スマホもPCも便利だけれど電子辞書のシンプルな役立ち機能はピカイチです

シャープ 音声コンテンツ搭載・タイプライターキー配列電子辞書 カシスレッド PW-AM700-R

普段の生活で辞書を使うことは、正直滅多にありません。

お仕事関係で勿論必要になる方も多いでしょうし、専業主婦の皆さんでも手書きの文章を書く時など、あれあの漢字はどうだっけと言うように使うこともあると思います。

まあそれでも、手書きの書類や手紙の減った昨今、辞書の出番はぐっと減ってきたのも事実です。

なにしろPCで調べればすぐですし、また打ち込んで終わってしまうことが多くなりましたので、必要性が激減しました。

それでもなおかつ電子辞書は、しっかりと私の中での出番を確保しています。

実は机の引き出しの中で常時待機中

私も御多分に漏れず、PC頼りで近頃は辞書を手にすることも減ったのですが、実は結構使い込んだ電子辞書が机の引き出しに入っているのです。

これのおかげで、まだPCがそれほど普及していなかった頃、本当に助けてもらっていました。

英語にしろ国語にしろ、これ1台で調べられるという便利さは、私のようなアなログ世代には当時本当に驚愕すべきものでした。

勿論今でも、ちょっとした旅行の時は机の引き出しからバッグへ移動している、古き良きカシオの電子辞書です。

最初の購入は随分と昔でした

海外生活が長かった頃、英和辞典と和英辞典は手元から離せない2冊の辞書でした。

ただし最初に私の持っていた辞書は主に英語のものでした。

言い方を変えますと、英国の英語をメインにしたものでした。

しかし私の滞在先はアメリカでしたので、どうしても最初に持って行った辞書では充分に訳することが出来なかったのです。

仕方がないので、出来るだけアメリカ英語寄りの辞書を買い足したりしていましたら、なし崩しに辞書の数が増えて行ってしまったのです。

そんな時、たまたま里帰りして出会った友人から、電子辞書の便利さを聞いたのです。

今のモデルに比べれば容量も少なくサイズは大きかったけれど

まだPCは特別な時代で、そろそろワードプロセッサーが普及し始めたという昔ですので、電子辞書も種類は少なかったのです。

家電量販店であれこれ探してみたのですが、時計などでおなじみのカシオの電子辞書に決めました。

当時としては、かなり大きな容量の情報が入っていたので、これなら今持っている紙の辞書を全部カバー出来るだろうと踏んでのことでした。

現在の物の様に凄く軽くてコンパクト、というわけにはいきませんでしたが、これで紙の辞書4冊分カバーできると思えば軽い物でした。

お値段も、結構しましたが投資の一環と言う事で根性入れて購入したのです。

まず本棚に空きが出来ました

里帰りから戻って、紙の辞書を本棚から出してみたらかなりの空きスペースが出来ました。

まあこれだけで充分に目的は果たした、と言っていいでしょう。

まだ電子書籍なども無い時代でしたので、本好きの私としては出来るだけ本棚に読みたい本を多く入れておきたかったのです。

このおかげで、積み上げておいた本の高さが少しだけ低くなったので、それだけでも満足したものです。

そして重い辞書たちは、クローゼットに移動しました。

情報量が違うので驚いた

最初は使い慣れるまでに時間もかかりましたので、これなら普通の辞書を使った方が早いと思ったことも何度もありました。

それでも何度も使用しているうちに、使い勝手も良くなって便利になっていきました。

そうなって見ると、普通の辞書に比べての情報量の多さと、調べた時の表示の素早さなど比べ物にならなくなっていきました。

この小さな箱に、どうやってこれだけの情報が入っているのだろうと、本当に不思議に思ったものです。

英和、和英、国語、漢字、普段使うのはこれくらいだったのですが、それが1つにまとまっているというのはちょっと驚きの世界でした。

何と言っても、広辞苑が丸ごと入っているというのは、信じられない世界でもありましたね。

些細なことだけれどこれはありがたかった機能

実は当時すでに少々、細かい字が読みづらくなってきていた年齢でした。

加えて子供の頃からの近眼も加わって、細かい字は本当に読みにくくなってきていたのです。

でも普通の辞書は勿論、字が非常に小さく読みづらくなる一方でしたから、このままだと拡大鏡が必要になってしまうかもと思い始めていたのです。

がしかし、電子辞書のおかげでその問題もクリア出来ました。

画面の字のサイズが調節できるというのは、本当にありがたくも助かる機能でした。

今やPCなどでは当たり前の機能の文字サイズ調節、あの当時はかなり新鮮な機能だったことも事実です。

視力に自信の無い人には、本当におすすめだなと思ったりしました。

PCが普及してきた頃

この後はあっという間のPCとネットの普及で、電子辞書も出番がなくなるかと思ったのですが、そうはなりませんでした。

と言うのも、タブレットやスマホの普及やPCの軽量化までにはまだ、少し時間がかかったからです。

今の物よりずっと重いPCを旅行などの時に持ち運ぶのは、問題外でした。

移動の多い旅行にはやはり、電子辞書が一番でしたので常に持ち歩いていたものです。

現在でもスマホなどだと通信電波が出てしまいますが、電子辞書ならその心配もないので安心して移動中に使えるというのは、やはり便利だと思うのです。

海外から引き揚げてきた後

海外滞在が終わって引き上げてきた時、もう電子辞書はお役御免なのかと少し寂しくなったのですが、そんなことはありませんでした。

メールの普及とともに手書きの書類などは減りましたが、だからこそ手書きの手紙とか推薦状などは珍重されるようになっていました。

私も仕事の関係で、アメリカやイギリスなどに行く人に、何通か推薦状を書いたものですが、そんな時にやはり役に立ってくれたのが電子辞書でした。

一々立ち上げなくてはいけないPCに比べて、電子辞書なら電源を入れればすぐに調べられるというのは、とてもありがたいことですね。

勿論今持っているのは何代目かの電子辞書です

初代の電子辞書は当時は随分と活躍してくれましたが、やはり情報量の差で2代目に席を譲り現在机の引き出しに入っているのは、3代目の電子辞書です。

値段もサイズも重さも容量も、初代とは比べ物にならないほど充実した機能を誇ってくれています。

残念ながらそれだけの機能があっても、あまり使いこなせていないと言うか、使う機会が減ってしまっている現状なのがちょっと寂しいですね。

とは言え今でも、時に海外の友人に手紙やカードを出す時には、電子辞書は欠かせない一品です。

スマホならもっと快適だという声もありますが

外部で使えるミニPCでしかもネット接続楽々の、あらゆる機能を搭載したスマホならもっと快適に辞書だけでなく使えるのに、と言われたりもしています。

でもこう言ってはなんですが、辞書でも何でも専用機と言うものはその専門の情報に一番強いと言う事ですし、構造が単純な分故障も少ないのです。

アナログ人間の癖とでも言いましょうか、あまりに多くの掛け持ち機能を持っている機体には、あまり信用が置けない気がしてならないのです。

なのでやはり、出かける時には電子辞書をバッグに入れてと言うのが、今でも変わらない旅行スタイルなのです。

カシオの電子辞書にしたわけは

カシオ 電子辞書 エクスワード プロフェッショナルモデル XD-Y20000 コンテンツ200

電子辞書を最初に発売したのはシャープだと聞いていますが、カシオを選んだのは正直単なるイメージからでしょうか。

シャープと言うと何となく家電のイメージが強く、カシオだと精密機器のイメージが大きかったのが、その時に感じた感覚だったのです。

まあ要は単に、気分で決めただけです。

その後メーカーの変更がなしと言うのは、勿論カシオの電子辞書に満足していたからでもありますし、故障もなく活躍していてくれるからでもあります。

でも何と言っても、他のメーカーにした場合に使い勝手が変わると面相だと言う、怠け心があるからですね。

PCでもそうですが、キーボードの位置も機体によって微妙に違います。

さっと単語を調べたい時など打ち込みミスは避けたい早く打ち込みたい、そんな一念で調べものをしますので、同じメーカーの物を使用しているわけです。

まとめ

結構長い電子辞書利用歴ですが、それでも時にはPC以上に活躍もしてくれます。

今では勿論色々な機能満載の機体も出ていますし、最初に使い始めた時とは比べ物にならないほどの高機能を誇る機体もあるようです。

アナログ人間としてはそんな凄い機体はさすがに使いこなせませんので、何時も一番単純な物をと店のスタッフさんに頼んで見せてもらっていました。

この3代目もそろそろ疲れてきたようですので、4代目をどうしようか悩む昨今です。

でも電子辞書の便利さを知った現在、使わないという選択肢だけはありません。