年齢別でのおすすめの電子辞書について知っておこう！
昔は紙媒体の辞書が一般的でしたが、今では電子辞書が主流となっています。
高校生や大学生が電子辞書を持っているのが普通になっていますが、中学生や小学生も使用することが少しずつ多くなってきています。
社会人になっても必要な人は持ち歩いているので、それほど電子辞書は便利であるということです。
このように使用されている年齢幅が広くなっていますが、年齢によってどのような電子辞書がおすすめなのかを知っておいて損はありません。
今回はそれを紹介いたします。
電子辞書について
電子辞書は簡単に言ってしまいますと、国語辞典や英和辞典など色々な辞書の内容がデータ化された辞書のことです。
国産の第一号機は1979年にシャープによって発売されました。
今に比べると収録語数は圧倒的に少なかったそうです。
現在と比べてしまいますと、昔はそれほど需要がなく価格も学生では手が出せないほどの電子辞書があったため、普及することはありませんでした。
それから研究と技術の進歩によって、電子辞書の画面、重さ、大きさ、機能などがより使いやすく変化していくようになり、収録語数、電子辞書の種類なども少しずつ増えくようになりました。
現在では、一番価格の低い電子辞書でも必要な辞書の種類や収録語数がしっかりと入っているほどです。
製品を出している国内のメーカーはいくつか存在しますが、使用されているメーカーはカシオやシャープが多いです。
メーカーによってはシリーズもので売られています。
売れ筋の高い価格帯は20000円~25000円が一番となっております。
学生であること、機能や辞典の種類などを考慮するとこの価格が一番妥当なのではないかと考えられます。
小中学生向け
今回紹介するのは小学生向けと中学生向けのものになります。
中学生はもちろんのこと、小学生でも子どもによっては受験をする子がいます。
普段の学習だけでなく、受験にも利用できるおすすめの電子辞書を一つずつ紹介いたします。
カシオエクスワードXD-SK2800
エクスワードのXD-SK2800は小学生の高学年向けとなっています。
小学生で学習する国語・算数・社会・理科を一通りカバーできるようコンテンツが収録されています。
授業の予習・復習が出来るだけでなく、中学受験の勉強にも対応できるようで、幅広く利用できます。
高学年になると外国語の授業も出てきますが、それにもきちんとした英語コンテンツが収録されているので、対応できるようになっています。
また、漢字検定の対策も出来るようになっていて、検定以外の百科事典や雑学、マナーなど、多彩なジャンルを収録することで、子どもの好奇心を引き出し楽しむことが出来ます。
中学受験の入試問題対策として約1000問収録されていて、卒業して中学に入学してからも授業に対応できるような子中学生向けのコンテンツも収録されています。
小学生高学年から中学生になっても利用可能ということで、分かりやすく長く使えることから小学生向けのおすすめとなっています。
カシオエクスワードXD-G3800
エクスワードのXD-G3800はカシオの中学生向けの電子辞書になります。
XD-G3800は2017年型で、2016年型と2015年型も存在しますが、どの型も本体のデザイン、液晶の大きさ、品質などは同じになります。
収録されているコンテンツが異なるものがありますが、大抵は同じものになります。
中学生の主要科目である5教科に対応したコンテンツが収録されています。
入学時から卒業までの3年間の学習内容に対応しています。
中学からは本格的に英語の学習があるので、小学生向けのより収録されている英語関連のコンテンツが多いです。
検定試験対策も、漢字検定だけでなく英語検定のコンテンツが多く収録されています。
授業の予習・復習に検定試験、高校受験にも対応した中学生向けの最新の電子辞書になります。
高校生向け
次は高校生向けの電子辞書になります。
人気のあるカシオとシャープの最新の型を一つずつ紹介いたします。
基本的に高校で学習するコンテンツが収録されています。
カシオエクスワードXD-G4800
エクスワードのXD-G4800は2017年型の最新の高校生向けになります。
高校で習う英語、国語、数学、理科、地歴、公民の主要教科にしっかり対応できるコンテンツが収録されています。
中学生向けと似たようなところもありますが、英語に関しては英語力の教科のために、より多くのコンテンツがあります。
世界的に有名な演説やセリフを英語で映像とともに鑑賞したり、英会話や発音練習のためのコンテンツで英語を詳しく知ったりすることが出来ます。
検定試験は、英語検定や漢字検定だけでなくTOEICやTOEFLの単語集や問題集など万全にサポートできるようなコンテンツが収録されています。
また、日本文学2000作品と世界文学1000作品が収録されているので、通学時間や空いている時間でも活用できます。
シャープブレインPW-SH4
シャープのPW-SH4は2017年型の最新高校生用となっています。
教科はXD-G4800と同様に主要科目6教科に対応しています。
コンテンツも同じものが収録されていることが多いです。
一般の大学受験の対策として、センター試験問題が収録されているので問題ありません。
ですが、英和大辞典が1冊も採用されていないので、難関私大や大学進学後の専門英語を学習するときは厳しい面も存在します。
他の教科もXD-G4800と同様な辞書と所々異なる辞書が収録されています。
文法書に関してはPW-SH4が多少有利な面があると感じることがありますが、全体的にコンテンツの構成に関しては差がありません。
ただXD-G4800と違ってタブレットのように使用できるので、使いやすく便利な機能があるので、そういった点はおすすめになります。
大学生向け
大学生になると、選択する学部によって学習する内容が変わっていきます。
なので、専門の学習をする場合は、その学習に適した電子辞書を選ぶ必要があります。
その中でも、大学生向けや専門向けの電子辞書をいくつか紹介します。
シャープブレインPW-SB4
シャープのPW-SB4は大学生・ビジネス向けの最新モデルです。
英語系は一般のものに加えて英和大辞典が4冊収録されていて、大学での専門的な英語学習でも十分に対応できるようになっています。
理系の専門用語対策としてもしっかりと用意されています。
TOEIC対策として発音やリスニングの教材もそれなりのコンテンツが収録されています。
ただ国語系や百科事典系のコンテンツが少し少なめになっています。
その代わり、レポートに役立つコンテンツが搭載されています。
大学での授業やTOEICの学習には十分役に立つことが出来るもので、シャープの中では大学生向けとして最適な電子辞書になります。
カシオエクスワードXD-G9800
カシオのXD-G9800は大学用の最新のスタンダードモデルです。
実践的な英語をしっかりと学ぶ人に向いている電子辞書になります。
英語系は大学の授業で対応できるコンテンツが多く搭載されています。
専門用語の辞典も加わり、翻訳にもしっかりと対応しています。
大学の専門用語だけでなく、ビジネス用途も利用できるようになっています。
国語系は広辞苑が不採用となりましたが、現代語に強い大辞泉が搭載されました。
レポートや論文に役立つための辞典が搭載されるようになりました。
英語・国語だけでなく、社会・理科・百科事典など様々な分野もしっかりと搭載されています。
英語に特化しているだけでなく、他の教科も充実した辞典です。
語学系の学部や院生、留学を考えている人にはおすすめになります。
まとめ
今回は年代別でのおすすめの電子辞書を紹介しました。
メーカーによって多少それぞれの特徴がありますが、収録されているコンテンツは似たようなものが多いです。
ですが、異なるコンテンツもあるので、そこをしっかりと見極めるとより選びやすくなります。
また、収録されている内容だけでなく機能にも違いあるので、自分の使いやすいものを考慮することも重要です。
他にも違うモデルが存在するので、しっかりと考えてから選んでみて下さい。