どうしてもうまく聞き取れない!リスニング力を高める英語学習のコツってある?
英語を勉強するうえですごく苦手とする人が多いのは、やっぱりリスニングです。
相手が何をしゃべっているかがわからないと会話になりませんし、リスニング力がすごく重要であることは言うまでもありません。
だから鍛えたいと思っている人は多いでしょうが、それでもなかなか身につかないものなのです。
そこでここでは、リスニング力を鍛える英語学習のコツを紹介していきます。
まずは単語力を鍛えること
リスニング力を鍛える上でも、大切なのは単語力、つまり語彙力になります。
単語がわからないと、結局のところ何を言っているのかはよくわかりません。
逆に単語さえわかっていれば、大まかな話の内容は理解できるんです。
たとえば、家電製品で何を買うか悩んでいるという会話をしていたとします。
悩むという単語がわからないとなんの話か絶対にわからないですし、家電製品の単語がわからないと、何と何で悩んでいるのかわかりません。
でも逆に悩むという言葉と、何と何でというところさえ把握できれば、そこからこういうことを言っているのだと推測できるようになります。
だから、単語力というのは実はリスニング力を鍛える上ですごく大切なものなのです。
単語力はどうやって鍛えればいいのか
でも、いざ単語力を鍛えようと思っても、その単語力を鍛える英語学習のやり方が良くわからないという方もいるでしょう。
単語力は、たしかに単語の本を読んでいるだけでも覚えることができます。
でもそうして覚えていくよりも、たとえば英語のニュースサイトを見たり英語のツイッターなどを見るようにして、そこからわからない単語を抽出して覚えていくほうが良いです。
そうすることによって、前後の文脈があるので、より単語にストーリー性を持たせることができるようになります。
単語にストーリー性を持たせてあげると、そのおかげで記憶にひっかかるところが増えていきます。
そうして、より単語を覚えやすくなるんです。
また、そういうところで目にする単語は、基本的に良く使われる単語になります。
すべての単語を覚えるのは、やっぱり現実的ではないです。
だからこうしてよく使われる単語から学習していくのが理想なんです。
ツイッターやニュースサイトであればより今の時代によく使われる単語が学べますし、おすすめの学習方法です。
とにかく英語に触れることが大切
また、リスニング力を鍛えるためには、とにかく英語に触れることが大切になります。
英語に触れないと、当然ながら音を覚えることがありません。
大切なのは音の響きを覚えること。
たとえば、I have a penという言葉がある際、日本人はだいたいアイハヴアペンといいますよね。
でもこれは音にするとまず確実にアイハバペンです。
このくらい単純な例文であれば、言うまでもありませんが、現実の会話の中ではこれがもっと長いレベルで起こります。
だから、とにかくその省略系の音になれることが必要になるんです。
それになれるためには、たくさんの英語に触れるしかありません。
ラジオを聴いたりYouTubeを見たり
では、どうすればたくさんの英語に触れることができるでしょうか?
今の時代は、英語に触れること自体は決して難しいことではありません。
例えばYouTubeを見れば、世界中の人が配信していますから、英語圏の人の配信を見て英語を学ぶことができます。
あるいは、ラジオなどでも英語の放送はあります。
それを聞けば、自然と英語が耳に入るようになります。
もちろん海外ドラマを見るのでも、洋画を見るのでもよいです。
ただこの場合には字幕があるので、ついつい字幕に集中してしまって英語をあまり聞かなくなることがあります。
それには注意が必要ですが、このようにいくらでも英語を聞く機会を増やす方法はあります。
だからこのようにして、少しずつでも英語が耳に入るようにしむけていってください。
自分で英語をたくさん発音する
リスニング力を鍛えるには、音を覚えることが大切だといいました。
その音を覚えるための方法が、もう一つあります。
それが、自分で発音することです。
自分で発音をしてみると、口からもその音を覚えることができるようになります。
だから、より一層その言葉が耳で聞き取りやすくなるんです。
なので、日々自分で発音してみることも大切です。
そうして自分で発音していくことで、英語表現の方法を覚えることにもつながりますし、発音が良くなるという利点もあります。
非常にメリットの多い学習方法なんです。
単語を覚える際に例文を発音する
自分で発音するというのはやはり、単語を覚える時がベストです。
単語を覚えるときに、調べて出てきた例文を一緒に発音するんです。
本来単語を覚えるときには、単語の発音しかしない人が多いかもしれません。
そのほうが早く次の単語にすすめますから、そうしてしまうのはわかります。
でも、それでは全然覚えることができません。
音はもちろん単語の意味すらも覚えづらいです。
対して例文ごと覚えるようにしていけば、先に挙げてきたようにストーリー性を持たせることができるのですごく覚えやすくなります。
だから、多少一つの単語の発音を覚えるのに時間がかかったとしても、単語は例文で覚えるのがおすすめです。
いろいろな人の発音を聞くこと
もう一つ、リスニング力を鍛える英語学習のコツがあります。
それが、いろいろな人の発音を聞くということです。
発音には、人それぞれいろいろなクセがあります。
それは、日本語だって同じですよね。
東京の人と大阪の人、福岡の人と沖縄の人ではそれぞれ同じ日本語でも全然発音が違うことがあります。
当然それは英語でも起こりえるんです。
東京の人の発音だけ聞き取れても、それとは違うイントネーションになると急に聞き取れなくなったとしたら、リスニング力が鍛えられていることにはなりません。
実世界で活用できないと意味がないですから。
なので、リスニング力を鍛える際には、本当にいろいろな地域の人の英語を聞くべきなのです。
英語圏の人の英語である必要はある
ただそうして耳になじませる英語は、英語圏の人の英語である必要はあります。
ヨーロッパの人であれば、大体英語は話せます。
でもそれは母国語ではない場合がほとんどです。
だから音もちょっと違ければ、話すスピードもちょっと違うことがあるんです。
それではあまり意味がありません。
なので、聞くべきは英語圏の人の中での違う人の発音です。
たとえばアメリカ人、イギリス人、そしてカナダ人など。
それらの国の中にも、当然英語の音の違いはありますから、ただ国を変えるだけではなく、その国の人の中でも、いろいろな人の音を聞くのが一番おすすめです。
北部の人、南部の人、東部の人、西部の人など。
あるいは地域でうまく分けることができなかったとしても、発音には個人差がありますから、とにかく人を分けることはかかせません。
そうしているうちに、次第にどの国、あるいはどの地域ではこの音をこんな風に発音するということがわかってきます。
そこまでわかるようになれば、耳はかなり英語に慣れている状態になりますね。
結果、リスニング力はかなり高くなっているはずです。
まとめ
リスニング力を鍛える英語学習のコツは、平たく言えば、単語力を鍛えつつたくさんの英語に触れて耳を音に慣れさせるということになります。
当然これらのコツを駆使しても、一朝一夕でリスニング力が上がるということはありません。
だからこれらのことは、コツコツコツコツ継続していかないとならないんです。
うまく時間を作って、継続的に勉強していってください。