電子辞書の種類と選び方

シャープ 音声コンテンツ搭載・タイプライターキー配列電子辞書 カシスレッド PW-AM700-R

電子辞書には紙媒体で持ち歩くとなると大変な量になってしまう辞書が何冊も収録されていて、持ち運びも簡単で調べものにも余計な時間がかからずとても便利ですよね!

家電量販店に行けばたくさんの電子辞書が売られています。

しかし、電子辞書にもたくさんの種類があってどれを選べばいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか?

この記事ではたくさんありすぎて分からない方に向けて電子辞書の種類と選び方についてまとめています。

電子辞書とは

まず、電子辞書そのものについて簡単に説明します。

電子辞書とは、デジタル化された辞書のデータが内蔵された携帯型の電子機器のことです。

現在はソニー、シャープ、キャノンなど多くの会社から様々な種類の電子辞書が発売されています。

カラー液晶やタッチパネル操作、音声出力など機種によって様々な機能を備えたものもあります。

近年では低価格化も進み、様々な層に普及しています。

電子辞書の種類

電子辞書の大まかな種類としては小学生から高校生までを対象とした学生向けモデル、外国語学習に特化した外国語学習モデル、主に社会人向けのビジネス・TOEICモデル、一般向けの生活実用・海外旅行モデルなど、使用目的や購入者の世代などを考慮した様々なモデルがあります。

購入の際には各モデルの特長を把握し、自分に合ったものを探してみましょう。

次からそれぞれのモデルについて簡単に説明していきます。

学生向け

シャープ カラー電子辞書Brain 高校生モデル ブラック系 PW-SH2-B

このモデルは小学生から高校生までの学生を主な対象としています。

小学生向けには国語算数理科社会の主要4教科を備えたものが一般的です。

中学生向けにはこれに英語がプラスされます。

高校生向けのものはセンター試験の6教科の辞書を搭載したものが多くあります。

また、それぞれの辞書は中学受験、高校受験、センター試験と大学入試に対応していますし、もちろん毎日の予習復習用にも使うことができます。

通学の際にも重い辞書を持ち運ばなくて済むので通学にも便利です。

外国語学習

SII 電子辞書 第二外国語モデル SR-V5020 フランス語

このモデルは英語とその他様々な言語の学習に特化したものです。

実務や研究などで使うのに便利です。

主な第二外国語としてはドイツ語 ・フランス語 ・ 中国語 ・ スペイン語・イタリア語・韓国語 ・ロシア語 ・ポルトガル語などの辞書が搭載されたものが多いです。

また、その他にも国語系、英語系の辞書が一緒に搭載されています。

第二外国語を弁巨される予定の方や大学生におすすめです。

ビジネス・TOEIC

カシオ 電子辞書 エクスワード ビジネスモデル XD-K8700BK ブラック コンテンツ180

このモデルには英語、特にビジネス英語に特化したものや資格取得に役立つもの、ビジネスマナーの百科事典などが搭載されています。

社会人の方はもちろん、就活生や大学在学中の方にもおすすめです。

また、英語の中でも特にTOEIC受験に向けて作られたものもあります。

このモデルには国語・ビジネス系コンテンツの他にTOEIC対策として参考書や問題集、単語帳が搭載されています。

TOEIC受験を考えている人や社会人の方におすすめです。

生活実用・海外旅行

Canon 電子辞書 旅行専用モデル wordtank A511 BK

このモデルには国語系英語系の辞書の他に冠婚葬祭のマナー辞典や家事・園芸・政治経済・動物系など生活にまつわる様々な百科事典・辞書のデータが搭載されています。

多彩なコンテンツへの対応が特徴であり、社会人の方の他に主婦の方にもおすすめです。

さらに、海外旅行に特化したものになると海外旅行や出張に便利な英語系コンテンツや文化・歴史に特化して学べるものなどがあります。

この海外旅行向けモデルは旅行好きの方にはもちろん、海外出張を控えた社会人の方にもおすすめです。

その他

これら以外にも国語・英語・マナーのみの必要最低限のコンテンツのみに特化したものや医学・理化学系のコンテンツに特化した医療従事者や医学生・理工系大学生に向けたモデル、英語学習におけるリスニングに重点を置いた単語帳など様々な種類の電子辞書があります。

こうした電子辞書の中には社会人や学生向けのものばかりでなく、シニア層におすすめのものや主婦の方にも便利なものなど様々な層に向けたものがあります。

電子辞書の選び方

たくさんの種類がある電子辞書を選ぶためには、まずは電子辞書を使う目的をはっきりとさせておくことが重要です。

使う用途がはっきりとしていれば、あとは上記に述べたようなそれぞれのモデルに搭載された機能などと照らし合わせて選ぶだけなので電子辞書選びがより簡単になります。

さらに細かく選ぶ際のポイントとしては、「それぞれの電子辞書に搭載された機能の違い」「画面の大きさ、表示される文字の大きさ」「画面やキーボードの操作性」「デザイン、重量」「価格」などがあります。

これらのポイントにおいて自分が重要視するもの、または妥協できる点などを考えて電子辞書を選んでみましょう。

次からは電子辞書を選ぶ際に重視したいポイントについてまとめていきます。

操作性

電子辞書を選ぶうえでまず重視してほしいのが操作性です。

とくに、手書きパネルでの検索が可能なものはおすすめです。

読み方が分からない漢字や語句が出てきたときにはタッチパネルでの手書き入力機能があった方が検索の際に便利です。

英語学習のみであればあまり問題はありませんが、漢字の学習に利用したい時や英語以外の第二外国語を学びたい時にはぜひあった方が良い機能です。

また他の機能については文字の大きさを自由に変えられる機能がおすすめです。

とくにシニア層の方が電子辞書を使われる時には電子辞書の文字の大きさを変えられる機能を搭載しているものを選ぶといいでしょう。

使用する目的

先にも書いたように、電子辞書を使用する目的に沿ったものを選ぶようにしましょう。

ほとんどの電子辞書には国語系辞書と英語系辞書の二つが搭載されていますが、それ以外のコンテンツが電子辞書を選ぶときには重要になってきます。

英語を学ぶためにはそれに特化した電子辞書が必要になりますし、第二外国語を学ぶときには学びたい言語の辞書のデータが搭載されているかをきちんと確認する必要があります。

また、実用的に他言語を学びたいという人にはネイティブの発音が再生できる機能を備えた電子辞書がおすすめです。

電子辞書を買う前に使用する目的や場面をできるだけ細かく想定し、重視したいポイントと妥協できるポイントを明確にすることが大切です。

自分に合った機能

近年の電子辞書には高機能なものが多くなってきています。

しかし、せっかく電子辞書を買っても使いこなせなければ意味がありません。

電子辞書を選ぶときには自分が使いこなせるだけの機能であるかを確認してみましょう。

画面の見やすさやタッチ機能など年齢や目的に合わせて検討しましょう。

大きさや重さなども使用者個人に合わせたものを選ぶといいでしょう。

電子辞書を選ぶときには実際に持ってみた感じや画面や文字の大きさを使用者個人が確かめるのが重要です。

購入の際にはまず近くの家電量販店へ足を運んでみることをおすすめします。

はじめからネット通販などを利用して買ってしまうと思ったより画面が大きかったり文字が見づらかったりする場合もあるので、必ず実物を見て判断するようにしましょう。

まとめ

一口に電子辞書と言ってもこれだけ様々な種類や機能があります。

学生、社会人、シニアなど同じような層に向けたものや同じ機能を持ったものでもメーカーやモデルによって個性は様々です。

この中から電子辞書を選ぶのは本当に大変です。

選ぶときのポイントや自分の使用目的を明確にし、よく考えて本当に自分に合った電子辞書を見つけましょう。