目的・ニーズをはっきりさせる失敗しない電子辞書の選び方
電子辞書を購入しようと思っている方。
学生の人でも社会人の方でも、高齢の方でも、さまざまな立場の人がいますよね。
人によって選ぶ基準が異なってきます。
電子辞書と一口に言っても、機能も千差万別。
購入する際には何となく決めないで、自分の目的にあった電子辞書を選びたいものです。
それでは、どのようなポイントに気をつければいいのか確認してみます。
電子辞書のブランド
電子辞書には三大ブランドがあります。
カシオ・シャープ・キャノン。
この3つです。
キャノンに関してはかなりシェアは小さいので、ほとんど無視してもいいでしょう。
選ぶとなるとシャープとキャノンの二択です。
この二つのメーカーで大した違いはありません。
好みで選んでください。
ブランドの好みよりも大切なことがあります。
購入する際には、シャープとカシオの二大ブランドがあるという点で気をつけてみるといいでしょう。
シャープの電子辞書のラインナップはPapyrus・Brainの2種類。
カシオの電子辞書はEX-word。
3種類のラインナップがあるので覚えておきましょう。
この三つのどれも総合タイプ、専門タイプ・語学学習タイプとわかれています。
気に入ったものや、ニーズに合ったものを選んでみてください。
使いやすさはいいか
電子辞書は何と言ってもその使いやすさに注目してみると選びやすいです。
使いやすい電子辞書を選びたいものです。
例えば、画面のスクロールについて。
滑らかに動くかどうかがポイントです。
スクロールが滑らかに行かないと使ってるうちにストレスがたまります。
細かい部分でイライラしてしまって、使いたくなくなってしまうのです。
ネットで購入しようと思っても、スクロールの滑らかさについては、確認することはできません。
ネットで購入する際にはこのような部分が見られないのはデメリットです。
店頭で確認
おすすめなのは店頭に行って実際に使ってみること。
家電量販店に行ってみてください。
ヨドバシカメラやビックカメラがある場合、その他にも大きめの量販店がある場合には行って試してみてください。
慌てて買わなくても大丈夫です。
店頭に行っても無理をして買う必要もありません。
ただ自分のほしい製品が、どんなものかどうかを確認することが大切。
店頭でスクロールの機能がうまくいくかどうかを確認してみてください。
表示の大きさが変えられるか
その次に見るべきポイントは文字の大きさが変えられるかどうか。
文字を大きくしたり小さくしたりできるかという点です。
特に老眼の方は文字を大きくしないと見づらいですよね。
その他に近視の方も、文字が大きめのほうが見やすいです。
このような設定ができるかどうかも確認してみてください。
文字が小さいままで使っていると間違いなく目が疲れます。
電子辞書を使って目が悪くなってしまうのも嫌ですよね。
このような文字の設定も、好みの設定にできるかどうかを購入の際に確認してください。
目的をはっきりさせる
電子辞書を購入する際には目的をはっきりさせることが大切です。
電子辞書には実は用途が決まっています。
例えば一般向け。
そして専門職向け。
その他には学生向け、という大まかに3つの選択肢が用意されています。
一般向けの電子辞書は一通りの辞書はそろっていて、生活には支障のないようになっています。
専門職の場合には医学や法律などの分野に特化しているものがあります。
学生向けの場合には、学校の勉強に関係のあるもの。
生物・物理・化学や英語など、さらには単語集や問題集がついているものもあります。
購入する際には、どんな目的で使うのかを具体的に明らかにしておきましょう。
学生の方は学生向けでも構いません。
試験対策でなければ、一般向けでも構いません。
大学生の場合は一般向けを購入することもできますが、法学部や医学部の方などは専門家向けの電子辞書がおすすめです。
このように、ただ漫然と電子辞書を選ばないでください。
自分のニーズをはっきりさせること。
それから、電子辞書選びに乗り出してください。
そうすれば失敗も少なくなるのでおすすめです。
意外と使わないことも
確かに電子辞書には多くの辞書が搭載されています。
辞書がたくさん入ってればいいんだ。
このように安易に考えている人もいるでしょう。
しかし、電子辞書のユーザーの方の多くは、実はこのような辞書を積極的に使いこなしているわけではありません。
ほとんどの場合は宝の持ち腐れです。
それもそうです。
紙の辞書だってそんなに使わない人が、そんなに辞書を読み込むことはないのですから。
このように考えると、必要な辞書が含まれていれば大差ないということです。
購入する際には、たくさんの辞書が入っているという売り文句にだまされないことも大事。
その多くは使うことがなく、自分の目的な機能がありさえすればいいのです。
海外旅行で
最近の電子辞書のメリットで、語学学習に役に立つという点があります。
海外旅行する方には、かなり使いやすくできています。
英会話のフレーズなど集中して学習することができます。
しかも音声も聞けるので、リスニングの対策にすることもできます。
外国人の発音を聞くことによって、しゃべる能力も高まります。
海外旅行をするなど目的がはっきりしている人は、語学学習のしやすい電子辞書を購入するといいでしょう。
語学系試験対策
学生の方の場合には試験対策。
大学受験の英語や、英検・TOEIC・TOEFLなど、このような試験に対策をする必要が出てくる場合もあります。
学生向けの電子辞書なら英単語集まで入っているものがあります。
このようなものをうまく利用してください。
電子辞書を効率的に使うことによって、塾や予備校などの高いお金を支払って講座を受ける必要もなく、集中して学習することができます。
そしてそこで身につけた英語というのは実践的で、大学生・社会人になってからも使うことができるのです。
先のことまで考えた英語学習をしたいと思っている学生の方。
学生向けの電子辞書を購入するといいでしょう。
国語系辞書
国語系の辞書は多くの電子辞書に含まれています。
学生の方には古文という科目もあるので、購入する際には、古語辞典の含まれているものを選んでください。
そして意外に使うニーズの高いのは国語辞典や漢和辞典。
最近の私たちはスマホばかりしていますよね。
いつの間にやら書く機会が減ってしまい、漢字をおろそかにしがちです。
文字を書こうと思っていたら全く手が動かない。
このようなことになりがち。
意外と役に立つのがスタンダードな国語辞典漢和辞典なのです。
電子辞書のほとんどに搭載されています。
タッチパネル方式
最近の電子辞書はタッチパネル方式のものがあります。
画面にタッチペンで触れることによって操作できます。
タッチペンでなくてもいいという人も、店に行って使い方を確認してみてください。
画面をスクロールすることもできたりします。
タッチペンが使いやすいかどうかも評価の対象です。
近くに店舗のある場合には、その使いやすさを確認してみてください。
まとめ
電子辞書を選ぶ際に気をつけたいポイントを見てきました。
ただ漠然と選ぶよりも、自分の求めているものが何なのかをはっきりさせること。
学生ならば試験対策、1台は持っておきたいという方は一般用の電子辞書。
このように目的をはっきりさせること。
そして注目したいのが使いやすさ。
人によって好みも違ってきます。
機会があればネットでいきなり決めてしまうのではなく、面倒でもいいのでその電子辞書の使いやすさを、メーカー別ブランド別に量販店で確認することも大切なことです。