英語学習で電子辞書を使用することの各種メリットについて
日本人の英語学習熱はここ数年でますます過熱の一途を辿っているかのように思います。
そして英語学習を行う上で学習者のレベルを問わず切っても切り離せない関係にあるのが、辞書です。
そこで今回は、電子辞書を使用して英語学習を行うのはどういったメリットが存在するのかについてできるだけ詳細に紹介したいと思います。
電子辞書を英語学習において使用する各種のメリットについて
「日本人はこれからの時代は英語が出来て当たり前」。
上記のような言葉を聞いたことがある方は大変多いのでは無いでしょうか。
特に高校生から大学生頃の年代の人には馴染み深いフレーズであるように思います。
しかし、現状ではやはり一部のトップ層は英語の「読む、聞く、書く、話す」の4技能をバランスよく鍛えることが出来ていますが、それ以外の層の学習者はまだまだ苦戦していると言えます。
毎週のように英語学習方法をまとめたビジネス雑誌などが発売されていますが、基本的には書いている内容は同じようなことばかりです。
これはそうした雑誌を批判しているわけではもちろんありません。
むしろ、同じような内容に終始してしまうのは当然とも言えます。
何故なら英語力を伸ばす方法と言うのはやり方や教材に多少の差はあれど、それほど多種多様なものが存在するわけではないからです。
そして、もう1つの重要な論点として今回タイトルにも書いている通り、「電子辞書」の有効性が挙げられます。
何かと紙の辞書の支持者から叩かれがちな電子辞書ですが、スピードが求められるこれからの英語学習の時代において、これほどまでに便利なものを活用しないという手はありません。
では、いったい電子辞書を使用するメリットとデメリットとはどういったものなのかということについて今回は簡単にではありますが紹介したいと思います。
これからの英語学習はとにかくスピードが求められる
現代の情報化社会について大して関心や興味が無くとも、普段私たちが日常生活を送って行く中で10年前とは比べ物にならないほどネットやSNSが発達して、ますます情報の大量消費、スピード化の時代が進んでいることが明確に分かると思います。
そして、それに伴い実は英語学習の世界でも以前とは比べ物にならないほどスピードが求められるようになっているのです。
これはどういうことかと言えば、正しい方法で学習をすれば短期間で劇的に英語力を向上させることも決して夢物語では無いということを表しています。
もちろん、語学学習である以上いくら昔に比べれば短期間での習得が可能になったとは言え、継続的な努力というのは現代においても必要不可欠です。
ただ、継続的努力の必要性を考慮してもやはり本気で英語を学習したいという人にとっては周囲の環境がますます発展しているということは間違いありません。
電子辞書の持ち運びの簡易性
電子辞書というのは大変コンパクトかつ軽量なので簡単に持ち運びができます。
リュックやポーチなどに入れれば本当にどこにでも持って行くことができます。
つまり通勤通学途中など長時間の移動が強いられる場合でもどこでも気軽に電子辞書を用いて学習することができるのです。
例えば分からない英単語が出てきた場合を想像してみて下さい。
紙の辞書であればどうしても重さがあるので手軽に持ち運びができませんし、手元に用意したとしてもページをめくる手間があります。
電子辞書であれば途中までアルファベットを入力した段階ですぐに検索候補が出てくるので非常に短時間でお目当ての単語を見つける事が出来ます。
こうしたスピードを生かした英語学習をしたいのであれば、電子辞書の右に出るものはありません。
語彙力の早期増強を目指すのであれば、電子辞書は絶対に活用すべきです。
発音がボタン1つで全て分かる
電子辞書を使用する非常に大きなメリットして、発音がすぐに分かると言う事が挙げられます。
発音は日本人の英語学習者は軽視しがちな傾向がありますが、実際に英会話を行う事ができる状態を最終目標としている人がほとんどだと思うので、最重要事項と言っても過言ではありません。
間違った発音で覚えている限り、相手に対して発話しても通じませんし、相手が発話したとしても自分の頭の中にある音声と明確に一致しなければ絶対にその単語を認識することはできません。
電子辞書であればそれぞれの単語に全て音声が付いているので、電車の中や図書館でもイヤホンさえしていればどこでもすぐにネイティブの音声を確認することができます。
家の中にいて学習する場合は、音声に合せて単語を発音して実地的なトレーニングを積むことも可能です。
音読学習は英語を会得する上で必要不可欠なものなので、是非とも活用して下さい。
例文がとてもシンプルなので逆に覚えやすい
英単語を学習する上では、覚えた単語がどのような英文中に実際に出てくるのかを把握する力も求められます。
そうした把握力を鍛える上で必要になってくるのが、例文です。
電子辞書に載っている例文はスペースの都合上どれも非常にシンプルなものばかりなので、確かに紙の辞書のように細かいニュアンスの違いなどは多少分かりにくいですが、大まかに把握したい場合は大変有効に使えます。
英語力向上に何の関係も無い無駄な作業時間を出来る限り短縮することが可能
これは先述の調べる手間の削減と言う話とも多少重複しますが、電子辞書でも紙の辞書でもどちらを使用するにせよ調べたい単語に行きつくまでにどうしても多少の時間が掛かります。
しかし、こうした時間は果たして英語力向上に何かしらの関係があるのでしょうか。
その答えは「全くありません」。
こうした時間は実は単なる作業時間に他ならないので、いわば英語学習にとっては無駄な時間と断言できます。
そのような時間を出来る限り削った方が、他の有意義な事に時間を回せます。
電子辞書であればそうした事が十分可能では無いでしょうか。
英和辞典のみならず和英辞典なども1台に収録
通常、紙の辞書の場合は英和辞典と和英辞典は全くの別物なのでそれぞれ用意する必要がありますが、電子辞書であれば複数の辞書のデータが全て収録されているのでコスト的にも安く済みます。
特に日本語を英語に直したい場合は和英辞書の存在は非常に助かります。
耐久性能について
紙の辞書であれば長期間に渡って何度もページをめくったりしているとどうしても汚れてしまったりページそのものが破れてしまったりしますが、電子辞書であれば高い所から落とすなど本体に強い衝撃を加えない限りは永続的に使えるものなのでおすすめです。
テスト機能について
電子辞書には英単語テスト機能も備わっているので、ある程度学習が進んで実力を試したいとなった場合は気軽に英語力を測定することができます。
特に大学受験を目指す高校生などは、電子辞書内に収録されているターゲット1900の単語テストなどを活用すれば、大幅に英語力を上げることができます。
単語に関する記憶力は、何度も何度も繰り返し目にする事で上がっていきます。
まとめ
今回は英語学習と電子辞書をテーマに、電子辞書のメリットに絞って紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
英語というのは正しいやり方で学ばなければいつまでたっても一向に学力が向上しないというある意味怖い分野でもあります。
電子辞書など使える道具はどんどん活用して、英語力を爆発的に向上させていきましょう。