電子辞書は使い始めるタイミングが大切!(口コミ・体験談)
語学の勉強で欠かせない辞書。
みなさんは紙辞書派ですか、電子辞書派ですか?
私は高校2年生までもっぱら紙辞書派でしたが、高校3年生になってからは電子辞書ばかり利用するようになりました。
今回は、どちらも愛用経験があるからこそ分かる電子辞書・紙辞書それぞれの魅力と、電子辞書を使い始めるべきタイミングについてお話ししたいと思います。
1.紙辞書しか知らなかった高校時代
私は高校2年生まで両親の方針で電子辞書を買ってもらえませんでした。
「勉強は紙辞書でするもんだ!」という両親の考えのもと(両親は電子辞書で勉強したことがないというだけだと思いますが…笑)、国語辞典、古語辞典、漢和辞典、英和辞典も和英辞典も全て紙辞書を使っていました。
おかげで高校の授業で古文、漢文、英語がある日の荷物量は大変なことになっていました。
しかし、両親の言うことは一理ありました。
私は暗記を視覚情報から進めるタイプだったので、「この単語はあのページのここら辺に載っていてピンクの蛍光ペンが引かれていた!」なんて覚え方ができ、これは紙辞書ならではの良さだったかなと思います。
また、紙辞書は紙の触り心地に使用感が出てくるため、使えば使うほど触るとわかり、勉強した感が感じられるのも勉強のモチベーション維持には役立ちました。
2.電子辞書の魅力を知った高3
しかし高3になり日々持ち歩くテキスト量が増えたことや辞書を引く時間が惜しまれるようになったことから、両親に頼んで電子辞書を買ってもらい、そこで初めて電子辞書のコンパクトさとスピード感を知り感動しました。
高2までである程度の単語力はついていたので、高3以降で辞書を使うときは確認や補足程度だったので視覚情報として紙辞書より弱くても十分事足りましたし、何より受験を目前に控えていて時間がなかったので電子辞書の検索のスピード感はとても嬉しかったです。
3.電子辞書の魅力
先にコンパクトさとスピード感の話をしましたが、電子辞書の魅力はそれだけではありません。
1つの電子辞書に何種類もの辞書が入っていることは語学の勉強方法的にもとても役立ちます。
例えば、英作文の際に和英・英和辞典を使うことはもちろんですが、英英辞典で他の単語を探してみたり、もとの日本語を国語辞典で検索すて他の日本語に置き換え、その単語を和英辞典で検索するなんて使い方もできるのです。
これが紙辞書だと何冊もの辞書を同時に開き見比べなければならないので面倒くさくてついつい調べるのをサボってしまったりします。
より発展的な語学の勉強の際には特に電子辞書の良さが活きるのではないでしょうか。
4.電子辞書を使うタイミング
とはいえ、最初に述べたように紙辞書ならではの魅力があるのも本当です。
そこで私は、勉強段階によって紙辞書と電子辞書を使い分けることをおすすめします。
具体的に言うと、基礎力養成期間には紙辞書、応用力養成期間には電子辞書を使うのがおすすめです。
勉強している語学の基礎を抑えている間は、単語力強化の為にも調べながら色々な単語を目にすることができ、体感をもって単語を調べられる紙辞書の方が向いているかと思います。
基礎段階で、一切の無駄を省いた電子辞書の検索機能を使うのは勿体無いと思うからです。
紙辞書ならではの、パラパラめくりながらより多くの単語を目にする機会が単語力強化にはとても役立つのではないでしょうか。
一方、受験前であったり留学先で単語を調べたいなんて言うときにはスピード感が大切ですから、電子辞書の方がいいでしょう。
確認や補足程度の検索であれば、覚える為の手間よりは時間節約の為のスピード感の方が大切です。
私は大学に入り第二外国語でフランス語を勉強する際も、1年目は紙辞書を使い、2年目以降の会話やライディングの授業で電子辞書を使うようになりましたが、とても効果的でした。
まとめ
コンパクトでスピード感もある電子辞書。
最近ではスマートフォンでもアプリを入れれば使える電子辞書なども出てきてより気軽に利用できるようになりました。
適切なタイミングで活用すれば、より効果的な勉強をするのに大いに役立つでしょう。
自分の勉強の段階をよく見極めて、いいタイミングで使えるよう、工夫してみてください!