カシオの電子辞書が幅広い年代に受け入れられている理由と機能

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カシオの電子辞書は、シャープ、セイコー、キャノン、ソニーといった他社電子辞書よりも幅広い年代で受け入れられています。

その理由はなぜか、カシオの特性と各社の比較を中心にレポートします。

単純に言葉の意味を調べる以外での便利な使い方を記載します。

また、近年使われているWeb翻訳との違いについても記載します。

カシオは幅広いラインナップ

カシオの製品数は他社メーカメーカーとくらべ、一番多いです。

収録されている辞書の数が多いものや、各第二外国語収録はもちろんカラー別モデルやあいうえお順のキーボードを採用したモデルもあり、細かいニーズにこたえられるようになっています。

こういった幅広い選択肢を提供することでそれぞれユーザーに合った機種が選びやすいのが特徴と思います。

逆に他社機種では医療用やマイナーな英語辞書、テレビが見られるものなどニッチなところを攻めるものがあり、そういったものを喜ぶユーザーに受けています。

カシオラインナップを大別すると下記のように分かれます。

一般・ビジネス

家庭での利用、事務作業の補助など一般的な利用に向いています。

専門性に特化した内容ではありませんが、収録冊数が多く誰でも便利に使えるようになっています。

その分選択肢の多さで迷ってしまうことがありますが、予算とデザインで選んでもそう失敗をしない優等生なモデルです。

専門・第二外国語

医療や理科、英語の語彙数が多いことや、フランス語や中国語の学習など目的のはっきりした方向けのモデル。

一般モデルよりもやや高価になりますが、情報量が多く人気のあるモデルです。

用途がはっきりしているので選びやすいです。

学生向け

国語と英語・漢字等に絞り、比較的コストを抑えているモデルです。

学生はもちろんですが多すぎる辞書はいらないといった方にも向いています。

デザインが豊富にあることが多いです。

簡易版

1万円以下で電卓コーナーに置いてあることが多いです。

画面が1行~2,3行しかなく、書籍の辞書を基にしたものではないため情報量も少ないです。

一昔前は流行りましたが、現在はあまりおすすめではなく、同じ予算で過去モデルの掘り出し物を探したほうがいいと思います。

カシオは多彩な販売チャネル

通信販売等でもよく見かけ、量販店等での販売拡充運動も盛んです。

営業努力といえばそれまででしょうが、他社に比べ力の入り方が大きいように感じます。

通販番組ではほぼ毎日カシオの電子辞書が売られています。

通販番組の製品は型落ちが多いのですが、電子辞書は型落ちといってもないように大きな劣後があるわけではないのでおすすめできます。

一般的な店舗では販売されていませんが、学校向けの限定モデルの販売もあります。

学校向けモデルは内容が学生向けに特化されていて内容が充実しているのはもちろんですが、大量納入であるためか比較的安価であることが多いのでお買い得だったりします。

電子辞書ならではの機能

電子辞書ならではの機能というと、持ち運びが簡単にできる。

ページをめくる必要がなく早い、複数の辞書がまとまっている、ということにばかり目が行きがちですが、電子辞書ならではの優れたサポート機能があります。

ワイルドカードによる検索機能

「偉そうな表現でナントカがましいって言葉なんだけど、なんだっけ、度忘れした。。」「あの単語を調べたい、でも一部しか思い出せない」「『~~~っぽい』のように比喩表現のような言葉をたくさんまとめて調べたい」こういった場合電子辞書の機能はとても便利です。

「??がましい」あるいは「__がましい」(記号は機種によって異なる)のように入力すれば、該当する単語を表示してくれます。

これは電子辞書ならでは!

横断検索

カタカナ語の場合など、広辞苑等の国語辞典では、いまいちピンとこない結果が得られること上があります。

その時複数の辞書を横断して結果を表示させるとたとえばコンピュータ用語辞典の結果で分かりやすい解説がされていることがあります。

言葉の意味を本当に把握したいときには欠かせない機能です。

ジャンプ機能

英英辞典の利用で特に多いのが解説文書自体にある単語の意味が分からない場合、この場合わからない単語を選択するだけで意味を表示させることができます。

英英で表示させることはもちろん、英和でも表示させることができますので、さらに理解が深まります。

ジャンプ機能を使う場合、多くの機種では画面を分割して元の辞書とは別表示可能です。

この画面分割の機能も電子辞書の便利な機能の一つです。

追加・バージョンアップ機能

機種によりますが、辞書の改訂があった場合に最新に差し替えること、メモリカードを利用して追加の辞書を利用することができます。

大学進学を控える方や、会社勤めの方などに今後利用用途が広がった場合に買い替える必要がないのはメリットです。

実は非常に安い

電子辞書の平均的な価格は1万円代後半~3万円台と高価のように感じますが、通常最低限収録されている国語辞典、英語の辞典だけでもセットで1万円以上します。

そこに類語やカタカナ語など複数の辞書が追加され、機種によっては百科事典までが収録されており、同じ内容を紙の辞書で購入した場合は10万円以上になることも多々あります。

電子辞書は非常にお買い得なのです。

手書き検索機能

こちらは特に難読の漢字を調べるときに重宝します。

紙の辞書の場合、読めない漢字を調べる場合は画数や部署から検索しますが、非常に煩雑になるので、この機能は電子辞書の本領の一つです。

発声機能

機種によってしまいますが、英語の発音をネイティブ発音で出せる機種があります。

英語の勉強をするユーザーにはありがたい機能です。

英語のWeb翻訳機能との違い

Web翻訳で単純に意味を調べるだけであれば、大きな違いはないのかもしれません。

ですがWebの翻訳機能は、特に無料のものは簡単に意味を記すだけのものがおおく、品詞や発音記号がなく、また用例などもない場合が多く、本当に適切な解釈できるか難しいものがあります。

忘れてしまった場合など英語の意味を理解していて、確認のみであれば問題ありませんが、英文の意味を正確に理解する必要がある場合、逆に正確に英語で表現する必要場合には、英和辞典、和英辞典、英英辞典の利用可は必須と思います。

電子辞書のデメリット?

逆に紙の辞書が優れている点です。

なんといっても直接書き込めること、メモがつけられることは大きなメリットです。

直接書き込む、付箋を付けることでの視認性は高く、ユーザーの頭にも残りやすいです。

使う側の意識かもしれませんが、長年なじんだとっつきやすさというものがあるのかもしれません。

ただし、近年はマーカー機能、電子ふせん機能などが登場し電子辞書が紙の辞書に近づいていますし、初めて使う辞書が電子辞書というユーザーも出てくると思います。

そういった場合にこういったデメリットはなくなり電池切れ以外のデメリットはなくなってしまうかもしれません。

まとめ

まとめとして、カシオの電子辞書は万人向けの機種です。

特に1台目の機種に最適です。

(各分野に特化した専門性の高い機種は、用途が限られる場合や2台目として使うことをおすすめ)電子辞書は意外と直観的な利用が可能です。

パソコンと異なりシンプルな画面ですので誰でも使えます。

機能の多さに戸惑わず、まずは使ってみてだんだん機能を発見していくことも楽しみになるのではないでしょうか。

以上