コスパ・使いやすさ重視ならマザーボードはMicro-ATX
パソコン雑誌などではマザーボードのスタンダードはATXなどと紹介されることがありますが、ほとんどの普段使いのパソコンの場合はMicro-ATXでも実力は充分、価格もリーズナブルでコスパが高いのが魅力です。
ファミリーユーザーやビジネスユーザーのほとんどが満足できると思います。
Micro-ATXマザーボードの魅力を確認してみましょう。
自分のニーズに応じてマザーボードを選ぼう
Micro-ATXマザーボードのサイズは244X244mm、拡張スロットは4基です。
ATXマザーボードは拡張スロットが7基となってくるので拡張性は大幅にアップします。
しかし、ゲーマーやオーバークロックを楽しむユーザーでない限り、拡張スロットが5基以上も必要となることはないと言っていいのではないでしょうか。
現在のCPUはGPU(映像出力機能)内蔵のものが主流ですので、マルチディスプレイを楽しみたい人でも、内蔵GPUを併用すればグラフィックボード用に拡張スロット1基を使用するだけですみます。
バランスが良く、多くのユーザーにおすすめのMicro-ATXマザーボード
近年のマザーボードはオンボード機能が充実しています。
LAN機能、中にはWiFi機能をオンボードに搭載しているものもあります。
またUSB接続を利用すれば様々な周辺機器を使用できます。
ビジネス・ファミリーユースをはじめほとんどのユーザーはMicro-ATXマザーボードでそのニーズがまかなえると言っていいでしょう。
省スペースを目指す人にはMini-ITXマザーボードという選択肢があります。
しかし、Mini-ITXマザーボードは拡張スロットが1基のみということが不安です。
そしてマザーボードの売上ではMicro-ATXが多いので、商品種類が多く選択肢が広いのも魅力です。
当然、流通量が多いので価格もMini-ITXよりはリーズナブルとなっています。
したがってよほど省スペースを目指す人以外にはMini-ITXマザーボードがおすすめです。
これがおすすめのMicro-ATXマザーボード
おすすめのMicro-ATXマザーボードはGIGABYTEのGA-B150M-D3Hです。
チップセットはINTELのB150、CPUソケットはLGA1151です。
Z170からオーバークロック機能やマルチGPUを削除したのは上位のチップセットH170と同様なので、実質的にB150はH170と変わらないと言っていいと思います。
コスパを重視する人にはB150チップセットマザーボードがおすすめです。
メモリーはDDR4のDIMM4スロットで、最大64GB搭載可能なので、メモリー規格・スロット数・最大容量に不満はありません。
ストレージインターフェイスもSATA Expressx1、SATA(6.0G) x 6と充分です。
ケース内にHDDやSSDなどを増設しても余裕なのがうれしいですね。
バックパネルコネクタにはUSB 3.0 x 4,USB 2.0 x 4。
最新規格のUSB 3.1ではありませんが、USB 3.0が4ポートあるので、外部記憶装置などを接続してもポート不足となることはないでしょう。
また映像出力はD-Sub、DVI-D、HDMIそれぞれ1ポートとなっています。
DisplayPortはありませんが、HDMIポート搭載なので液晶テレビなどに接続して利用することができます。
まとめ
省スペース性・性能・コスト、そして静粛性や放熱性能などの快適性を考慮して総合的に判断するとMicro-ATXマザーボードは多くのパソコンユーザーにとって現実的なベストバイといえます。
標準的なMicro-ATXマザーボードは8千円台くらいで販売されていることが多いです。
型落ち品などの場合は5千円台ほどで入手することもあります。