海外旅行の持ち物定番だった電子辞書、今の世の中でも必要?

以前、海外旅行の時には必ずと言っていいほど、辞典や海外旅行のための会話集などが荷物に入っていたものです。

その後、電子辞書が発売されてからはそちらが荷物に入れられるようになりました。

かなり荷物の軽減にもなったのは事実ですし、大変に便利に使えたのも事実です。

しかし現在、スマホやタブレットの台頭によって、もう電子辞書は旅行に持っていかなくてもいいのでは、という意見も出ていますね。

海外旅行に電子辞書は定番でした

以前は海外旅行と言えば、電子辞書の持参は定番でした。

いくつもの会話集を持っていかなくても済むという、非常にありがたくも荷物の軽減につながる電子辞書は、外国語に自信のない人には必携のアイテムでした。

発売当時からも、紙の辞書や会話集に比べればサイズも小さく薄く、しかも軽かったのですから人気が出て当然でしたね。

お子さんの電子辞書を持って出かけた人も、少なくはないことと推察します。

また初の海外旅行を機に、電子辞書を購入した人もいたはずです。

ちょうどいい機会だからと、電子辞書デビューをした人の中には、勿論筆者も入っていました。

本当に初海外旅行の時には、お世話になりました。

海外一人旅の、しかもトラブルの多い旅行でしたので、電子辞書を持っていたのは大きな助けになったのです。

現在の海外旅行には電子辞書は不要?

さて年月も移り変わり、今ではパソコンやスマホにタブレットなど、多くの電子機器が手に入れられるようになりました。

これらは勿論、本来の目的を持った製品でもありますが、ありがたいことに翻訳機能もついています。

辞書としても、お役立ちです。

電子辞書は辞書という機能に特化された製品ですが、これら情報機器の場合それ以外の機能も多く持っています。

情報収集も電話もメールも、そして勿論インターネットも使用ができるのです。

それに翻訳の機能もあるのですから、これを持参すればもう電子辞書は不要ではないか、と思うのは当然のことです。

だいたい旅行の時には誰しも、できるだけ荷物を減らそうとするものです。

スマホがあれば大体の、普段の生活や旅行中の情報収集は出来ますし、翻訳も出来るのですから、電子辞書は持っていかなくてもと、考えても仕方のないことです。

でも本当に海外旅行に電子辞書は不要?

さて筆者の場合、初の海外旅行に持っていった、つまり非常に旧式の電子辞書を長く愛用していました。

しかし年月は流れ、さすがに調子も悪くなり買い替えも考慮に入れなくてはなりませんでした。

そこそこ英語が話せるようになっていたので

実は英会話に関しては、アメリカに住んでいた時にそこそこ話せるようになっていました。

まあ日常会話に、ちょっとしたトラブルの時に必要な英語くらいは、話せるようになっていたということです。

なので実は、英会話で何とかなる国への渡航には、愛用の電子辞書も出番がなくなっていたのです。

つまり、家のデスクの引き出しに眠っていた時間が長くなっていました。

端的に言えば、あまり使用しなくなっていたのです。

英会話で何とかならない国というのは少ないですし、結構油断していたとも言えますね。

結果、電子辞書は持参しなくなっていたのです。

タブレットパソコンを使用するようになっていたので

実は筆者、未だにスマホは使用していません。

ガラケー愛用者です。

でもそれだけでは出先で不便なので、タブレットを併用しています。

2台持つのは不便だろうとスマホ愛用者にも言われますが、画面のサイズの問題でタブレットとの併用にしたのです。

このタブレットを海外にも持ち歩くようになっていましたので、それもあって電子辞書の携帯が無くなったとも言えますね。

実際ネットに繋いでもアプリを利用しても、翻訳機能が充分にあるので、困ることもありませんでした。

がしかし電子辞書はやはり海外では必要だった

こんな感じの近年でしたので、電子辞書は海外に出る時にも持参していませんでした。

しかもすでに古くて調子も良くなく、そういった意味でも持ち歩かなくなっていたのです。

しかしいくつか、ちょっとした問題が起きました。

情報収集や地図の表示に翻訳はさすがに

タブレットのおかげでかなりあれこれ簡単に、情報収集や地図の表示が出来たので荷物は減る一方でした。

完全に頼り切っていたのですね。

しかし考えてみれば、地図を表示しつつネットで検索もして、ついでに翻訳機能も働かせるというのは、ちょっとオーバーワークでした。

いや勿論出来ることは出来ます。

しかし筆者のタブレットのスペックの問題もあって、いささか不便だったことも事実です。

何人かで旅行していれば、手分けしてあれこれ出来ますが、一人旅の場合はやはり専門機が必要だと思ったものです。

電話で話しつつ必要な単語を調べるということ

ガラケーは海外ではメモ程度にしか使用していません。

タブレットは海外専用のSIMカードを使用しています。

なので電話がかかってきた時にも、タブレットで処理します。

がしかしこの電話の時に、ちょっとした単語が出てこないとこれ、完全に困ったことになるものです。

対面での会話だと、身振りや表情も手伝ってくれますので、それなりにコミニュケーションがとれるものです。

しかし電話だとそれが出来ません。

実際ある国でこの問題が起きました。

その時に手元に電子辞書があったらと、持ってこなかったことを後悔したものです。

移動中にどれかの電池が切れてしまうと

移動中に実際にあったことなのですが、予定よりかなり遅れてしまってタブレットの電池が切れてしまったのです。

情報も取れないし、誰かに聞くとしても英語が通じない場所でしたので、これは本当に困りました。

せめて言葉だけでも、と痛切に思ったものです。

その時に電子辞書があったら、状況はかなり好転したはずです。

これもまた、新しい電子辞書を購入しようと思ったきっかけでした。

英語は通じてもやはり

筆者結構海外にはよく出ます。

勿論英語が母国語以外の国にも、出かけます。

まあそれでも、大概の国なら英語で不自由はありません。

それでも出来れば、せめて挨拶くらいはその国の言葉でしたいと思っています。

実際、その国の言葉で挨拶だけでもすると、その後のフレンドリーさが格段にアップするのです。

これ、本当に役に立ちますので、やって見ることをおすすめします。

勿論直ぐにできるわけではありませんので、ちょっと発音の練習などします。

これの手助けをしてくれるのは、電子辞書しかありません。

やはり電子辞書、必携なものだったと痛感しました。

結局電子辞書は旅のお友達

上記のような事があったので、再び電子辞書は筆者の旅行荷物に入ることになりました。

しかし初代の、祈念すべき初海外初電子辞書の製品は、さすがに古くなりすぎて不便になってしまいました。

加えて長年の愛用から、さすがに調子もイマイチになっていたのです。

結果、新しい電子辞書を購入することにしました。

条件は、英語とフランス語にドイツ語とイタリア語まで最低限入っていることが第一条件でした。

加えて、ちょっとしたスピーキングの練習ができるタイプで、できるだけコンパクトであることでした。

あまり複雑な機能は逆に、故障の時に面倒なので単純機能のものを選びました。

何より筆者の場合、旅行中のお助けグッズとしての意味合いだけでの購入ですので、シンプルさ一番だったのです。

困った時にすぐ使える、というのが最も大切なことなのです。

電子辞書、多くの機能がついているものも魅力的ですが、特に旅行に使用するものはシンプルでしっかりと作られているものをおすすめします。

まとめ

筆者の経験からですが、スマホやタブレットがあったとしても、やはり特にちょっと長期の海外旅行には、電子辞書があると便利だと実感したわけです。

昔に比べればずいぶん多機能になっていますが、それでもスマホやタブレットに比べれば単機能と言って過言ではありません。

なので使用するにも面倒もなく、電池で動いてくれるので充電の心配もなく、旅先で安心して使用ができるのです。

出来れば海外旅行には、電子辞書1台お持ちになることをおすすめしたいですね。