初めてのTOEICテストで930点をとった完全独学の英語学習法とは

TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編

皆さんは、TOEICテストを受ける前どんな学習法をしていますか?

TOEICテストの日本人の平均点は、580点ほどと言われています。

点数が高いのは、やはり英語学習現役の大学生という結果が出ています。

そんななか、30代前半、育児・家事・仕事にと忙しい私がどうやって930点を独学のみで取ることができたのかをご紹介したいと思います。

TOEICテストの受験に際して行った独自の英語学習法

日本ではかなりメジャーな公式な英語試験であるTOEICですが、そもそもTOEICを受験してハイスコアをとるためには、どのようなことが必要なのでしょうか。

TOEICに特化した講習に行く人もいれば、オンライン学習や、テキストセットを購入して対策を行う人もいるでしょう。

しかし、私は完全独学でした。

その理由とは、人に習うのが苦手であること、決められたやり方に沿って何かを行うのが苦手なことなどがあります。

何かを学習するとき、私は自分の特性をよく理解することで、何をどうすればよいのかを効率的に考え、実施するのができることを知っていました。

まずは、自分の英語力と英語に対する特性を知る

私は、社会人になって初めてTOEICテストを受験しました。

そのため、受験を決めるまでは、TOEICの概要や意図を全く知らなかったのです。

TOEICの受験を決めてまず行ったのは模試を解くことでした。

まずは、自分の今のスコアがどの程度なのかを知るためです。

英語はもともと特別得意な科目であり、基礎的な知識はありました。

模試では実際のTOEICテストと採点の方法が異なるため、正確な点数とは言えませんが、初めて買った公式の模試本では740点前後をスコアしました。

平均点から考えればまあまあな結果ではありましたが、満点が990点なのに740点では満足がいかないという考えがありました。

私の場合、基礎的な文法力と語彙力はあったものの、基礎の英文法に対する応用力が不足しており、リスニングでは苦手な発音の国がありました。

これが模試を初めて解いてみて、自分を分析した結果です。

帰国子女でもない限り、皆さんそれぞれ英語には苦手な部分があると思います。

まずは自己分析をして、自分の英語力を知り、無駄を省いた効率の良い学習方法を見つけることをおすすめします。

模試をひたすら解いてみる

私の場合、とにかくTOEICが初めてで、右も左もわからない状態から始めたので、ひたすら模試を解き、TOEICの特性をつかむ訓練をしました。

TOEICには、少なからず独自の出題の傾向があり、高得点をスコアするためには、英語力は当然ですが、TOEICを知り、TOEICの戦略に勝つのも必要な事だと気づきました。

私は最終的に公式・非公式合わせておよそ30冊の模試本を解いて本番に臨んでいます。

それぞれの模試は当然、出題される問題は違いますが、多数の模試を解けば解くほど、TOEICの頻出語彙や、出題傾向が見えてくるものです。

参考書で日本語の解説を読み、英語のしくみを習得するのが得意な人もいれば、自習ではなかなか集中できないので、講習会や、英語教室などで、人に教えてもらうのが効率的な人もいるとは思います。

私の場合は、英語は英語で学ぶスタイルが一番しっくりきました。

なので、参考書は使っていません。

ひたすら様々なTOEICの模試を繰り返し、回答ページにある日本語解説もほぼ読ますに、文字通り、「英語づけ」にしたわけです。

英語づけすることにより、リスニングに苦手は自然と解消され、長文に慣れることができました。

TOEICの学習を通してわかった英語の仕組みとは

どんな学習もそうですが、繰り返す根気はかなり必要になります。

なにせ、TOEIC900点以上はネイティブレベルと言われているのですから。

(実際は900点を取得してもネイティブには程遠いですが、、)しかし、私はTOEICのための英語学習を通して、英語は世界共通語とされているように、比較的簡単な言語であると感じました。

英語の構造を知り応用をきかすだけでTOEICは乗りきれる

英文の構造や語彙は日本語に比べるとはるかに単純で、数も少ないと思います。

日本語と英語以外はまったくわからないので、この二つの言語の比較しかできませんが、、。

基本の文法は高校生卒業までに習います。

そこにいかに応用をきかせられるかで、英語のできる・できない、の差が生まれてきます。

英語の基本は、1節に主語・述語(本動詞)は一つずつしかないということです。

1節が10行あろうと条件は同じです。

しかし、1節が10行もあったら、主語や述語っぽいものは沢山文中に混ざりこんでいます。

どれが本当の主語・述語かを見分ける力がここで言う「応用力」です。

  • I have a pen.

も1節ですが、主語(I)と述語(have)は一瞬でわかりますね。

もしこの短い節が10行などの長い1節になるならば、この文の周りや隙間や前後に大量の修飾語や修飾文が付くのです。

そこには、動詞っぽい形をした分詞や動名詞や、なんやかんやが付いてしまうので長文をさらっと一発で読めない、、という事態が起きます。

英文を読もうとするときは、まず本当の主語・述語を探しましょう。

真の主語・述語を意識するだけで、読解力はぐんと伸びていくはずです。

TOEICのリスニングの傾向とは

TOEICのリスニングはリーディングより点数が取りやすいことは有名です。

TOEICの受験をしたことがある人は大抵リスニングの方が点数が高かったのではないでしょうか。

それは、リスニングの方がはるかに簡単な語彙や文法を用いていて、採点も甘めになっているからです。

合計スコアが平均点くらいの人だとリスニングのほうが100点も高かった、というのはよくあることで、スコアが高くなるにつれ、リスニングとリーディングの差が縮まっていく傾向にあります。

リスニングを伸ばすには色々な国の英語の特性を知ること

私は、TOEICの学習を始めるとき、模試でおよそ740点の実力がありました。

その時は明らかにリスニングがダメで、リーディングよりも100点近く低かったのです。

それは、アメリカ英語に慣れていたため、イギリス英語の聞き取りが極端にできなかったためでした。

ひたすら英語のみでTOEIC対策をしてきたというのは、当然リスニングも同様です。

上品と言われているイギリス英語ですが、上品ゆえ、アメリカ英語のようなリンキングがなくすらすらと入ってこない、、言い方を変えれば、ブチブチと切れるように聞こえるのが苦手でした。

単語の発音もアメリカとは違うものが多く、「R」の音が落ちるのも聞き取りにくい原因でした。

その他、オーストラリアもイギリス英語が基本なため、アメリカ人以外が話し出すとすぐに苦手反応が出るほどでした。

しかし、リーディングの難解とも思われる仕組みよりも、音というのは「慣れる」という傾向があるのか、繰り返し聞くことで、イギリス発音への「苦手」は、早い段階で解消されました。

イギリス人の発音を克服したことで100点近いリスニングのスコアの伸びがみられました。

やはり、リスニングもリーディングと同様で、基本は、自分の英語に対する苦手・得意を認識して、それに特化した学習をすることが必要でしょう。

これからTOEICテストを受験する人におすすめしたい学習方法

いままで述べてきたのは、私独自の学習方法で、必ずしも万人に効果的とは言えないでしょう。

TOEIC対策は、通信学習や英語教室に通うでも、個人に合った方法で行えばいいのです。

しかし、少しでも高いスコアを目指すなら、すきま時間の活用や自己学習は必須です。

TOEICのリスニング問題を移動中に聞くや、単語帳を持ち歩く、スマホのアプリでの学習ももちろん無駄にはなりませんが、私は、特に語彙に力を入れました。

英語の文法のしくみは、単純であり応用で乗り切れると先に述べましたが、語彙は正直、果てしなくあります。

TOEIC頻出は大抵パターンがあり、皆さんも「TOEIC頻出単語帳」など持っているでしょう。

しかし、900点を目標にしたとき、頻出単語の全暗記をしたとしてもそれだけでは足りないのです。

TOEICのリーディングのパートはとにかく時間が足りないと言われているように、最後までしっかり読み、理解して解くことは900点レベルないと無理と言われてます。

パート7では、聞いたこともないような単語がちらほら出てきます。

まったく知らない単語があると、長文を一発で早く読むのに支障がでてしまうのです。

少しでも聞いたことがあれば、文脈で推測できます。

なので、頻出単語と言われていない難しい単語でも、進んで吸収する努力をしました。

語彙を効率よく覚えるには

単語帳を単に眺めても、英単語を身につけるのはなかなか難しいことです。

当然100回繰り返し読めば覚えるかもしれませんが、短期間で、しかも一時的に覚えるのではなく、しっかり身につけるには、覚えたい単語を使い、簡単な1節を自作することです。

たとえば、頻出単語ではありませんが、少し難しめな語彙で、、、

  • lucrative

意味は 儲かる・利益の出る などです。

1節作ってみます。

  • I want to be a lucrative post.
  • 儲かる地位に付きたいなぁ、、

自分の願望・状態・過去など親しみのもてる1節にして、トイレにでも貼っておけば、あっさり覚えてしまうものです。

語彙は、工夫で乗り切りましょう。

まとめ

こんなかんじの完全独学法で、一発930点をとることができました。

正直、初のTOEICテストの感想は、リーディングは模試よりかなり簡単でした。

問題や長文の内容が得意分野に偏ってくれていたのかもしれません。

リスニングは、自己学習時にイヤホンのみで聞いてきたので、スピーカーでも聞く練習をすべきでした。

大きな試験場でラジカセでの音声だったので、音響の悪さで手ごたえが感じられませんでした。

総合して、リスニングは聞き逃しが何問かあり、想定以下でしたが、リーディングに関しては、当てずっぽうゼロ、時間内に終了と、かなり良い結果となりました。

私独自の英語学習法は、間違っていなったと思っています。

結果オーライの形でした。

こんな学習法もあるんだな思ってもらえれば、嬉しいです。