こう使うのが効率的!電子辞書を利用した勉強方法のコツ4つ
電子辞書を使うシーンは、間違いなく勉強中であることが多いでしょう。
でも、なんとなく電子辞書を使っていたのでは、やはりあまり電子辞書を効率的に使えないでしょう。
電子辞書は、効率的に使うに越したことはありません。
そこでここでは、電子辞書を利用した勉強法のコツを紹介していきたいと思います。
これらを参考に効率的に使っていってください。
一単語分からないごとに調べる
電子辞書を効率的に使うためには、一単語、分からない単語が出てくる度にその電子辞書を使って調べるというのがおすすめになります。
一見すると、あとでまとめて調べた方が効率的に調べることが出来るように思えます。
でも、勉強と言う意味では、一単語分からない言葉が出てくる度に電子辞書を利用して調べた方が効率的だと言えるのです。
それは何故でしょうか?
記憶には背景も大切
人の記憶には、背景も大切なのです。
それは言い換えれば、前後関係とも言えます。
たとえば、どこどこのシーンに出てきたまるまると言う単語が分からなくて調べたと言う前後関係です。
それがあると、その単語の意味が思いだせない時、思いだすとっかかりがたくさん出てくるのです。
だから、記憶に繋がりやすいと言えます。
対して、あとでまとめて調べる時前後関係はどうでしょうか?
分からない単語を順番に調べているだけなので、前後関係は、何も関係性のないものになります。
だから、それを思い出すきっかけが少ないと言えるのです。
それを思い出すきっかけが少ないとなると、やはり記憶にも繋がりづらいのです。
早く調べても覚えなければあまり意味はない
確かに早く調べることができれば、より時間は効率良く使う事が出来るでしょう。
だからたとえば、3時間でここまでいきたいとか言う目標がある場合には、そこまでいけやすくはなります。
でも、たとえそこまでいけたとしても、そこまで進んだ分、何も記憶に定着していなかったらどうでしょうか?
何も記憶に定着していないのであれば、そこまで進んだ意味もあまりなくなってしまいます。
むしろ覚えていないのに進んでしまった分だけ損していると言えるでしょう。
なので、電子辞書で何かを調べる時に大切なのは、スピードや効率よりも、いかにそれを記憶に定着させるかだと言えます。
それを記憶に定着させたいのであれば、前後関係はすごく大切なので、たとえ時間はかかっても、1回1回、分からない単語が出る度に電子辞書を引くようにしましょう。
結果その方が効率よく進んでいけますから。
履歴をちょくちょく確認するようにする
電子辞書を効果的に使って勉強していきたいのであれば、履歴を活用するのがおすすめです。
電子辞書には、まず間違いなく自分が調べた単語を見ることが出来る、履歴のページがあります。
その履歴のページを時折見るようにするのです。
では、なぜそれが効果的な勉強方法になるかわかりますでしょうか?
記憶は忘却の末の再記憶により強固になる
それは、記憶と言うのは、忘却の末の再度の記憶によって強くなると言えるからです。
つまり、一度調べて忘れてしまったことも、こうして履歴を見て、それを覚えているかチェックして、忘れていたら再度覚えなおしてということを繰り返していくうちに、ドンドン強くなっていくのです。
それをするために、履歴を見るのです。
履歴を見れば、必然的に今まで調べた言葉を見ることになるので、簡単にその再記憶の作業が出来るようになります。
だから、履歴を活用するのがおすすめなのです。
毎日するのは非効率的
ただ、それを毎日するのは、非効率的になります。
そうして毎日ソレをしていけば、短期的な記憶力はあがりますが、しばらくしたらその単語などは全て忘れてしまうようになるでしょう。
それではせっかくそれにかけた勉強の時間が勿体なくなります。
だからそうするのではなく、1週間とか2週間に1回くらい、見るようにするのです。
そうすれば忘却と再記憶を繰り返して、次第に強い記憶力を作り出すことが出来るようになるでしょう。
脈略のない言葉も時折見ている
電子辞書を利用した効率的な勉強方法として、脈略のない単語も時折見てみるということが挙げられます。
たとえば、Aで始まる単語を調べたことがあったら、それに近い綴りの単語も調べてみたりするのです。
そうすると、そういう脈略で調べた単語と言うことで、ちょっと他とは毛色が違い、その単語についての記憶がしやすくなります。
そうしてその単語についての記憶がしやすくなれば、その分だけ覚える言葉は多くなります。
だから、効率的に勉強していけると言えるのです。
試験範囲がある勉強では使えない
ただこの勉強方法には、弱点があります。
それが、試験範囲がある勉強ではいまいち役には立たないということです。
たとえばTOEICとか、そういう勉強ではすごく役立つことは間違いありません。
しかし、学校の勉強のような範囲が明確に決まっているシーンでは、こういう風に言葉を覚えたとしても、その言葉がでてくる可能性は極めて低いと言えるのです。
いずれそれが役に立つことはあったとしても、近々でそれが役に立たないのであれば、あまり意味がないと言えるでしょう。
なので、試験範囲がある勉強では、こういう言葉の覚え方は使えません。
普通に試験範囲の中の言葉を覚えていく方が良いでしょう。
調べる際には例文も必ず見る
また、電子辞書を利用して言葉を調べたら、そのまま、そこに書かれている例文も必ず見るようにした方が良いでしょう。
そこに書かれている例文も見るようにしないと、その言葉の意味は覚えることができても、使い方まで覚えることは出来ません。
どんな言葉でも、最終的にモノにできるのは、それを使えるようになってからです。
その言葉単独での意味が分かっても、それの使い方が分からないと、それを使う事は出来ません。
だから、覚えているようで、あまり意味がない覚え方しかできていないと言えるのです。
しっかりとその言葉の使い方を覚えるためには、やはり例文を見ないとなりません。
例文を見て、ここにその言葉が入ってきているから、こう使うのだろうと推測して、ようやく使えるようになるのです。
意味の記憶力も上がる
そうして例文まで見ていくと、全体的な文脈でその言葉を覚えるようになるでしょう。
こういう例文のここで使われているような言葉だから、こういう意味だったなと思いだせるようになるのです。
それはつまり、ここまでに何度も言ってきたような前後関係になります。
だから、例文を見ることはすごく大切です。
電子辞書には、だいたいの場合で例文も収録されているでしょう。
それは何も、なんとなく例文を入れているわけではないのです。
例文ごと覚えてくれた方が、より意味も覚えやすくなるし、実際にその言葉もつかえるようになるからこそ、例文が収録されているのです。
わざわざそこに例文が収録されている意味もしっかりと考えて、活かせるものは全て活かしていくと良いでしょう。
お金を出して電子辞書が手元にきているわけなのですから。
まとめ
電子辞書を利用した勉強方法としては、以上の通りになります。
これらのことを参考にして勉強していけば、よりしっかりと記憶に結びつきやすくなり、より効果的に勉強が出来ると言えるでしょう。
せっかくの電子辞書なのですから、そうしてより活かしていった方が良いに決まっています。
是非活かして、かけたお金を無駄にしないようにしていってください。