グラボを選ぶときに具体的に考慮するパーツ選びのポイントとは

グラフィックボード(グラボ)

MSI NVIDIA GeForce GT 710搭載グラフィックボード ロープロファイル対応 ファンレス・メモリ2GBモデル GT710 2GD3H LP

グラフィックボードを新たにパソコンに追加しようと考えている方。

新しいパソコンを組み立てようと思っているが、グラフィックボードを搭載しようかどうか考えている。

そんな人は、どのようなポイントに注意して、グラボをセレクトしたらいいのでしょうか。

失敗してしまうと取り返しがつきません。

選ぶ際の注意点について、意識するべきポイントを確認しましょう。



おすすめグラフィックボード製品ランキングはこちら





まず第一に考えるのは大きさ

グラボを選ぶ際に、最も大切なのが大きさです。

ついついメーカーや、性能にばかり気を取られてしまいがちですが、大きさはとても大事です。

というのも、搭載できるかどうかがわからないからです。

パソコンにも大きさがあります。

ATXケースのような大きなものや、ITXなど小さいパソコンもあります。

どのようなパソコンに搭載するかによって、選ぶグラボも変わってくるということ。

早い話が、大きなサイズのグラボは、搭載できないことがあるということです。

パソコンにグラボを搭載するスペースを確認して、どれくらいの大きさのものまでだったら搭載できるのかを考えましょう。

グラボは高価です。

パソコンの中でも最もコストがかかる場所でもあります。

せっかく購入したのに搭載できない、ということになるとその損害も大きすぎます。

そして搭載できなかったグラボは、単なるゴミでしかありません。

というわけでまず大きさが第一。

自分のパソコンにどれくらいのグラボが収まるのかを計測しておくことが必要なのです。



おすすめグラフィックボード製品ランキングはこちら





冷却も大事

グラボを使う際には、パソコン内部の温度にも気を配りましょう。

グラボを使うことによって、消費電力が大きくアップします。

発熱量も上がります。

そのため冷やす必要が出てきます。

一般的な空冷という方法でも大丈夫かもしれませんが、場合によっては水冷を使う必要があります。

パソコンを置いておく場所の温度にもよりますが、できるだけパソコンは冷やしたほうがいいのです。

外気温が熱くなってしまうと、パソコンの中の熱が逃げにくくなります。

冬は調子がいいけど、夏になったら動かなくなってしまうこともあります。

夏になってからパソコンがオーバーヒートしないためにも、冷却機能まで考える必要があります。

エアフローについて

そしてエアフローについても注目するべきです。

というのもグラボをさしてしまうと、パソコン内部の空気の流れが悪くなります。

グラボのスペースの分、パソコンの内部がいっぱいになってしまい、空気の流れが妨げられてしまうからです。

ということで、パソコンのサイズを大きくするとか、冷却機能にこだわった、ファンの多いケースにするとかを考えておくのがおすすめです。

グラボの事を考えるなら、ケースの冷却機能まで気を配る必要があります。

電源の注意点

自作パソコンを作る人は、できるだけお金をかけたくないと思っている方も多いです。

そこでケチってしまって、失敗しやすいのは電源です。

グラボを使えばさらに消費電力が上がります。

そのため、余裕を持って電源を搭載しなければいけません。

おすすめなのは650W以上。

グラボを搭載する際にはこれくらいの電気容量を意識してください。

600W以下になってしまうと、容量が足りなくなるおそれがあります。

電源については、大きな容量のものを搭載してください。

これも失敗してしまうと取り返しがききません。

電源サイズ

グラボにはサイズがあり、大きめのものが搭載しにくいと説明しました。

電源にもこのことが当てはまります。

電源のサイズも大きなものと小さいものがあります。

大きなものだと、小さなケースでは収まりきれません。

そこで初めから電源サイズの小さなものを選びましょう。

電源のサイズが小さい方が、パソコン内部のエアフローもよくなり、パソコンに搭載できないっていう可能性も小さくなります。

電源のサイズにまで気を配ってください。

ワット数が大きければいいというものでもありません。

グラボと同じくサイズ選びが重要です。

電源の素材

そして電源のワット数以外にも、電源には素材があります。

ブロンズ・ゴールド・プラチナ。

この3種類の素材が主流です。

電源の効率の面から言うとブロンズ→コールド→プラチナ。

つまりプラチナが最も優秀ということ。

同じ700Wでも、プラチナは電源効率が高く、途中で熱として抜けにくい性質があります。

ブロンズ電源の場合には、電流が流れている途中に寝つきなって抜けてしまう割合が比較的高くなります。

そして熱として出て行ってしまうので、パソコンの内部も熱くなります。

お金に余裕がある人はプラチナを選ぶのがいいでしょう。

標準的なのがゴールド。

最も安価なのがブロンズです。

電源は、人間の体に例えると心臓で、電流は血液です。

この血液を流れを良くするためにも、素材に注目するのがおすすめです。

選ぶならミドルレンジ

ゲームをあまりやらないなら、グラボは必要ないと言えるでしょう。

CPUにも、画像処理などできるものがあります。

このようなCPUを選ぶことで、グラボなしでも動画の視聴は楽しめます。

ゲームをする場合には、グラボは搭載したほうがいいでしょう。

しかし値段の安いものなら、CPU内蔵の画像出力と大した機能の差がありません。

搭載しているだけ無駄というものです。

グラボの性能を味わいたいなら、ミドルレンジクラス以上のもの搭載してください。

値段の安いグラボ搭載しても、あまり意味がないといえるでしょう。

CPUに画像出力のないものもあります。

その場合には、低いスペックのグラボでもじゅうぶん使い物になります。

ユーティリティを使う

グラボ使ってその性能を最大限に引き出そうと思ったら、ユーティリティーを使いましょう。

ゲームを高画質で表示してくれるソフトや、さらに滑らかに再生してくれるものもあります。

GeforceやRadeonには、このようなユーティリティがありますので最大限に利用しましょう。

CPU内蔵のグラフィック出力ではこのような機能が搭載されません。

せっかく購入したグラボですから、このような付属のユーティリティを最大限に利用してください。

ただ搭載しているだけではその力の半分くらいしか出ていないことになります。

これじゃもったいないですよね。

快適に作業するならよけいにケーブルを準備

せっかくパソコンを組み立てたのに、コードが足りないっていうこともあるでしょう。

目立ちませんがこのようなコード類はとても大事です。

組み立てる際に必要なものを準備しておきましょう。

SATAケーブルは、何本か必要になります。

そのSATAケーブルも、ストレートな物や下L字型など、形があります。

セレクトするパソコンのケースによって、選ぶケーブルの形も決まってくるでしょう。

事前には、どのケーブルがぴったり合うのかわかりにくいかもしれません。

何本か余分に準備しておくといいでしょう。

余分にSATAケーブルを準備しておくと、後でケーブルが足りなくなってわざわざ注文して、到着するまでストレスを抱えることもありません。

細かいものも念入りに準備しておきましょう。

まとめ

グラボを搭載する際、考慮するべきポイントを確認しました。

グラボのサイズ、電源の容量や形素材についても、しっかりと選びましょう。

そしてせっかく搭載したグラボを最大限の力を発揮させるためにも、ユーティリティーも忘れないで使ってください。

グラボメーカーが提供してくれています。

せっかく購入したのに搭載できなかったという最悪の事態を避けるためにも、グラボと電源のサイズは、慎重に選んでくださいね。