グッドなグラフィックボード用水冷ユニット『NZXT 水冷クーラー用GPU冷却ユニット KRAKEN』
デスクトップパソコンでネット動画やネットゲームをされる方の多くは、グラフィックボードを後付けしていると思います。
特に
3Dグラフィックを多用するネットゲームや動画編集などを行う場合、高性能なグラフィックボードが必要です。
しかし、高性能なグラフィックボードほどフル稼働時に高温となり、熱暴走やグラフィックボード自体の破損に繋がります。
そこで、グラフィックボードの冷却に効果を発揮するのが、水冷ユニットです。
今回は、水冷ユニットについて説明致します。
目次
グラフィックボードが熱暴走するとどうなる?
そもそも、グラフィックボードは画像処理を行う際にGPU(グラフィックボード用のCPU)が高温となります。
高温になり、冷却や排熱が上手く行かない場合、熱暴走を起こし、ネットゲーム中に画面が移らなくなったり、画面内でのキャラクターの動作に異常がでます。
また、冷却不足は、グラフィックボードのはんだを溶かしてしまい、接点不良になり、破損に至ります。
冷却性能を格段に向上してくれるのが水冷ユニット
そこで、冷却性能を格段に向上してくれるのが、水冷ユニットです。
現在は水冷ユニットも簡易化され、安価になってきました。
水冷ユニットは、マザーボード本体側のCPUの冷却やハードディスク、メモリを冷却してくれます。
また、製品ラインナップは少ないものの、グラフィックボード用の水冷ユニットも販売されています。
以前は、簡易水冷ユニットを加工してグラフィックボードを冷却する方法がありましたが、手先が器用な方にしか向かず、冷却ユニットの配置方法やグラフィックボードへの設置方法が問題になりました。
特に水冷ユニットの熱交換部を如何にGPUに接触させるかが課題でした。
おすすめ水冷ユニット『NZXT 水冷クーラー用GPU冷却ユニット KRAKEN』
しかし、現在は汎用水冷ユニットが販売されています。
その汎用水冷ユニットは、『NZXT 水冷クーラー用GPU冷却ユニット KRAKEN』です。
価格も非常に安価で、4000円~6000円で購入可能です。
この製品は、各メーカーの水冷システムに追加拡張出来るように設計されています。
また、ラジエーターユニットに依存せずに、92mm角の空冷ファンを搭載しています。
また、GPUメモリー冷却用のファンを増設することが出来ます。
これにより、空冷と水冷のダブルでグラフィックボードを冷却してくれるため、熱暴走や熱による破損を防ぐことが可能と考えます。
水冷化で外部からのホコリの取り込みを防ぐ
また、パソコン本体内に水冷ユニットを搭載することで、外部からのホコリの取り込みを防ぐことが出来ます。
空冷ファンを全て排除し、パソコン本体内は水冷ユニットだけで冷却すれば、内部にホコリが入らず、解体清掃などのメンテナンス頻度を減らすことが出来ます。
さらに水冷ユニットは、静音性にも優れるため、静音性にこだわる方には非常にオススメです。
高額なグラフィックボードには水冷化がおすすめ
現在は、水冷ユニット本体の価格も下がり、完全水冷かする事も容易になりました。
また、取り付け方法も簡単になり、エアーの巻き込みも発生し難くなっています。
投資費用はある程度必要なものの、高額なグラフィックボードを使用している場合は、水冷ユニットを使用することをオススメします。
例えば、熱暴走で80000円もするグラフィックボードを破損させるより、水冷ユニットを購入してグラフィックボードを保護した方が、後々のためになります。
また、冷却性能を確保することで、グラフィックボードやその他の精密部品の寿命も延命出来ると考えます。
以前は、水冷ユニットは万が一の場合、パソコン本体が冷媒で破損すると言われていましたが、現在は設計改善がされ、製品品質も向上しており、破損による冷媒漏れの心配は必要ないと考えます。
心配な方は、メーカー保証品を使用しましょう。
まとめ
筆者自身、水冷ユニットには非常に興味があります。
過去に自作パソコンで水冷化を検討したものの、水冷ユニットが非常に高額で断念しました。
しかし、現在では価格もお手頃になったことや取り付け方法が簡単になったことに魅力を感じています。
また、グラフィックボード用の水冷システムも魅力的です。
過去に熱暴走で、高額なグラフィックボードが壊れた経験があり、是非とも水冷ユニットを導入したいと考えています。