安いグラフィックボードの利点とは?
デスクトップパソコンにグラフィックボードを後付けしようとする際に安いグラフィックボードが多くあるのを目にします。
しかし、これらのグラフィックボードは性能も低く、冷却用ファンが無かったりと微妙なものが多いです。
しかし、価格は10,000円以下と非常に安いです。
このような安いグラフィックボードが売られている理由について、調べてみました。
どんなユーザーに向いているか?
安いグラフィックボードは基本的に性能が低いです。
特に目立つもの部分は搭載されるメモリが1GB以下のものばかりです。
しかし、GPU(グラフィックボード専用にCPU)とメモリの容量を考えれば、ネット動画を視聴するには十分な性能を発揮することが可能です。
近年は、インターネット回線も光通信が主流となり、大容量の動画データを視聴することが可能となりました。
その中でネット動画もフルハイビジョン化され、パソコン側に要求される性能も高くなています。
マザーボードにオンボードのグラフィックボードではハイビジョン動画を見ながら、他の作業はできなくなります。
そこで安いグラフィックボードを使用することで、快適な動画視聴が可能になります。
安いグラフィックボードといっても2世代前のミドルスペックほどの性能があったりします。
特に、8年程前まではメモリが512MBでも高性能だったのに対し、現在では512MBのメモリ搭載でも4,000円以下で購入可能です。
安いグラフィックボードは用途を限定するユーザーには非常におすすめです。
どのような特徴があるのか?
安いグラフィックボードの多くは、最新のGPUは使用されていることはほとんどありません。
また、メモリ容量も512MBから1GB以下が主流です。
また、最大の特徴はファンレス使用のものが多く販売されています。
基本的にGPUが高温にならない程度の運用であれば冷却ファンを搭載する必要はありません。
また、補助電源を確保する必要が無く、手軽にパソコンの画像処理能力を向上できるといったメリットがあります。
しかし、安いからといって無名メーカーやバルク品などではなく、有名メーカーかつリテール品です。
また、製品の保証も受けられるためライトユーザーが使う分には全く問題がないといったのが最大の特徴です。
ほとんどが製品開発コストを回収した製品であり、製品品質も安定しているため、けして使えないものではないです。
10,000円以下で購入するなら?
やはり、インターネットで動画視聴をするレベルであればグラフィックボードは安い方が魅力的です。
そこで、安いグラフィックボードでも安心して使用できるメーカーを紹介したいと思います。
安いのはやはり、『MSI』、『ASUS』が代表的です。
この2社は製品品質も安定しており、ASUSは近年自社でパソコンやスマートフォン、そしてタブレット端末まで製造するようになりました。
価格的な面や製品保証を考慮すればASUSが非常におすすめです。
また、メーカーサポートは不要で製品保証が受けられればいいとお考えの方には、『玄人志向』がおすすめです。
玄人志向は安いグラフィックボードでありながら、メーカーサポートを省くことで、ワンワンランク上のものを購入することが出来ます。
玄人志向のグラフィックボードはメモリが2GBだったりと、高画質な動画を視聴するのには非常におすすめです。
安いグラフィックボードといっても、品質が悪いのではなく、型落ちしたGPUを使用して製品を供給しているだけなので全く問題は生じません。
まとめ
筆者自身、予算が無い中ではグラフィックボードしかりパソコンパーツは安いものに目が行きます。
特にネット動画しか視聴しないため、高性能かつ高額なグラフィックボードも不要です。
もし、グラフィックボードを購入する際に迷った場合は、自分の用途を再度認識して、動画視聴程度であれば安いもので十分であることを思い出してください。