1万円前後で電子辞書が買える!格安モデルの魅力とおすすめ2機種の紹介
電子辞書はインフレが進んでおり、学習意欲が高い人にとってはネックとなるポイントです。
そんなときは、1万円前後で購入できる格安モデルから手に取ってみてはいかがでしょうか。
ここでは、大手メーカーの販売する格安電子辞書のメリットを解説した上で、おすすめ2機種のご紹介・超低価格電子辞書に関する考察も述べます。
1万円程度で電子辞書が買える
国内でシェアを独占しているのは、カシオ・シャープの2社。
コンテンツ量が多く魅力的ですが、オーバースペックすぎて使いこなせない・語学を学び始めた人にとっては扱いづらいなど、ネガティヴな声も聴かれます。
また、電子辞書自体が日本固有のものであるため、海外旅行のお供に携えていくと怪訝な目で見られた…という失敗談も。
なにはともあれ、ひとまず電子辞書の今を知りたいだけであれば、格安モデルの購入がおすすめできます。
大型家電店には並ばない
各メーカーの格安モデルは、大型家電店の店頭には並ばない傾向にあります。
電子辞書のメインユーザーが塾に通っている学生であることを背景として、よりコンテンツ数が多く・機能性の高いものが好まれるからです。
そのため、格安電子辞書を探すのであれば、アマゾンや楽天などの通販サイト・家電店のオンラインストアで開催されるアウトレットモールなどがおすすめです。
格安電子辞書のメリット
「外装が脆く、すぐ壊れたりしないか」などといった心配の声も聴かれますが、前項でも挙げた大手メーカーの製品ならば、総じて高品質なので安心できます。
1万円前後で購入可能な電子辞書のメリットについて解説していきます。
コンパクトで軽量
大手メーカーのエントリーモデル、つまり1万円前後で購入できる電子辞書最大のメリットは、携帯性に優れることです。
耐衝撃などの構造はミドル~ハイエンドモデルのものそのままに、コンテンツ収録数をスリム化した分本体の小型化や軽量化に成功しているのがうれしいところ。
かばんの中がかさばりがちな女性や、他モバイル端末も持ち運びするビジネスマンにおすすめできます。
紙辞書との価格比較
紙辞書と比較したときにお得感をしっかりと感じられるのも、格安電子辞書のメリットです。
たとえば和英・英和辞書なら、紙ベースだと2冊合わせて1万円越えとなることも珍しくありません。
加えて百科事典や国語辞書を揃えるのであれば、10冊も集めると3万円超となるのは回避できないことになります。
このコストは”紙の本派”の学習者や読書家を悩ますもの。
電子辞書なら、10コンテンツ以上も入っているものが最安1万円切りで購入できます。
スペースとコストを同時に節約したいかたにおすすめできる一品と言えます。
カシオ/エクスワード XD-C500
ここからは、大手メーカー2社の1万円前後のモデル2種を紹介します。
まずは電子辞書の王様「エクスワード」シリーズから。
ハイエンドモデルだと6万円、アマゾンベストセラーモデルでも2万円を超えることで有名ですが、実はエントリーモデルも現行で販売しています。
初めての電子辞書におすすめ
1万円前後で購入できる電子辞書としては、驚きの15コンテンツを収録。
中国語・スペイン語・ドイツ語などの追加コンテンツにも対応しています。
収録済みコンテンツを大別すると、国語系/英語系/生活教養系に分かれますが、それぞれのボリュームは書き仕事を専門とする人でも大満足の内容。
まず国語系を見ていくと、公式文書では必須となる広辞苑は当然のごとく収録済みその他、熟語を調べるのに便利な漢字源・類語辞典・カタカナ語辞典も収録しています。
これだけでも紙ベースなら15,000円は間違いなく超えるので、元をとれると言えます。
和英・英和辞書にはウィズダムを採用。
中高生~社会人まで、特にTOEICや2020年度から始まる大学入試共通テストの対策にもなります。
その他学習に使えるコンテンツとして、世界史・日本史の教科書はもちろんのこと、百科事典や四季に関する辞典・ことわざ辞典までを収録する大満足の内容。
また、取り回しもしやすいのがうれしいポイントです。
単3アルカリ電池1本で駆動するため、急な電池切れでも安心。
これで連続100時間使用することができます。
USB充電方式だと、お出かけ先の急な電池切れに対応できないことがしばしばあるため、電池式のメリットは非常に大きいと言えます。
重量も175gと非常に軽量で、小さなポーチに入れても全く気になりません。
初めての電子辞書は安心のカシオブランド・とはいえあまりコストをかけたくないという人におすすめできます。
シャープ/Brain PW-NK1
カシオに続く大手電子辞書メーカーのシャープ。
もともと格安がウリのBrainシリーズですが、もちろんエントリーモデルも存在します。
品質とコンテンツ数のバランス良好
収録コンテンツは5種類。
ユーザー数が多い大路林を採用しており、もちろん百科事典も付属。
格安電子辞書としては珍しく、和英・英和辞書にはウィズダムを採用しています。
Brainシリーズ特有のリスニング機能強化がこのモデルにもあり、ワンタッチで発音を確認する物理キーがついています。
こちらも電池駆動式で、単4電池1本を使用。
前項のカシオ製品よりも連続駆動時間が長く、150時間にも及びます。
シャープは追加コンテンツの豊富さに自信があるメーカーで、同メーカーのミドル・ハイエンドモデルでも使える辞書をあとか収録させることも可能。
カスタマイズ性の非常に高い辞書と言えます。
外装も高級感があり、ビジネスパーソンへのプレゼントにも最適です。
社会人の英語学習者に特におすすめできる、スマートな製品です。
5,000円以下の電子辞書
ここで紹介したもの以外に、旧モデルのデッドストックを格安で購入するという方法があります。
これであれば、5,000円以下で3コンテンツ程度収録のモデルを着実に狙うことも可能。
ただし、利用目的によっては「安かろう・悪かろう」ということも懸念されます。
第一に、この価格帯のモデルのほとんどが、カラーではなく白黒の液晶画面であるということが挙げられます。
近視・老眼気味の方にとっては辛いところで、文字の拡大機能がついている機種も少ないため、結局使わなくなることも。
また、カスタマイズ性が著しく下がるのもデメリットです。
収録辞書が旧版にもかかわらずアップデートできない・追加で別の辞書を入れることが出来ないなど、現行モデルならではのメリットのほとんどを享受することができません。
それでもなお、超低価格帯の辞書を求める人がいます。
低価格電子辞書の購入法としては、紙ベースで気に入っている辞書の収録があるものを選ぶのが最大のコツです。
本や辞書は全て紙で…というかたが、お出かけ先でちょっと調べたいものが出た際に、非常に便利に使えると言えます。
あくまでも紙辞書のサブ端末として意識をし、もっと便利に使いたいと思った段階で人気機種に買い替えていくのが、お得感のある購入法です。
まとめ
カシオ・シャープといった大手メーカーも、品質はそのままでコンテンツをスリムアップ・価格をぐっと下げた非常にお得なモデルを販売しています。
電子辞書ベストセラーモデルを見ると「やはりこのくらいの予算は必要か」としり込みしてしまいますが、こういった選択肢もあるということを念頭におくと、学習や教養の習得ハードルが低くなります。