どうやって選べば失敗しない?高校生に最適な電子辞書の選び方と注意すべきポイントとは
辞書を片手に調べ物といったスタイルは、今はもう昔の話。
現代の高校生にとって、より勉強を捗らせる便利な方法として電子辞書が欠かせなくなりました。
では、高校生にお奨めの電子辞書って、どうやって選べばいいのでしょうか?
選び方のポイントや実際に購入する際に注意しておきたい点などについて詳しくご紹介します。
これらをしっかりと守れば、失敗しないベストな選び方が必ず実践できます。
ユーザーに特化した電子辞書が現代の定番
ユーザー区分毎に違う機能と特徴
電子辞書といえば、国語辞典や英和辞典など様々な文献や辞書が1つのツールに詰め込まれた便利な機械という印象が一般的で、内蔵されている辞書や文献の種類や数によって、その電子辞書の性能やランクが決定づけられています。
ところが、最近発売されている最新式の電子辞書では、実際にその機械を利用するユーザーの職業や年代に併せたきめ細やかな性能区分が施されている為、実際に電子辞書が必要となり購入する際には、この区分に併せた選び方を実践する必要があります。
電子辞書に儲けられている区分としては、仕事に従事する社会人やビジネスマンを対象とした区分をはじめ、大学受験や高校受験を控えた高校生や中学生などジュニア世代を対象とした物、就職活動や留学などより広い活動を視野に収める大学生や大学院生向けの更に高度な知識を併せ持つ物などがあります。
このことから、高校生世代の方に特におすすめなのが、高校生や大学受験を対象に作られた電子辞書ということになります。
リスニングなど受験に特化した機能が豊富
では、高校生向けに販売されている電子辞書は、ビジネスマンや大学生を対象とした電子辞書と比較してどのような違いがあるのでしょうか?
まず、高校生向けに特化している電子辞書最大の特徴が、センター試験を初めとした大学受験対策に対応しているという点です。
大学受験では、知識が求められる筆記試験と共に、最近では英語の試験でヒアリングやスピーキングを求める問題が出題されるなど、時代に合わせた様々な変化を見せています。
電子辞書もこうした変化に柔軟に対応しており、これまでは表示するだけだった機能から、電子辞書自体が会話したりヒアリングを行い成否を判断する能動的な機能を多数搭載するようになっているので、1人ではどうしてもチェックしづらい発音やスピーキング能力について電子辞書を通じた判断が行えるというメリットがあります。
このほかにも、大学入学試験で頻繁に出題されている問題を中心とした受験問題集を初めから搭載した電子辞書もあるなど、これから受験を控える高校生におすすめの機能が満載で、これは他の区分で販売されている電子辞書にはない機能でもあることから、高校生の方のベストバイとなるでしょう。
搭載されている機能の豊富さで選ぼう!
辞書数が多い物ほどおすすめ
電子辞書というツールでは、実際に電子辞書無いに搭載されている機能の豊富さによって機種毎のランクや価値に違いがあると思って間違いなく、電子辞書にも、当然ながら価格に応じた性能差があらかじめ設けられており、これは高校生におすすめとして販売されているような電子辞書も例外ではありません。
一般的な電子辞書の場合、英語関係、国語関係で各2冊程度の辞書機能が搭載されているほか、広辞苑など一般常識や日常会話で用いられている単語を調べる為に用いられる辞書機能などがいくつか搭載されていますが、高校生向けに販売されている電子辞書では、特に学業の面で頻繁に用いる可能性が高い英語系や国語系で、英和辞典や国語辞典だけでなく和英辞典や英英辞典、反対語辞典など用途に応じた多岐にわたる辞書が豊富に搭載されており、様々な視点から勉強に用いることができるようになっています。
この違いは、電子辞書の販売価格に応じているので、より高度な機能を求めている方には高級機がおすすめです。
基本的な機能なら廉価機でも十二分
電子辞書も他の機械と同様に、価格が高級になるほど機能もより充実するようになっており、価格が安くなるほど付加価値となるような機能が省かれていたり、実際に搭載されている辞書機能自体にある程度の制限が設けられているのが一般的です。
ただし、価格が割安に設定されているいわゆる廉価機と呼ばれる電子辞書も、基本的な機能自体は上位機と比べて遜色ない形で作られているので、例えば国語辞典や英和辞典、和英辞典や広辞苑など基本的な辞書の機能だけで十分といった方には、割安な価格で購入できる廉価機でも十二分に活躍してくれるでしょう。
あくまでも、価格による機能の違いは付加価値の部分に大きなウェイトが占められているので、付加価値の部分が実際に利用する方にとって本当に有益な内容となっているかをしっかりと確認した上で選ぶのも、賢い選び方の1つといえます。
便利な充電式と長時間利用可能な電池式
電子辞書はその名の通り、電力を用いることによって初めて利用する事ができる電子機器です。
このため、実際に電子辞書を利用するためには、その利用に必要な分だけの電力をあらかじめ確保する必要があり、これが行われていないと、どれだけ高級な機種を購入したとしても利用する事ができません。
現在販売されている高校生を対象とした電子辞書では、充電式と乾電池式の2つの種類に大別される形で各機種が販売されていて、それぞれの方式にはメリットとデメリットが内在しています。
例えば充電式の場合、スマートフォンなどと同様、電子辞書の中に充電式のバッテリーが搭載されているので、利用前の前段階でバッテリーに充電を行っておく必要があります。
一方、乾電池式の場合、電力が十分に保持されている乾電池をあらかじめ用意する必要がある点がデメリットとなりやすい反面、場所を問わず乾電池さえ用意しておけばほぼ無限に利用し続けられる長時間利用に対応している点がメリットとなり、電池交換が容易に行えず常に充電を必要とする充電式にとって、この点がデメリットに当たります。
特に、自宅だけで無く学校や図書館など外部に持ち出しての利用が頻繁な高校生の方にとって、電子辞書の電池の持続時間は生命線といっても過言ではなく、この点でどちらの方式が利用環境にマッチしているのをしっかりと確認しておく必要があります。
必要な入力方式と機能で選ぼう
従来までの電子辞書では、ABCタイプやパソコンのキーボードでもおなじみのQWERTYタイプのキーボードが搭載された物が多く、これを使った直接入力を行うというスタイルが一般的でしたが、現在販売されている電子辞書には、これまでの入力スタイルに加え、音声入力や手書き入力などの新しい入力機能のほか、高級機を対象にスマホなどでおなじみの液晶タッチ入力式の高度な機能が搭載されるなど、より高い利便性が確保されています。
ただし、より高度な入力機能が搭載されている機種ほど価格も必然的に高くなる傾向があるので、闇雲に高級機を買えば良いというわけではありません。
特に、ご自身の利用環境に本当に必要な機能かどうかをしっかりと吟味して選ぶのが賢い選び方となるほか、より高度な入力機能が搭載されている機種ほど複雑な設計に基づいた製造が行われているという事実に繋がり、故障の可能性や故障時の修理コストの増大などのデメリットの可能性も十分に考えられます。
こういった要素を事前に理解した上で、本当に必要な機能だけを搭載しているかどうかで選ぶのも、賢い選び方といえるでしょう。
まとめ
時代と共により高度な機能や特色を併せ持つようになった電子辞書は、様々な知識や下調べが求められる高校生の方にとって、もはや必須のツールの1つと言えるでしょう。
様々な機能を持つ製品が各社から販売されている中、全ての機能をしっかり活用できるかどうか?
求めている要素に合致した電子辞書であるかどうか?
など、様々なポイントを重視した選び方を行うだけで、高額な費用に見合った満足感を必ず与えてくれます。
せっかく高いお金を払って購入するのだからこそ、後々まで後悔しない選び方を実践してください。