現代の高校生のスマートフォン普及率93%の中で、あえて電子辞書を持つ事のすすめ

カシオ計算機 電子辞書 EX-word XD-K4700 (XD-K4800の学校販売版 高校生・大学受験対応/ホワイト 170コンテンツ)

最近の若者の辞書離れが深刻とニュースで言われております。

わからない文字や事をわざわざ紙の辞書を開いて調べる高校生は、むかしとくらべて確実に減っています。

また、スマートフォンの普及により、ネットで調べればなんでも正しいかは別に、答えを手に入れられる時代になりました。

あえてこの時代に電子辞書を1台購入して見る事で、自分の勉強スタイルが変わり、自分の目標とする大学や社会人への行動が変わる事でしょう。

電子辞書メーカー

電子辞書メーカーで大手2社はカシオ計算機とシャープです。

この2大トップメーカーに引き続き、キャノンやセイコーインスツルが後を追っておりました。

子供達の辞書離れは顕著にとってみられます。

調べたいことがあれば、インターネットで調べればすぐに答えを見つけられる時代になりました。

このような厳しい状況に今電子辞書メーカーは立たされております。

ここ数年で、スマートフォンの普及率が大幅に伸びてしまったせいで、業界第4位だった、セイコーインスツルが2015年に事業から撤退を強いられております。

このように、競争他者が業界を超えているので、電子辞書メーカーはそれぞれの個性を生かして需要を取り込もうと必死です。

よって、それぞれのメーカーにより個性がだいぶ変わってきます。

まずは自分がどういうタイプの辞書を求めているのか考えて、それと一番マッチする会社のものを触ってみるといいでしょう。

カシオ計算機

カシオ計算機は2大トップの中で、シェアが1位です。

約60%近くのユーザーに愛されておりますので、実質の業界トップといってもいいでしょう。

ここ10年の間で、シェアが右肩上がりなので、今後も期待できることでしょう。

カシオ計算機の一番のターゲットは、文系の方です。

日本文学から世界の文学まで楽しんでいる方をも取り込んでおります。

また、音楽にも手を伸ばし、有名なクラシック音楽のフレーズを検索することも可能になりました。

また、カシオ計算機の中で一番の売れ筋商品の、Ex-wordは英語の発音機能まで備えている人気商品となり、中高生の中でもカシオ計算機をこのような機能のおかげで、シェアを取り込むことに成功しました。

これはユーザーの使い勝手を必死で追い求めてきたせいでしょう。

他業種との戦いを強いられている電子業界ですが、ただ単に電子辞書のスペックを追い求めてきた他のメーカーとの差が今日になって出てきたのでしょう。

シャープと比べて、比較的軽いので毎日の持ち運びも多少は楽になっておりますし、TOEICなどのリスニング教材に力を注いでおります。

シャープ

一方シャープはシェア20%ちょっとと最近低迷が顕著です。

シャープは2015年に赤字決済で取り上げられましたが、電子辞書部門にかんしても2012年を界にシェアが下がってきてしまっております。

流出した顧客が、カシオ計算機に流れ1位ダンカンどころかこのままいけば、3位のキャノンにも、後数年で追い抜かれる勢いです。

シャープの売りは、動画やアプリによって学べる機能です。

NHKの教育素材ビデオを収録しており、ただ字を読んで学ぶのではなく、5感を通して学ぶことができるようになりました。

また、アプリケーションでは実際にTOEICなどの問題を解いてみることで、自分はがどこが苦手なのかの確認をできるようになりました。

どちらかというと、辞書というよりかは学習するための道具のような位置付けになります。

もちろん、問題を解いていく中でわからない単語などができてきたら、調べることは可能です。

ボディーは衝撃に耐えられるように設計されており、動画を見る際にイヤフォンを電子辞書にさせるようにするなどして、電車の中の隙間時間での学習を可能にしてくれました。

シャープは電子辞書業界のアップルとも言われているようです。

その理由は、シャープの方がデザインのがスタイリッシュなものが多いとなっております。

しかし、スマートフォンと比べてしまうとネットに繋がらないなどのハンデを抱えてしまうので、ただスタイリッシュ路線だけでは厳しい現状です。

スマホを意識した、回転型の液晶やタッチパネルも導入して挽回を図ろうと必死です。

しかし、カシオ計算機と比べて大学受験やTOEICのリスニングに弱いのが難点で、高校生からの指示が薄いようです。

モデル

現在では色々なタイプの辞書が出ておりますが、高校生をターゲットに一般モデルや学生モデルが販売されております。

大学入試に必要な知識が収録されていたり、必要ない辞書は省くことで金額的にも抑えることができているモデルです。

センター試験に向けての勉強を行う上で、学習コンテンツが充実しているモデルが人気なようです。

丈夫さ

学生カバンに放り込んで、毎日通学する生徒が多いです。

辞書がカバンの下の方に入ってしまっても、問題がないように、丈夫な設計が施されています。

画面に傷がつかないような設計でだったり、従来では液晶とキーボードの可動部が脆かったので、その辺の丈夫さも購入前に確認して見るといいでしょう。

また、表面のプラスチックの部分は割れやすくなっているので、その部分が壊れたら交換できたり飽きたら違うデザインのカバーに付け替えることも可能なモデルもあります。

アップグレード

高校入学祝いに電子辞書をもらう高校生も多いようです。

しかし、大学受験に向けて勉強する上で、3年前の辞書では古すぎるケースがあります。

受験に重要な案件に関しては最新の情報が欲しいものです。

今まで買い換えるしか無理とされていた、電子辞書のアップグレードが可能な機種が発売されました。

ネットから辞書をダウンロードしてMicroSDにデータを入れて、本体に差し込むことでアップグレードを可能にしてくれ、常に最新の辞書を持ち運ぶことを可能にしてくれました。

英語

これから世の中で生きていくうちに、英語は必要になると言われております。

この英語の機能はどのメーカーも力を入れております。

力を入れている中でも差がつくのが、英英辞典です。

OXFORD現代英英辞典とロングマン現代英英辞典が主流ですが、最近ではOXFORDのみの英英辞典を収録して、もう一方を削りコストを削減する流れが出てきているようです。

実際に必要ないと判断したのであれば、コスト削減はした方が良いでしょう。

英語系の電子辞書は全部一緒であるとは考えず、自分の必要とする機能をリスト化しておくと失敗が減ります。

その他の言語

高校生の中で英語と日本語の機能があればいいという方がほとんどの中、第3言語として中国語やその他の言語を学ぶ学生も出てきました。

このようなニーズに応えるべく、電子辞書業界では色々な言語にも対応できるタイプの電子辞書も発売されました。

自分が英語と日本語以外も勉強したい高校生や、大学に入ってから専攻する第3言語を考えて、高校生のうちにこのような多国語対応の電子辞書を検討してみても良いでしょう。

昔と比べて、自分の選択肢が多くなっているのでどれを買っていいのか迷ってしまいますが、逆にいうと、自分の欲しい機能があると、最近の電子辞書はそれに応えてくれるので1台購入するのをおすすめします。

まとめ

このように高校生の早い段階で電子辞書を持って勉強を開始すると、自分の志望する大学への道が近くなるでしょう。

求めるニーズにメーカーも応えようと必死で、ネットでは誰が書いたかわからない情報をつかまされるのではなく、昔からコツコツと編集を繰り返してきた辞書を片手に正しい知識を身につけることもとても大切な習慣になるでしょう。