小学生の子供が学習をする上でおすすめの電子辞書、カシオのXD-SK2800
我が子は、小学校低学年の頃から大手塾の通信教育(中学受験を意識して作られた)で勉強してきました。
2年生後半になると、国語の教材の中に小学生用の国語辞典には載っていない言葉にいくつも出てきて、大人用の辞書を使うことも出てきました。
しかし、文字が小さく目の悪い我が子は見にくかったため、試しに私が使用していた電子辞書を使わせたところ、とても快適だったようなので、子供用に電子辞書を購入することにしました。
カシオから小学生用のものが発売されていることを知り、ネット等で詳細を調べてお店に足を運びました。
辞書を選ぶ際に最も優先したこと
最優先にしたことは、小学校低学年の子供にとって操作が簡単か、内容が理解できるよう説明されているか、ということでした。
必要だったのは大人用の国語辞典でしたが、辞典によって意味の記載の仕方が違うので、小学生が見てわかりやすいかどうかを調べました。
カシオでは、小学校低学年用から、中学生用、高校生用、一般用、と色々な種類の電子辞書が発売されていたので店頭で全部見比べました。
小学生をターゲットに作られているこのカシオのXD-SK2800はかなり見やすく、子供が触っても操作しやすそうでした。
また、かんたんサーチという機能がついていて、わからない言葉を入力すると、掲載されている辞書全てに載っている意味が辞書ごとに出てくるので、自分が理解しやすい辞書の意味を選ぶことができるのが良かったです。
カラーか白黒か
カシオXD-SK2800はカラーでしたが、一般用で昔からある白黒のものも発売されています。
価格的には白黒の方が安かったので白黒の画面も子供に見せてみました。
しかし、子供は即「カラーにする」と言いました。
文字だけであれば白黒でも問題はないかと思っていましたが、文字だけでもカラーの方が圧倒的に見やすく、大人が見ても明らかでした。
購入場所について
大型の電化製品だったら悩むところですが電子辞書は小型であり、価格を調べたら圧倒的にネットで購入する方が安かったので、ネットで購入しました。手元に届くのも早かったですし、梱包もきれいにされていました。
電子辞書のような商品であればネットでの購入はおすすめです。
ただ使用するのが子供の場合は、必ず店頭に行って使用する本人が使い心地を一度試してみてからの方がいいと思います。
国語辞書以外の機能で魅力的だったもの
子供は植物や昆虫に興味があったので、このカシオXD-SK2800の中に入っているデジタル植物図鑑、デジタル昆虫図鑑、小学百科大事典『きっずジャポニカ』、ブリタニカ国際大百科事典にも興味を示していました。
カラーで写真もたくさん入っていて、大人が見てもわかりやすく楽しいです。
またクラシック名曲1000フレーズというものが入っていて有名な曲のサビの部分が収録されていて、音楽が好きな我が子は「この曲知ってる」といいながらいろいろ聴いていました。
それから四字熟語辞典やことわざ辞典等も入っていて、元々紙の辞書を持っていなかったような種類のものも収録されているため、高学年になって学習が進んできた今、使用する機会が増えてとても便利です。
日本語アクセント辞典もよく使っています。
本来のイントネーションと違う形で言葉が話されることが多い今、子供が出会う初めての言葉を大人も正しい発音で自信を持って教えられるか、と言えばなかなか難しいと思います。
電子辞書に収録されているこの辞書では、調べると発音を耳で聞くことができるようになっているので、わかりやすく役立っています。
意外と良かったコンテンツ
我が子は英語の学習をそれほどしていなかったので、英語系はあまり使うことはないかな、と思っていました。
しかし、NHKの『リトル・チャロ』や『基礎英語』に興味を示し、しかも『リトル・チャロ』は映像が見られるので、テキスト等はなくても楽しむことができます。
英語力がどの程度つくのかは「?」ですが、英語に触れるという意味では負担がなく楽しめるので、小学生にはぴったりだと思います。
購入後の使用頻度
購入後しばらくは電子辞書しか使っていませんでした。
パソコンやスマホもほとんど触っていなかったので、物珍しかったこともあると思います。
しかし、しばらくすると一度紙の辞書に戻りました。
そして、小学生用の辞書で載っていないものだけ電子辞書で調べていました。
しかし、高学年になった今では、調べるものがかなり多くなってきたようで、電子辞書の「かんたんサーチ」機能を使って学習をすることが多くなりました。
最初は、この「かんたんサーチ」はなんとなく楽をしているみたいで、子供に使わせることが親としては嫌でした。
しかし、この機能を使うと電子辞書に入っている全ての辞書を検索してくれるため、より深く調べられるということがわかりました。
高学年になると理科・社会も難しくなってくるので、この「かんたんサーチ」機能がかなり役立っているようです。
自分で辞書・辞典を使って調べようとすると、一つの辞書を調べて意味がわかれば納得してしまいますが、色々な辞書・辞典に載っている内容が見られるため、すぐに比較することができて自然と深く学べることがわかりました。
よって、短時間で深く調べることができるため、今は子供もほとんど電子辞書を使って学習しているようです。
子供に電子辞書を使用させて良かったこと
紙媒体を見ることが減ってしまうのではないかと心配しましたが、電子辞書内に入っていない言葉や植物、動物、昆虫等もあり、載っていない場合は他の図鑑や辞典を調べるということもするようになりました。
また、大人に聞かずに自分でさっさと調べられるようにもなりました。
言葉や事象がわかるようになってきたことで、文章も少しずつ難しいものが読めるようになってきました。
子供をデジタル1本にするのはちょっと心配でしたが、意外とそうはならず安心しました。
また、多くの辞書・辞典が入っているので、学習の難しさに応じて辞書を買い足す必要もなく、また、収納場所もとらないので親としてもとても有難いです。
子供に聞いてみると、塾に電子辞書を持ってきてる子もちらほらいるようです。
塾のテキストだけでも荷物が重いので、この電子辞書の軽さはとても助かるなあと思います。
これからの電子辞書の使い方
子供の受験勉強が進んでいくと、この内容で対応できるのか、中学生用、高校生用を考えた方がいいのではないか、という懸念が少しあります。
今の辞書を下の子に譲って、どこかのタイミングでもう少し難しめの電子辞書に変えることも考えていますが、もうしばらく様子を見ようと思っています。
また今の時代、ネット検索で大抵の情報はわかるようになっています。
しかし、辞書、辞典のような正確さはありません。
ネット上の情報は、何となくでの曖昧な情報が多いのが実情です。
子供がきちんと勉強していくには、絶対に正確な情報が必要になります。
子供が新しいことを学んでいる間は、辞書、辞典を第一に調べることを勧め続けると思います。
ネットで得た情報があっても、最後は辞書、辞典で確認するという姿勢が大学生、社会人になって専門分野を学習する時に役立ってくると思っています。
まとめ
最初は、子供にデジタルの物を使わせることに少し抵抗がありました。
しかし、子供に電子辞書を使わせてみて考え方が全く変わりました。
簡単にタブレットやパソコンを子供に使わせるよりも、まず、このカシオの小学生用電子辞書のようなタイプを子供に与えて物事を調べさせる方が安全です。
そして、自分で物事を調べる習慣がつき、より深く学習できるようになるので子供の学習意欲が高まると思います。
これからも、子供はずっと電子辞書の種類を変えながら電子辞書とともに勉強していくだろうな、と思っています。