イタリア留学のお供・電子辞書が便利すぎる8つのポイント
イタリア留学生です。
電子辞書なしでは生きていけないくらい、いつも必ず携帯しています。
電子辞書を大親友と言って笑いを取っています。
私はCasioの電子辞書を使用しています。
紙の辞書も好きなのですが、やはり実際に暮らすとなれば電子辞書があった方が絶対に良いでしょう。
学習に、会話に、いやイタリアで生きていく上で来たばかりの人にとっては便利すぎる8つの理由をお伝えします!
1.ジャンプで一目瞭然!動詞の時制の活用法
電子辞書には「ジャンプ」を押すと、時制の活用法が全部出てきます。
筆者は10年前の型落ちものを買いましたら、それでもついています。
この機能は本当に嬉しいです。
現在、過去全般、未来全般、接続法全般、条件法が表の一覧出てきてくれます。
しかも代表的な動詞や規則・不規則にかかわらず全部の動詞でみることごできます。
この機能は本当におすすめです。
やっぱ初めて文法を学ぶ時ってなかなか時制や人称変換が覚えられないと思うのです。
それを電子辞書はスーパー頭脳で教えてくれます!
調べる時間や見つける時間が短縮できますし、かくじつに正しい情報です。
南イタリアに留学、観光等でイタリア語を使うときは文法が少し異なるので、ご注意ください。
人称が敬語の「Lei」が「Voi」になっていたり、過去形は昨日までは近過去、一昨日以上前は全部「遠過去」になっていたりするので注意が必要です。
南の方は昔の言葉が残っているためです。
2.便利な成句・例文機能で学べる
英語でも同じだと思いますが、前置詞はとくに難しいです。
電子辞書の「例文」を押すと、正しい使い方をしている文章が出てくるので、その使い方を丁寧に覚えましょう。
前置詞の使い方ばかりは理論なく「この動詞のあとは絶対にこれ!」と、習慣なものが多いです。
逆に二語で意味を調べたい場合は「成句検索」を使います。
こちらを利用したい場合は、単語と単語の間に&記号を入れると、二語の意味が探せます。
その下の「例文検索」でも同様に例文の中で出てくるものを探せます。
例えば、「例文検索」に、さっき前という" fra poco" を検索するときは"frapoco"と続けて入力しても出てきませんが、スペースの代わりに “fra&poco" と言えれると、このフレーズが含まれている例文が一覧で出てきます。
入力した二単語が例文とかで引っかかるものがあれば、一覧で出てきます。
3.変化系の形のままでも検索できる!
電子辞書に変化系のまま入力しても、原形の検索結果へ連れて行ってくれます。
「変化系検索」のところに入力しましょう。
動詞が出てきて元の形がわからなくても電子辞書が探してくれるので、本当に便利です。
4.アクセントの位置や発音記号が書いてある
これが電子辞書をおすすめする最大の理由かもしれません。
アクセントの記号は大きな辞書にしか書いてありません。
残念ながらアクセントのある音にしか書かれませんが、イタリア語には「e」と「o」に開口母音か閉口母音かの二種類あって、それの使い分けができないと通じない時もあります。
電子辞書ですとそれを強音節のみですが確認することができますので、ぜひ使ってください。
ただ、発音に関しては地域ごとに違いもあるので注意しましょう。
5.電子辞書がネイティヴによって発音してくれる
時にこちらが頑張って発音しても通じないという時は、残念ながらよくあります。
日本人には「r」と「l」の区別が曖昧だったり、「gl」の発音が難しかったり、「tt」や「gg」の促音の発音が難しかったり、先ほど書きました母音の種類が分けて発音できなかったりやら、色々問題があります。
そんな時は電子辞書にはネイティヴの声が録音されているので「発音」させて発音を学びましょう。
これも電子辞書に乗っているのはあくまで標準語なので、年ごとの訛りによって発音は変わります。
ですが、今の時代はみんなテレビは見ているので、標準語を喋っていれば理解してもらえます。
6.日本語からイタリア語検索機能で日本の説明をするときでも楽!
伊和だけでなく、和伊も便利です。
イタリア人や外国人の人は日本文化に非常に興味を持っている人が多いです。
そんな時に日本の習慣等を説明するには電子辞書の説明が、非常に役に立ちます。
イタリアに来て知りましたが、日本の文化って島国だからやはりものすごく独特なようです。
教えてとか説明してって求められることがとても多いので、そんな時に便利です。
例えば和伊で「おせち料理」と検索すると、ジャンプで「正月事情」というページに行きます。
たまにその説明では通じない単語もありますが(おにぎりの梅干しとかはイタリア語の一般的な単語に対応していないようです)、お餅、おにぎりの説明等は便利でした。
日本文化の説明に対する言い回しは、あらかじめ調べておいた方が良いかもしれません。
「ヒストリー」ボタンを押せば、履歴も簡単に見ることができますので、一度調べてすぐ使いたい時は便利です。
7.同義語や関連語が載っているので語彙が広がり、説明も楽になる
難しくってわからない単語に出会った時に当然辞書を使いますが、そこには同義語や似た言葉、派生した言葉が載っていたりします。
それも一緒にメモったり、もしも授業ならその辞書に出てきた同意語が本当に完璧に同意語なのか、ニュアンスが違うのかを質問してみましょう。
それは使わないとか、そっちの方が意味がネガティヴ度が高い、やらそういうこともあるので、聞くことは役に立ちます。
語源が違うと意味的には一緒でもイメージされるものは違う、というのはよくあることです。
あとはたまに英語ではなんて言うのかも書いてあったりするので、英語に強い人はそっから簡単にイメージできることもあるでしょう。
ちなみにこのCasioのイタリア語辞書には英語もついているので便利です。
なんだかんだみんな英語が喋れたり勉強はしているので、英語で言いたいことを思いついたら伝えても良いです。
8.困ったときはとりあえず「辞書で見つけた!」という
これは最近分かったのですが、イタリア人たちも悪気はないのですが、自分たちが習慣として使っている言い回しを使わないとか「違う」や「なんも理解できない」とか、「何が言いたいの?」と言ってきます。
ちょっと傷付きますが、本当に悪気はないです。
こちらは悪くないので、そんな時は丁寧に説明しましょう。
辞書でこういう表現を見つけたから、こう書いたとかちゃんと言えば、わかってくれます。
そして彼らは基本的には親切なので、自分たちのやり方に訂正してくれます。
辞書が間違っているというわけではないのですが、生活の中で実際に生きていく言葉や書き方は違っていたりするので、奥が非常に深いです。
自分にちゃんと根拠があるってときは、引っ込まないで反撃しましょう。
Yes・Noがはっきりしている彼らですが、自分の習慣と違うから遮断しているのであって、聞いてくれれば「ああー!」とわかってくれます。
「辞書で見つけた!」は非常に強い根拠なので、彼らも聞く耳を開いてくれますので、おすすめです。
相手に電子辞書のページを見せても良いでしょう。
まとめ
海外で現地の言葉をしゃべるには絶対に便利で必需アイテムの電子辞書は、時制や人称の変化を調べられ、成句・例文機能で二語のものは調べられ、原形がわからなくても変化系で調べられる機能があります。
アクセントや発音記号を調べられ、ネイティヴの発音も収録され、和伊検索も役に立ち、同意語等も載っているので、学習に非常に役に立ちます。
しかも、「辞書で見つけた!」と言えば助かることもあるので、電子辞書を持つことをおすすめいたします!