電子辞書が幅広い世代で人気なわけと、その選び方総まとめ!

電子辞書をまだ一度も使ったことがない、という人もいるでしょう。

学校ではほぼ全ての学生が利用している電子辞書。

勉強のために使うのはもちろんのこと、各種資格試験対策として、あるいは単純に便利だからといった理由で、さまざまな人たちに利用されています。

なぜ、ここまで電子辞書は普及したのか。

そして、自分に合った電子辞書をうまく選ぶには、どうしたらよいのでしょうか。

電子辞書の現状

電子辞書をスマートフォンのように肌身離さず持ち歩いている人は大勢います。

中学生や大学生であれば、受験勉強のため必携のアイテムのひとつです。

社会人であっても、資格の勉強のため、分からない事柄を手軽に調べるための便利グッズとして、さまざまな人たちが愛用しています。

そもそも辞書の類が好きで、持ち歩いている人もいます。

近年、電子辞書の高容量化が進み、実に多種多様な辞書が収録されています。

電子辞書が登場した直後は、辞書が10冊も収録してあれば御の字でした。

しかし、いまや100~200種類の辞書が収録されるのが、普通になっています。

とりあえず、電子辞書を一台所有しておけば、たいていのことは調べられます。

基礎教養系、医学系、IT系、各種外国語系など、これらがひとつの電子辞書に収録してあります。

ちなみに、高校生の所有率は90%をゆうに超え、60代以上の人たちでも2人に1人が持っていると言われています。

なぜ、電子辞書はおおくの人たちに利用されているのか?

まず、電子辞書の高性能化が挙げられます。

一台保有しておくだけで、100冊以上の辞書を買ったのと同じ効果が得られます。

従来は必要に応じて、それぞれの辞書を購入していましたが、それらの辞書が全て入っているのが、いまの電子辞書です。

サイズはコンパクトですし、持ち運びも楽ちんです。

あえて弱点を挙げるとすると、電池交換が必要なことくらいです。

とはいえ、電力を大量に消費するわけではありません。

学生のように毎日、使用しないのであれば、数か月間は余裕で持ちます。

場合によっては、年に一回の電池交換でも済んでしまいます。

また、パソコンやスマートフォンが普及して久しいので、キーボード操作に慣れているのも電子辞書の魅力と関係してきます。

一昔前までは、キーボード入力を困難に感じる人もいましたが、キーボード入力に不都合を感じる人も、現在ほとんどいません。

辞書の収録数が飛躍的に増えたことで、辞書の切り替えに難しさを感じる人はいますが、基本は調べたい単語を検索して、表示された内容を確認するだけです。

スマートフォンなどと比べると、決して扱いが複雑ということはありません。

どんな人が使っているか?

受験生の必需品!

前述のとおり、いまやほぼ100%に近い割合の学生に利用されているのが、電子辞書です。

デジタル世代の若者にとっては、電子辞書の使い方は簡単ですし、紙の辞書で単語などの意味や用法を調べるよりも、はるかに効率的に、手軽に調べられます。

紙の辞書を使うよりも、圧倒的に勉強の効率は高いです。

高校受験や大学受験で志望校に合格するためには、なくてはならない必携アイテムとなっています。

つまり、電子辞書を所有しているかいなかが、合否が左右されるほど、電子辞書の高性能化は進展しています。

クイズ好きにも大人気!

クロスワードなどのようなクイズが好きな人に利用されることもよくあります。

携帯がしやすく、手軽に調べられるとあって、雑誌などに掲載されるクイズなどを解くことが好きな人たちにもよく利用されています。

あるいはテレビのクイズ番組を欠かさず視聴している人にも人気があります。

スピーディーに単語などを検索できるので、テレビを見ながら分からないことがあれば、その場で調べられます。

雑誌のクイズを解くのが好きな人にも、大変おすすめなのが、電子辞書です。

電子辞書には、どんな種類があるのか?

電子辞書の高性能化と並行して、そのバリエーションも豊富になっています。

学生向けモデルはもちろん、外国語、海外旅行、日常生活、専門学習などに特化したモデルがあります。

携帯性に優れたコンパクトモデルもあり、多岐にわたる辞書のニーズに応えられるように進化を遂げています。

辞書が入用な人たちの要望に応えられるだけのバリエーションは、一通り揃っているといってもよいでしょう。

例えば、外国語モデルひとつ取っても、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、中国語と韓国語とがあります。

全世界の言語を網羅しているわけではありませんが、特に需要のある言語に関しては、取り揃えられています。

海外旅行が趣味な人にも、大変おすすめです。

電子辞書の選び方

ただし、ここまで電子辞書の多様化が進むと、電子辞書選びで苦労するものです。

種類があまりにも膨大なので、一体何を基準に選んでいいものか、決めるに決められないといった声をよく聞きます。

基本的には、各々のニーズに合わせて、それ専用のモデルが製造されているので、それを選べば間違いはありません。

しかし、1年前や2年前の電子辞書といった風に、型落ちモデルとなると、その販売価格は大きく下落します。

そこで、旧式の安いモデルでもよいのかと迷う人もいます。

新作が出るということは、何かしらの改良が施されているということです。

仕様そのもののバージョンアップもあれば、収録されている辞書が最新のものへ入れ替えになることもあります。

ですから、最新モデルと選択するのが、ふつうです。

もっとも、機能や収録辞書にそこまでこだわりがない場合であれば、一世代前の電子辞書を選ぶ程度ならば、問題ないでしょう。

最新モデルでは、そのほか新語が追加登録されたり、死語の登録が抹消されたりします。

専門職に就いているなど、収録内容の精度や品質が重要になるケースでは、最新モデルを選ぶとよいでしょう。

電子辞書を安く買う方法はあるのか?

電子辞書の価格は、ピンキリです。

最新モデルは当然、一番高いですし、型落ちするとまもなく、安くなります。

また、元々はそれなりに値が張る製品なだけあって、どこで購入するかで、販売価格に差が出ます。

インターネットが使えるのであれば、価格.comのような価格比較サイトを利用するのも一考でしょう。

あるいは自分の置かれているシチュエーションと照らし合わせて、最初にどのシリーズが最善かを決定する。

そして、そのシリーズの中から、ちょうどよい年代のモデルを選択するというのもよいでしょう。

あまり古すぎるモデルとなると、それなりにスペックは落ちます。

また、使い勝手にも違いが見られます。

ほどほどのところで、妥協できる年式を見極めて、電子辞書を選ぶというのもおすすめです。

少し型が古いだけで、20%OFF、30%OFFなどは当たり前のように、販売価格が落ちるものだからです。

この辺りの事情に関しては、ほかの電子機器や家電などと同じです。

専用ケースは必要か?

電子辞書には、専用ケースがあります。

万が一落としたときでも、専用ケースに収納しておけば安心という理由で、電子辞書本体と併せて、購入する人は多数います。

しかし、一般的には、あってもなくてもよいでしょう。

もちろん、自己責任ですが、電子辞書はふだん折りたたんで使用するものなので、液晶が故障することはまれです。

特に用意した方がよい人というと、学生です。

大人と比べて、使用頻度が違います。

それから、若いだけあって、無理のある使い方をしがちなので、受験対策として電子辞書を購入する際には、専用ケースも買っておいた方が得策です。

電子辞書は何年くらい持つものか?

専門職などに就いていない限り、故障するまで使えるといっても差し支えありません。

電子辞書を一度買ってしまえば、壊れるまでずっと使えます。

電子辞書が好きな人であれば、定期的に量販店などで最新作を手にとってみて、明らかなスペックの違いが感じられたときに、買い換えるというのでもよいでしょう。

頻繁に外へ持ち出して、故障の原因になるような乱暴な使い方をしていない限り、そう簡単に壊れるものではありません。

まとめ

いまでは、一台は持っておかないと、時代に取り残されてしまうといっても過言ではないほどに、高性能化した電子辞書。

ありとあらゆるニーズを汲み取って、色々なタイプの電子辞書が市販されています。

使い方は決して難しくありませんし、一台持っておいて、損をすることはありません。

電子辞書をまだ使ったことがない、という人も一度、手にとって、その利便性を体感してみると、その素晴らしさがよく分かるでしょう。