基礎なくして上達は望めない!英語学習初心者の勉強法のコツ

英語が話せるようになりたいとかTOEICの点数を上げたいなど、英語学習したい方の理由はそれぞれです。

リーディングやリスニング、文法など覚えることがたくさんありすぎますから、あれこれと手を出しすぎると長続きしなくなります。

英語は継続してコツコツ学習してこそ成果が出てくれますから、初心者向けの学習法のコツなどを紹介しましょう

挫折しやすい初心者には向かない勉強法

英語中級から上級者向けの学習法に初心者が飛びついても、難しすぎて理解できなくなります。

英語が嫌になって投げ出しやすくなりますから、初心者には向かない勉強法を知っておきましょう。

聞き流すだけのリスニング法

CDやリスニング教材を聞き流すだけの学習方法は、中級者以上には効果があっても初心者には向きません。

単語やフレーズ、文法などをよく知らないですから、教材をいくら聞き流しても身に付かないです。

ネイティブがしゃべるスピードが早すぎて付いていけないですし、単語などの情報量が少なすぎて何をしゃべっているのか、意味を理解することができません。

わからないものをいくら聞き流しても、英語力のアップにはつながりません。

聞き流すだけだけの勉強法は、ある程度英語力の下地ができている中級者以上に向く方法です。

教材のスピードにも付いていけるでしょうし、意味がある程度つかめますから、わからない部分だけ後から調べれば大丈夫です。

初心者はこのようなCDや教材などには手を出さず、英語の基礎力が付いてから挑戦するのがおすすめです。

いきなり英会話スクールに通うのはお金の無駄

初心者向けの英会話スクールもありますが、英語の基礎力がない初心者にとっては、コミュニケーションを取れるまでに相当な時間がかかってしまいます。

英会話スクールは基本的にスピーキングや発音、英語でのコミュニケーション能力を鍛える場となります。

いきなり単語や文法などをほとんど知らない初心者が飛び込んでも、覚えることが多くて付いていけなくなってしまいます。

英会話スクールはそれなりにお金もかかりますから、よほど切羽詰っている状況でなければ、もっと英語力が上がってから通い始めても遅くはありません。

英語を学習する目的をはっきりさせよう

まずは、英語を学習する目的やゴールを決めておくのが大切です。

海外旅行で困らないように表現を学びたいとか、TOEICで何点取りたいなど、目的をはっきりさせることで学習プランも組みやすくなります。

できれば、どのくらいの期間でどのくらいのレベルまでになりたいなど、ゴールを決めておきましょう。

半年後のTOEICで600点を目指すなら、1ヶ月目には単語と文法、2ヶ月目にはリスニング強化など、おのずとやるべきことが見えてきます。

一番よくないのが、将来のために英語でも勉強しておこうと、何となく決めてしまうことです。

目的もゴールもありませんから何から手をつけていいかわからなくなりますし、挫折しやすくなってしまいます。

英語のレベルが上がりやすい学習のコツ

順を追って英語に取り組むことで、英語の基礎能力を高めることができます。

どんな習い事も同じですが、まずは基礎を身に付けないことには、レベルアップは望めません。

英単語やフレーズを覚えて語彙力を増やす

英語学習の基本が単語からです。

どんな言葉も単語の組み合わせですから、単語を知らないといくらリスニングやリーディングに取り組んでも、余計に時間がかかってしまいます。

リスニングやリーディング中にわからない言葉が出てきたら、その都度辞書を引いて調べないといけません。

学習がそこでストップしてしまいますから、なかなか勉強が進まずに嫌になってしまいます。

最初に単語やよく使うフレーズなどを集中して覚えておくことで、語彙力を増やすことができます。

単語やフレーズの暗記は基本中の基本ですから、手を抜かずに最初から取り組むのがおすすめです。

また、度々辞書を引いて覚えることになりますから、発音記号も一緒に覚えておくとリスニングやスピーキングの時に役立ちます。

文法を身に付けて文脈の意味を理解する

英語は日本語と全く文法が違っています。

日本語と同じ感覚で勉強しようとしても、文法を知らなければ全く別の意味の文章として理解してしまうこともあります。

品詞の使われ方も日本語とは全く違いますし、文章の構造自体が日本語とは違います。

文章の組み立て方の基本となるものですから、しっかり基礎から身に付けておく必要があります。

中学生レベルの文法本でかまいませんから、1冊買ってしっかり理解できるまで繰り返し勉強していきましょう。

リスニングで英語の音に慣れていく

単語やフレーズである程度後威力を増やし、文法をしっかりマスターできたら、次に取り組みたいのがリスニングです。

英語の音に慣れて、耳から入った言葉の意味を理解することができます。

単語やフレーズ、文法を知っていても、英語の発音に慣れていないと何を言っているのか理解することができません。

後からリスニング用のテキストを見返してみて、簡単なフレーズで意味は知っていたという場合もよくあります。

最初はスピードが早くて付いていけず、イントネーションや発音で知っているはずのフレーズが聞き取れないこともあります。

レベルに合ったリスニング素材を使って繰り返し行うことで、どんどん英語の音に耳が慣れてきて聞き取れるようになります。

耳から入ってきたフレーズを自分の知っている英語の知識と結びつけて、意味が理解できるようになるのが大切です。

初心者向けのラジオ講座や英語学習者向けのニュースサイトなど、リスニング素材はたくさんありますから、上手に活用していきましょう。

アウトプットして発音やスピーキングを磨く

英語の基礎やリスニングなどをマスターできから、やっとアウトプットして発音やスピーキングを磨いていくことができます。

このレベルまで到達できたら、英会話学校やオンラインスクールなどを検討してもいい頃です。

アウトプットには最適の場所ですし、多少お金がかかってでも積極的にネイティブとコミュニケーションすることで、発音やスピーキングを磨くことができます。

英会話カフェに行ってみたりして外国人の友達を作るのもいいですし、インプットしたものを活用する力を身に付けていきましょう。

初心者向きの英語教材

語彙力を付けるための教材や、文法本など、必要最小限のテキストなどはそろえておくのがおすすめです。

TOEIC TEST 英単語 超速マスター2500

TOEIC TEST 英単語 超速マスター2500

独自のフラッシュバック法という手法で単語やフレーズを覚えやすくしてくれる教材です。

イメージと単語やフレーズを結びつけることで、脳にしっかりと言葉を記憶しやすいというメリットがあります。

英単語をやみくもに暗記するよりも、状況と共に単語やフレーズを覚えることができてますから、活用しやすいです。

マーフィーのケンブリッジ英文法(初級編)

マーフィーのケンブリッジ英文法(初級編)

イラストや例文で楽しく英文法を学ぶことができます。

文法の解説も細かく行われていますし、練習問題も充実しています。

よく会話の中で使われる表現が例文になっていますから、実用性も高く英語初心者にはおすすめです。

まとめ

日本語と発音や文法など、何もかも違うのが英語です。

きちんと順を追って基礎からコツコツ学習を積み重ねていくことで、自分の目的やゴールへと着実に近づくことができます。

英会話でもリーディングでも英語の基礎力は必要になりますから、面倒でも最初にしっかりと身に付けておくようにしましょう。

毎日短時間でもいいので基礎から少しずつ積み上げて行って、ステップアップしていくのが大切です。