カシオと言えば?電子辞書とすぐに思い当たるけど、その特徴とか歴史とかは?

カシオ 電子辞書 エクスワード コンパクトモデル JIS配列キー XD-C100E

カシオと言われれば精密機器の会社、という答えが返ってくるほどに、電算機や時計電子辞書などの分野ではトップを走る有名な会社です。

特に若い人には、カシオの時計と言えばトップブランドとして認識されていることでしょう。

また学生時代には1度はお世話になる、電子辞書も勿論カシオの独壇場と言っても過言ではありません。

そもそもカシオってどんな会社?

戦後すぐに、樫尾製作所として立ち上がった会社が、カシオの母体になっています。

電子式計算機の、当時は歯車を使った機械的機構を、継電器を使った電子式計算機の試作も戦後すぐにこの会社で行われていたと言うのには、驚きを隠せません。

その後、現在の会社名の「カシオ」を使った、カシオ計算機株式会社が発足することになります。

この会社の歴史を見てみると、「世界初」と言った表現が多いのにも驚かされます。

現在多くの人が恩恵を受けている電子機器の開発の多くに、カシオがかかわっていると言う事は、カシオの製品の正確さ緻密さを証明しているとも言えるでしょう。

いずれにせよ、日本を代表する精密機器メーカーであることは言うまでもありません。

余談ですが、これほどに精密機器や電子機器を世に送り出しているカシオが唯一、PCのみは早々に撤退したと言うのは面白い現象とも言えます。

逆に言えば、現在のPC産業の慌ただしさや急激な変化に巻き込まれずに、自社のペースを守ることが出来たと言うのは、カシオにとってもその製品のファンにとっても幸いだったかもしれません。

カシオってどんな製品があるの?

カシオ計算機株式会社の名前の通り、まず第一に上げられる製品が計算機、電卓であることは言うまでもありません。

そしてGショックに代表される、カシオの時計もまた人気の商品になっています。

計算機は会社の黎明期からの製品ですが、Gショックはと言うと意外と後になってから、1983年の発売なのです。

では電子辞書はと言うと、1981年に第一号機が発売されていますので、時計よりこちらが先の開発になっています。

まあ日常使う時計の方が、印象が強いのは当たり前と言っても仕方のない事ですが、電子辞書は影の力持ちと言う感じかもしれません。

また年代によっては、カシオと言われるとワードプロセッサーのイメージを抱く人も、少なくないと思われます。

まだPCの無かった時代に、ワープロは手書きの原稿を打ち込みの原稿に出来る、画期的な機械だったのです。

ただこのワープロの時代は、PCの台頭によってあっという間に過ぎ去りましたので、覚えている人は少ないかもしれません。

カシオも勿論PC開発に携わりましたが、早々に撤退しています。

電子辞書としてトップブランドのカシオとは?

前述しましたように、第一号機は1981年の発売です。

そして2004年以来、カシオの電子辞書が国内トップのシェアを誇り続けているのです。

カシオの電子辞書のブランド名

カシオの名前と、その電子辞書のブランド名のエクスワードとどちらが有名か、これは難しい問題ではないでしょうか。

メーカー名を重視して選ぶ場合はともかく、手軽に使えそうな機種を、販売店のスタッフのおすすめに従って購入したらエクスワードだった。

エクスワードと言う名前は認知できたけど、ある日裏蓋を見てカシオの製品であると言う事が初めて解った。

などと言う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実際製品のブランド名が先に立ってしまい、制作メーカーの名前は後になってやっと解ると言う製品は少なくないはずです。

でもそれも、ブランドとしての優秀さが先に立っている証拠とも言えるでしょうね。

日を追うにしたがって豊富になる電子辞書

他のメーカーでも同じことでしょうが、これら精密機械特に情報関連は日進月歩どころか、分進秒歩の世界です。

新たな情報の管理や、ハード自体の使い勝手の良さに持ち歩くのに便利なコンパクトさや軽さ、常に品質の向上が求められます。

そのような慌ただしい世界にあって、決して後れを取らずでも品質を落とすことも無いのが、カシオの製品であり電子辞書であるのです。

カシオの電子辞書の目的別特性は?

学生用電子辞書

学生が気軽に、でも調べたいことがすぐ調べられるような辞書と言うのは、結構難易度の高いものになります。

普段の生活に加えて、学校の授業関係やそこから派生する疑問にも答えてくれるような辞書を、全て用意するのは不可能とも言えます。

カシオの電子辞書は、日本史や世界史などのコンテンツも豊富に含まれ、古語辞典なども入っているので学生にとっても使い勝手のいい辞書になっています。

ただし学生と言っても、大学生向けの辞書と小学生向けでは大きな差がありますので、一概にはとお考えの方もいるでしょうが、さすがのカシオですので小学生向けモデルの追加もされているのが現状です。

一般向け電子辞書

一般向けと言うのは実は多くのコンテンツの必要なジャンルですので、学生向けよりも多くの情報が必要とされます。

カシオの一般向けの電子辞書の場合、ビジネス、暮らし、趣味と幅広いジャンルに分けられていますので、大変に便利に使用できます。

近頃ではこの手の製品の場合、100を超えるコンテンツが収録されているのです。

外国語用電子辞書

外国語習得や海外旅行に必須なのが、外国語用に特化された電子辞書です。

カシオの電子辞書の場合、英語は勿論中国語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、韓国語、ロシア語モデルが用意されています。

これだけあれば、よほど特殊な環境でない限り、世界中どこでも役に立つ電子辞書と言えるでしょう。

医学用電子辞書

一般人にはあまり関係の無いと言える、医学用の電子辞書もカシオでは用意されています。

医学用語から薬の知識まで網羅した情報は、医療関係者にとって大きな助けになるでしょう。

また医学を目指す学生の方にも、おすすめの製品です。

医学用語などの紙の辞書を揃えて持ち歩くなどは、物理的に不可能ですがカシオの医学用電子辞書ならば、どこでも持ち歩けて使えますね。

機械自体の便利安心な特徴は?

古いモデルや一部のモデルには装備されていない機能もありますが、2006年以降の主力モデルには次のような機能があります。

液晶パネルのライト

液晶パネルにバックライトが付いていますので、暗い場所でも見やすく使えます。

これは目の疲れの軽減にも役立ちますので、大変にありがたい機能ですね。

強化設計を採用

TAFCOT(タフコット)と呼ばれる強化設定を採用していますので、落下などによる衝撃を吸収できるようになっています。

特にお子さんが使用する場合、落下による故障が多くなりますので、それを少しでも防ぐために有効な機能と言えます。

解像度の高い液晶画面

解像度が320×480の液晶画面が搭載されていますので、目にも優しい仕様になっています。

前記しましたバックライトと合わせて、長時間の使用の場合に非常に助かる機能です。

蓋の開閉に合わせて電源がON/OFF

蓋の開閉で電源がオンオフできますので、ついうっかり長時間使わずにバッテリーを消費してしまった、等と言うミスを減らすことが出来ます。

電源を間違えてオンにしたまま持ち運んでいると、肝心な時にバッテリー切れと言う問題に当たってしまいますが、その点でもこれは助かる機能です。

まとめ

精密機器を扱っては常にトップを走っている、カシオです。

その製品の全てが、緻密にまた使いやすく出来ているのは、消費者としても安心して便利に使えます。

特に電子辞書に関しては、他社の追随を許さない情報の多さと使い勝手の良さ、しかも持ち運ぶのにも便利な機能の数々を特徴としています。

そんなカシオの電子辞書は、子供から大人まで安心して便利に使える辞書のトップとも言えるでしょう。