最新マザーボードを手にいれる時に注意したい8つのポイント

マザーボード

ASUSTeK Intel H270搭載 マザーボード LGA1151対応 PRIME H270M-PLUS 【microATX】

マザーボードはCPUのチップセットとの兼ね合いがあるので中々買い替えに踏み切りにくいパーツです。

ただし流れの速いPC業界では常に高速でハイパフォーマンスなパーツが次々と登場し、数年も経てばすっかり置いていかれたような気分になってしまうもの。

特に最新ゲームが快適に遊べなくなってしまったらこんなに悲しいことはありません。

ここらで一つ自分の愛機も最新バージョンにアップグレードしてみようかとお考えの方、そんなあなたに最新マザーボードを選ぶ際に押さえておきたい8つのポイントをご紹介します。



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VR機能に対応しているかを見る

最近ではよく耳にするようになったVR技術。

スマホやコンシューマー機のみならずPCゲームの世界でも着々とその技術は浸透してきています。

そこで注意したいのが今後広がりを見せる事が予測されるVRに対応しているマザーボードであるかという点。

ゲーマーが厚い信頼を寄せるMSIは、エンスー向けのマザーボードを発表していますが、その中でしっかりとVR対応を謳った製品も展開しています。

もしあなたが熱心なゲーマーを自負するのであれば、ここは将来を見据えて、後悔のないようにVR対応のマザーボードを選びましょう。



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BIOS画面に注目する

一昔前のマザーボードにおけるBIOS画面は、簡素で味気ないMS-DOS風のシンプルな画面でした。

しかし現在では各メーカーが実にグラフィカルで洗練されたBIOS画面を開発し、提供してくれています。

今やマウスでクリックして設定を調整する時代です。

ケースファンの回転数の調整をこの画面で行うと楽しくて癖になります。

メーカーの該当HPではそのBIOS画面を参考画像として掲載しているので、自分の好みにあったBIOS画面を表示してくれるマザーボードを選ぶのも良いでしょう。

速さを求めるのならメモリはDDR4一択

つい最近までメモリといえばDDR3が主流でした。

現在でもこのタイプのメモリを使用している方も多いと思います。

実際、Appleが大幅にモデルチェンジして話題となった新しいMacProでも、最初のモデルが使用していたメモリはDDR3だったのです。

DDR4が登場してからかなりの時間が過ぎましたが、この事例を見ても分かる通り、一般的には何故かあまり定着していない印象を受けます。

その原因はやはり価格差にあると言っても良いでしょう。

確かにDDR4はDDR3よりも割高です。

しかし高いだけの理由があります。

それはズバリ速度の違いです。

HDDからSSDほどの体感は得られませんが、高速処理を可能にした最新型メモリを使わない手はありません。

ここも妥協せずにDDR4対応のマザーボードを選択しましょう。

数年先まで勝負できます。

M.2 SSDへの対応を見る

SSD自体は高速なストレージですが、長年その速度を頭打ちにしてきたのがSATA3.0による接続方式です。

しかし近年新方式のM.2インターフェースが登場した事によって事態は急変します。

現在最もSSDの速度を上げて使用出来る方法はM.2 SSDをPCI Expressで接続する方式です。

価格帯はまだ一般的とは言えず、マザーボード製造メーカーによっては他の接続が排他になってしまうなどの問題を抱えているので調べるのには慎重を期す必要がありますが、爆速とも言われる速度を体感するためにはこの部分を見過ごしてはいけません。

また、CPUの種類が限定されますが、intelが最近発表した新型メモリOptaneへの対応が出来ていれば、HDDのキャッシュとしての利用などでPC全体の速度向上が見込めるでしょう。

音へのこだわりを見る

PCで楽しめる音楽の代表格的存在であるハイレゾ音源を楽しみたい方は、各メーカーの音質設計も見てみましょう。

この項目に多くの機能説明を掲載しているメーカーであれば、設計者の中に音に対するこだわりを持った人間がいると見て間違いありません。

そして音に対して正しい理解を持った設計者であれば、まずノイズ対策を行なっている筈です。

そこもチェックしましょう。

例えPCゲームのサウンドであっても音の再生は重要です。

サラウンドを正しく再生したいのであれば、その対応がなされているかも確認して下さい。

具体的には内部のオーディオプロセッサや専用スピーカアンプ搭載の有無を調べてみると良いでしょう。

また、現時点でハイレゾの最高峰であるDSDの再生に対応していれば言うことはありません。

LANへのこだわりを見る

オンラインPCゲーマーにとっての命はやはり通信速度です。

自分の腕ではなく通信速度の遅さで負けるという事態は避けたいものです。

この部分はゲーマー向けマザーボードを製造するメーカーも重々承知しており、各社が最も力を入れる部分です。

通常PCを立ち上げた状態では様々なプログラムがそれぞれ通信を行なっていますが、メーカーによってはアプリケーションの通信優先順位を自動で決めてその通信を制限し、オンラインゲームの遅延を無くすシステムを構築しています。

これによって不要な割り込み通信を抑制することが可能になるので、オンラインゲーマーにとっては頼もしい味方になります。

オーバークロックへの取り組みを見る

自作PCではやはり切っても切れないオーバークロック。

現在はより視覚的にBIOSで設定を変更する事が可能になっていますが、ここで注目したいのはマザーボード本体の保護機能です。

CPUやメモリのクロックを上げれば負荷と熱量が増大し、その分マザーボード本体へ負担がかかります。

増えた熱量を適切に処理する設計や工夫がなされているかどうかが着目すべきポイントです。

具体的にはヒートシンクやファンを接続する為の端子を見てみます。

ヒートシンクは大きさを見るとおおよその機能が分かってきます。

そしてファンの端子は多い方が有利です。

少ないと後で別途コネクタを使用する事態に陥ります。

さらにファンの回転数制御機能の有無も確認します。

そして水冷型CPUクーラーの搭載を考えている場合はクリアランスにも注意が必要です。

マザーボード自体が保護パーツで膨れ上がっている場合、最悪大型のCPUクーラーが設置できなくなる可能性があります。

パーツを繋げる時のイメージトレーニングを並行しながら行うと良いでしょう。

グラボの複数使用が可能かを見る

ハイエンドな自作PCの代表格であるグラボの複数使用。

2枚挿しでも優越感に浸れますが、中には3枚挿す猛者も存在します。

このマルチGPU環境に対応していればそれだけでハイエンドなマザーボードの証明となります。

今は1枚のグラボでも将来的には2枚挿しをと考える方は、ぜひこの機能の有無を確認することをおすすめします。

ただし、メーカーによってはスロットはあるのにグラボが大きくて干渉してしまう例も稀にあるので、クリアランスには注意が必要です。

マザーボードを製造するメーカーはグラボも発売している事が多く、自社製品の大きさでマルチGPU利用時のクリアランスを確認している事があります。

自分が実際に使用するグラボがきちんと収まるかをチェックしましょう。

補助電源を利用するグラボの場合、配線回りにも注意して下さい。

さらに複数挿しの動作環境はCPUの性能に依存する部分が大きいので、チップセットの確認と併せて行うと良いでしょう。

まとめ

マザーボードにはPC業界の技術発展と共に進化してきた歴史があります。

新型CPUが発表されたらそのチップセットを元に設計を行い、新しい接続方式が誕生すればそれを反映した設計を行う。

故に歴史の長いメーカーほど様々ノウハウを培っていると言えるでしょう。

最近では用途に応じて様々な種類のマザーボードが発売されています。

あまりに数が多くて悩むこともあるかもしれませんが、前述のポイントを手掛かりに自分好みの製品を見つけて、PCライフをエンジョイして下さい。







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