グラボを新しく買い替える時の「買い時」はどんな時がおすすめ?
グラボが少し古くなってきたり、スペック的にきつくなってきたりしたかな?
とは思っていても、いざ新しいグラボにしようと思うと、意外と「今は時期が悪い」なんて言葉を見かける事があります。
今回はグラボを新しく買い替えるタイミングとしておすすめの「買い時」の時期や逆にあまりおすすめではない時期についてまとめました。
目次
安く買いたい時はどんな時が買い時?
グラボもピンキリとは言え決して安い物ではないため、買い替えるのであれば出来る限り安く買い替えたい、という人が大半かと思います。
そういった場合に、購入時の価格の安さを重視したいのであれば、次のようなタイミングが比較的価格が安くなりやすいためおすすめです。
- 新しいモデルの発売後
- 外箱不良品のセールなど
- 急に訪れる謎の値下げ
等があります。
特に、グラボが新しい世代に移り替わるタイミングでは旧来のグラボがかなり割引になるショップも少なくないため、「一世代古いグラボでも十分」という人は新しい世代のグラボが登場したらPCショップの価格などをチェックしてみると良いかと思います。
いずれにせよ、安く手に入れたいのなら、辛抱強く待つ事と日頃の情報収集が重要になる事が多いです。
外箱不良品を狙うのもおすすめ
PCパーツを扱っているショップによっては、外箱不良品のセールを行っている店舗も少なくありません。
外箱不良品はその名前の通り、購入時についている外側の箱部分に傷や汚れ、凹みなどがあって商品としては販売できない製品の事で、中身である商品そのものについては正規品と同等の品質であるものを指します。
そのため、各ショップのスタンスにもよって多少の差はあるものの、大抵の場合は正規の商品と同じ扱いになるため、仮に初期不良などがあった場合には交換などの対応をしてもらえるなど、アフターフォローに関してもそれほど心配は要らないのが特徴です。
外箱不良品は特にグラボやマザー、CPUなどに多いため、グラボに限らず欲しいパーツがあって外箱の状態は気にならないという人はこのタイプのセールが開催されるのを待ってみるのもおすすめです。
ある程度の妥協も重要?
グラボを安く買い替えるためには、各ショップの価格を日頃からしっかりチェックしておくなど、リサーチを欠かさない事が重要ですが、この際に予め自分の中で「この値段になったら買う」という価格を決めておいた方が良いです。
主な理由としては、キリがない点が挙げられます。
価格の変動については各種情報などからある程度の傾向を予測する事は可能ですが、それはあくまでも予測であり、外れる事も珍しくありません。
そのため、下手に予測を立てて待つよりも「ここ!」という価格を決めてそこを待つ方がはるかに気楽である事が多いです。
例外として急なセールや先に書いた外箱不良品の販売などで大幅に値下げされたグラボを手に入れる事も可能ではあります。
ただし、これらのセールは数量が限られている事が多く、情報もショップの公式ページでの告知やSNSなどの告知によってのみ知らされるため、いち早く察知するためには高い頻度で情報を集めておく必要があります。
待つ場合は後悔する可能性も考慮する必要がある?
グラボに限らず自作PCのパーツを買う時にはほぼ確実にある事ですが、100%満足のいく買い方が出来ることばかりではなく、買ってから後悔したり、逆に買わなかったことを後悔したりする事もあるという点は忘れないようにすべきです。
特に、出来る限り安く買おうとして、価格の動きを見ながら数日と待っていると、一気に数千円単位で値上がりし、更に酷いと在庫が枯渇して買う事自体出来なくなる可能性さえあります。
そのため、多少の値上がりについては諦めて、目当てのグラボが手に入らなかった場合の第2第3のグラボについても考えておくのがおすすめです。
新しいモデルの買い時はいつ頃?
新しい世代の移り変わった直後のモデルなどを購入したい場合には、おすすめとしては2~3ヵ月経過してから購入するのがおすすめです。
主な理由として、日本国内で販売が開始された直後は価格が必要以上に高くなっているため手が出し辛い事と、ハード・ソフト問わず不具合が判明するのを待ったほうがいい事の2点があります。
特に後者は場合によっては致命的なレベルの不具合が発見される可能性もあるため、新しいからと言って安易に飛びつくと痛い目に合う事も珍しくありません。
自分で色々な調整や修正、不具合の特定をすることが出来ない人や普通に使えればいいという人は、新しいモデルを買う時は少し待って情報が出てから購入を考えた方が良いです。
新しいモデルを安く欲しい場合
新しいモデルのグラボを、国内で発売直後に買おうとすると大抵は海外の価格と比べてかなり高い価格で買う事になります(ドル140円換算に近い事も有ります)。
そのため、最近は新しいモデルを購入する際にはアメリカのAmazonを利用して購入し、個人で輸入する方法を取る人も多くいます。
海外から直接購入する利点として、商品単価がかなり安くなる点がありますが、反面トラブルが起きた時の対応に英語が必要だったり、返品対応が面倒だったりという面ではデメリットがあります。
また、送料が高くなるため、商品の安さほどは最終的なコストは安くならない事が多いため、基本的には最新のハイエンドモデルをいち早く欲しい人向けの方法になっています。
国内ではまだ未発売のグラボなども先んじて入手することが出来るため、英語に自信があり、最新かつハイエンドなグラボが欲しい人は米Amazonからの個人購入を考えてみるのもおすすめです。
今が買い時?のグラボ「MSI GTX 1060 AERO ITX 6G OC」
ゲーム用PCのグラボを買い替えたい、という人に今からグラボを買う場合におすすめなのが、MSIから出ているグラボ「GTX 1060 AERO ITX 6G OC」です。
同じMSIから発売されているGAMING Xシリーズと比べると動作モードが1種類のみに制限されていて、動作性能自体も抑えられているなど、機能・性能の面では若干劣る代わりに価格が安価に設定されているのが特徴のグラボです。
価格も飛び抜けて安い訳ではないものの、価格も大幅に動いたりせずに安定しているため、現状はいつ買っても損し辛いグラボと言えます。
長さ、幅ともに短いため、ケースのサイズに左右され辛い点がメリットですが、反面冷却用のファンは1基のみなため、高負荷環境では若干音が気になる可能性があります。
ちなみに、補助電源6ピン1基が必要なため、動作時には最低でも公式推奨容量である400Wを超える電源を用意しておいた方が良いです。
今が買い時?のグラボ「ASUS GT1030-SL-2G-BLK」
ゲーム用など高負荷な環境ではなく、あくまでも画像出力用のグラボとして買い替えたい、という人には、ASUSから出ているグラボの「GT1030-SL-2G-BLK」がおすすめです。
価格面でも安定しており発売から今まで緩やかに下がりつつ、現在は概ね9,000~10,000円前後で安定しています。
ファンレスかつロープロファイル対応という事で、基板は細いですが冷却用のヒートシンクは2スロット分の高さが必要になるため、購入前にケース内の状態を確認する事をおすすめします。
Nvidiaのグラボの30番台は低スペックなローエンド帯の型番として扱われていますが、このグラボに搭載されているGT1030は最も新しい世代のグラボという事も有り、低スペックなローエンド帯と言いつつも、貧弱そうな見た目とは異なり、かなり「動ける」グラボになっているのが特徴です。
まとめ
安く手に入れたい場合、買い時として一番の狙い目は無理に大幅な値引きを狙うよりも、新しめのグラボの仕様や不具合などの情報が揃ってきて、ある程度落ち着いてきた時だと思います。
このタイミングを過ぎれば、ある程度確実かつ価格も抑えて買う事が出来ますし、更に新しいグラボが登場した事による陳腐化も比較的起きづらいため、おすすめです。