エクスワードで見る、電子辞書の高校生モデルとビジネスモデルの違いとは?
中学生や高校生の方にとっての必須アイテムである電子辞書ですが、みなさんはどんな基準で選ばれているのでしょうか?
数万円する電子辞書ですから、やはり失敗したくないと思いますし、できるだけ長く使いたいと思って決めかねている方も多いのではないでしょうか?
そんな電子辞書の違いについて、今回はエクスワードを例に考えてみたいと思います。
カシオの電子辞書「エクスワード」とは?
カシオが販売している電子辞書「エクスワード」は、2004年から13年連続で販売台数NO.1と言うくらい、多くの方に選ばれている電子辞書です。
また、今電子辞書の購入を検討されている方も、候補として検討されている方が多いのではないでしょうか?
ただ、エクスワードには本当にたくさんのラインナップがあります。
小学生、中学生、高校生、大学生、一般、シニア、プロフェッショナルなど年齢に応じた商品が展開されているので、分かりやすいとは思うのですが、実際にどのくらい違うのでしょうか?
今回は、2017年1月に発売された新モデルの中から、高校生モデルのXD-G4800とビジネスモデルのXD-G8000を比較してみたいと思います。
カラーバリエーション
まずカラーバリエーションですが、高校生モデルは、ホワイト、ブラック、ライトピンク、ビビットピンク、ブルーの5色展開です。
エクスワードの中でも一番カラーバリエーションが多いのがこちらのモデルになります。
やはり、高校生くらいになると好みも別れてきます。
見た目もやっぱり大切と思われる年齢ですし、気に入ったものに囲まれて勉強していると言う事がテンションにも大きく関係してくるのではないかと思います。
逆に、ビジネスモデルはシャンパンゴールド、ブラック、レッドの3色展開です。
落ちついた色なので、高校生モデルと比べるとやはり大人な印象になります。
やはり、ビジネスで使われる方の場合、あまり可愛いすぎる色は見た目にもマイナスの印象を与える場合もあると思います。
その点、この3色なら「仕事ができる人」を印象付ける手助けをしてくれそうです。
機能や仕様は?
画面サイズは5.3型のタッチパネルです。
TFTカラー液晶を使用しているので、とても綺麗です。
キーボードの配列や文字の入力方法についても、キーボード入力の他に、手書き入力やソフトキーでの入力が可能です。
同じエクスワード同士なので当たり前かもしれませんが、 基本的な仕様や機能については同じです。
ただ、収録コンテンツに違いがあるようなので、次で比べてみたいと思います。
日本語コンテンツ
「広辞苑 第六版」や「明鏡国語辞典 第二版」など一般的に多く使われる辞書については、どちらのモデルも収録されていますが、日本語コンテンツについては、ビジネスモデルが16コンテンツ、高校生モデルが13コンテンツと、若干ではありますが、ビジネスモデルの方が多いです。
例えば「大修館 全訳古語辞典」や「日本語コロケーション辞典」や「使い方の分かる類語例解辞典」などはビジネスや普段の生活でも役立ちそうなコンテンツです。
勉強のためだけではなく、豆知識的要素も含んでいるのがビジネスモデルの特徴です。
英語系コンテンツ
次に英語系コンテンツは、高校生モデル11コンテンツ、ビジネスモデル5コンテンツです。
高校生モデルには「オックスフォード現代英英辞典(第9版)」などベーシックな辞書以外に、コラムや英作文のプロセス表示など英語力を高める工夫がされている「オーレックス和英辞典 新装版」など、さらに一歩踏み込んだ学習が期待できるコンテンツが収録されています。
これだけのコンテンツがあれば、心強いですね。
英会話・トラベルコンテンツ
ビジネスモデル55コンテンツ、高校生モデル67コンテンツです。
どちらもビジネスや旅行で使える英会話のコンテンツが豊富に収録されていますが、高校生モデルには、さらに「キクタン」や「ユメタン」と言った、高校での勉強や入試に向けた勉強のためのコンテンツがさらに充実しています。
ビジネスモデルでも十分だと思いますが、高校生モデルには、さらに「覚えやすさ」「勉強のしやすさ」が追加されているように思います。
学習コンテンツ
ビジネスモデルは10コンテンツ、高校生モデルは51コンテンツとかなりの違いがあります。
その理由は、高校生モデルには英検などの他に、6教科14科目に対応しているので、高校3年間を通じてサポートしてくれるだけでなく、センター試験6教科にも対応した内容となっているからです。
「高校数学解法事典 第九版」や「COCET2600 理工系学生のための必修英単語2600」、「旺文社生物事典」などは高校生モデルならではのコンテンツとなっています。
実務・情報コンテンツ
実務・情報コンテンツは、ビジネスモデルのみで、高校生モデルには収録されていません。
このコンテンツには「経済・ビジネス基本用語4000語辞典」や「広告用語辞典(第4版)」などビジネスで使えるコンテンツが収録されているので、ビジネスモデルの特徴とも言えます。
ただ、ビジネスマンの方だけでなく、主婦の方など仕事をされていない方でも、知っていていると視野が広がるのではないでしょうか。
生活・実用コンテンツ
ビジネスモデルは45コンテンツ、高校生モデルは10コンテンツとこちらもかなりの違いがあります。
ビジネスモデルでは、「ブリタニカ国際大百科事典 小項目電子辞書版」から「里山の植物ハンドブック 身近な野草と樹木」、「家族みんなのバランスごはん [デジタル増補版]」、「ビジュアル・ワイド 日本名城百選」など見ているだけで楽しくなりそうなコンテンツが沢山収録されています。
さらに「座ってもできる 立ってもできる ラジオ体操 第1」も収録されているので、仕事の合間にリフレッシュもできそうですね。
高校生モデルはコンテンツ数は少ないですが、「脳鍛アプリ 英単語リスニングクロスワード」や「問題な日本語」などが収録されており、こちらも楽しみながら学習ができそうです。
その他
その他、エクスワードに共通して収録されているコンテンツになりますが、「日本文学2,000作品」、「世界文学1,000作品」、「クラシック名曲2000フレーズ」があります。
やはり、調べるだけでは飽きてしまいがちですが、こう言った作品が入っていると、わざわざ本を持ち歩く必要がないのでコンパクトですし、気分転換にもなるのでおすすめです。
日本文学と世界文学あわせて3000作品と普通の方ならすぐには読み切れないほどの作品が収録されているので、満足度も十分です。
また、目を使いすぎた時に嬉しいのが、音楽を聴けるという事です。
普段ロックやポップを聴かれる方でも、たまにはクラシックを聴き、心を落ち着ける事で、また違う世界が広がるのではないでしょうか?
高校生モデルとビジネスモデルの違いは?
収録コンテンツから比較をしましたが、やはり、読んで字の如く、高校生モデルは高校生活をする上で必要な学力を養うためのサポートをしてくれる仕様になっています。
色も大人っぽいのが好きな方と、可愛いのが好きな方両方のニーズに応えています。
国語や英語以外の授業でも使えるのも嬉しいですよね。
反対にビジネスモデルは、仕事や生活で一番使う国語と英語を中心に、構成されています。
また、生きていく上で知りたい情報が多いので、このビジネスモデルが1台あれば、かなり家もスッキリするのではないでしょうか?
幅広い年齢の方に使っていただける1台だと思います。
まとめ
高校生モデルとビジネスモデルではかなりの違いがある事がわかりました。
そのため、年齢に応じたモデルを使う事でより効率よく、深く学ぶ事ができるのだと思います。
中学生や高校生の方で、電子辞書を検討されている方は、やはり高校生モデルがおすすめだと思います。
ただ、人それぞれの使い方はあると思いますが、今一度、「何に重きをおくか」と言う事を考えられて電子辞書を選んでいただきたいと思います。
そうすれば、きっとその方にとって、プラスになるのではないかと思います。