力で判断します。
この数値を見ることで静音性を判断することが出来ます。
ただし、ファンレスのグラフィックボードと同様に高性能のものは望めません。
水冷ユニットは静音性が非常に高い
そこで、デスクトップパソコン全体そしてグラフィックボードの静音性を最大まで求めるのであれば、水冷ユニットを使用することです。
現在では簡易型の水冷ユニットが販売されており、電源ユニットやCPUの冷却に使用することが出来ます。
また、グラフィックボード用の水冷ユニットも販売されています。
手先が器用な方であれば、簡易型の水冷ユニットを改造して、グラフィックボードを冷却することが可能になります。
水冷ユニットを利用すれば、安価で高性能なグラフィックボードでファンの静音性が悪いものでも静音性を追求する事が出来ます。
水冷ユニットの場合、静音性が非常に高く、ポンプと冷却ファンの音程度です。
冷媒を冷却する際は、熱交換ユニットと大型のファンで冷却するだけなので大きな音は出ません。
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6件のカスタマーレビュー
ケース自体の振動する部分にスポンジシートやゴムシートを貼るのも静音に効果的
デスクトップパソコンの静音性を気にされる方は、自分の使用目的に合ったグラフィックボードの選択をおすすめします。
また、ファンレスのグラフィックボードが使用できない上、予算に制約がある方はケース自体に細工をすることをおすすめします。
ケース自体の振動する部分にスポンジシートやゴムシートを貼ることで、静音性を高めることができます。
まとめ
筆者自身、小さな子供がいるためデスクトップパソコンの静音性には、気を使います。
特にネット動画で容量の大きいものを視聴した際、グラフィックボードの騒音に悩まされました。
ファンレス仕様を検討しましたが、性能不足により断念しました。
また、高性能で安価なグラフィックボードを購入しましたが、やはり静音性が低く、予算に制約があったため、ケース自体に細工をして静音性を確保しています。