小学生にも電子辞書は大人気!その理由と気をつけたい注意点とは
小学生に電子辞書はまだ早いと思われがちですが、実際はすでに多くの家庭で電子辞書を小学生に与えています。
紙の辞書にはないメリットも多く、また子どもたちの関心も高い傾向です。
勉強嫌いな子が、積極的に勉強をするきっかけにもなるかもしれません。
小学生の間は親子の間で気をつけたいこともありますので、まずは親がよく知ることです。
子どもの知りたいを叶えてくれる、電子辞書の魅力と注意点をご紹介します。
電子辞書選びの参考にしてください。
小学生に電子辞書が人気な理由
親がPCやスマホを使っているのを見ている子どもたちにとって、電子通信機器は憧れの存在。
携帯電話同様、子どもたちは自分だけの電子辞書を持つことを希望しています。
小学生の知的好奇心を満たす
小学生の子どもたちは、好奇心や探究心で頭の中がいっぱいの時期。
しかし親がすべての疑問に答えてくれるかというと、実際は親も仕事で忙しく難しいことが多いです。
そんな子どもの知的好奇心を満たしてくれるツールの1つが、電子辞書です。
PCを早々に使用されている家庭もありますが、余計な情報が出てこない電子辞書の方が安心ですね。
子どもは興味のあるワードを次々に調べるうちに、新たな発見をたくさんします。
ゲーム感覚で楽しめる
小学生が大好きなTVゲーム。
電子辞書もタッチペンで操作したり、ゲーム感覚で楽しむ子が多いです。
勉強が嫌いでゲームばかりの子に電子辞書を与えて学力が上がった例もあるとか。
子どもが集中して楽しめるツールを使って、苦手な勉強の克服に役立てましょう。
楽しんでいるうちに、勉強自体に興味が湧いてくるかもしれません。
軽くて持ち歩きが楽
当然ながら、分厚い紙の辞書に比べると圧倒的に軽いです。
何種類もの辞書を持ち歩くのは、小学生の体力では難しいですね。
また場所も取らず、1台で何役もこなします。
気軽に持ち歩けることで、頻繁に辞書を引くことができます。
出先で調べたいことがあったら、その場で辞書が引けるのも電子辞書のメリットですね。
小学生の電子辞書デビューいつなのか
小学1年と6年では心身の発達に大きな差があるため、どの学年から辞書を与えるか迷うものです。
一般的な発達の子であれば、中学年以降がおすすめです。
電子辞書を使いはじめる最適な時期
一般的には小学高学年から使い始める子が多いようです。
しかし中学受験をする子は、中学年でも使っています。
使いこなせるようになると、紙の辞書より断然早くほしい情報が手に入るので、学力向上に繋がります。
また塾で自習する子も多いですので、持ち歩ける点もメリットですね。
その年齢に合った機種が最適
小学生高学年であれば大人向けの電子辞書をはじめから与える場合もあります。
しかしその年齢に合ったものだと、操作性もよく無駄な機能がないので、使い方を覚えやすいです。
特に低学年であれば、低学年向きの辞書がおすすめです。
イラストを使用してあったりと、親しみやすくなっています。
難しすぎる電子辞書を与えて、辞書の印象を悪くしないようにしましょう。
今後も辞書に関心をもたなき子になってしまうかもしれません。
小学生に適した電子辞書の選び方
学校の勉強に役立てるのか、中学受験に役立てるのかで必要な機能は多少変わります。
また趣味のことを調べるとなると、またそれに応じた機能があるものが最適です。
他にも百科事典も絶対にほしいコンテンツの1つです。
主要5教科をカバーできているか
主要5教科とは英語、さんすう、国語、理科、社会のことです。
この5教科で知りたい情報を網羅できるコンテンツが含まれた辞書を選びましょう。
また高学年であれば、中学以降も使うことを想定して選ぶことも大事です。
それなりにお値段のするものですので、低学年で買うなら小学6年間。
高学年なら中高でも使えるものが良いですね。
私立の中高一貫校では授業中にも普通に電子辞書を使う学校も増えています。
英語学習に欠かせないツール
英語に関しては公立小学校ではまだ本格的にはじまっていませんが、今後を考えると絶対に必要になります。
例え英会話を習っていなくても、小学生であれば英語辞書は付いていた方が良いです。
また子どもが成長して使わなくなったら、親も小学学習として語学勉強に使えます。
英語以外の言語の辞書については、今後を見据えて選んでください。
キーボードの配列
キーボードの配列にはいくつか種類があります。
子どもが使いやすいのは、あいうえお順に並んだ50音配列のタイプです。
他にも漢字のフリガナの有無も大事なポイントです。
できたら家電販売店で子どもにいくつかのメーカーの機種を試させて。
使い勝手の良さは人により感じ方が異なりますので、ぜひ選ばせてあげてください。
電子辞書を与える上で気をつけること
電子辞書にはメリットがたくさんありますが、デメリットもあります。
子どもの成長にマイナスの影響を与えないように、親が使う場所や頻度などをコントロールしましょう。
紙の辞書も使いこなせるようにする
一番問題なのは、電子辞書に慣れすぎてしまうこと。
紙の辞書を使うことを面倒に感じ、使わなくなることです。
紙の辞書っも当然使いこなせるようになった方がいいことを忘れないようにしましょう。
自宅学習では紙の辞書、外出先では電子辞書と使い分けても良いですね。
紙の辞書に引き方が身についていない子は、本を読むことも好きではない傾向です。
面倒と感じさせないものの考え方を子どもに伝えましょう。
あらゆる情報への関心をなくさないこと
電子辞書は便利である一方、ほしい情報をピンポイントで得られる弊害もあります。
要は必要な情報だけを手に入れるため、その過程で新しい疑問に出会ったり、付随して情報を得ることが少ないのです。
子どもにとって小学生時代は偏り無くさまざまな知識をもってもらう大切な時期。
子どもの知識の幅を狭めないように、電子辞書の使いすぎには注意しましょう。
おすすめの電子辞書2つ
特に人気の高いメーカーから、小学生向けの2つをご紹介します。
カシオ エクスワード電子辞書
あらゆる学力の小学生に最も使いやすいモデルです。
小学生低学年、高学年モデルに分かれているので、ピッタリのものが使えます。
こどもマナーとけいごのイラスト事典や、リトルチャロのコンテンツも入っています。
低学年の子でも楽しく辞書で学べます。
英語も英検3級まで網羅していますので、まずは充分ではないでしょうか。
高学年であれば、ローマ字入力がおすすめです。
タッチペン付きなので、漢字が苦手な子も実際に買いて覚えられるので良いですね。
ブルーやピンクのカラーも小学生らしくて好評です。
シャープ カラー電子辞書Brain
中学生モデルですが、小学高学年からも使えます。
中学受験を考えているのであれば、このくらいのスペックがベストです。
液晶のシャープとあって、とても色彩が美しいのも特徴です。
英語の辞書も使いやすく、高校に入ってからも使えるレベルですので、お安くはないですがそれなりに長く使えます。
カラーもブラックとホワイトの2色があるので、女の子にはホワイトが人気です。
まとめ
電子辞書は親世代のときはなかったツールのため、いつどのタイミングで子どもに与えるか迷うものです。
しかし最近では小学生から使用する子も多く、学力向上にも役立つといわれています。
持ち運びもしやすく、操作を覚えれば短時間で必要な情報が見つけられます。
小学生時期の知的好奇心や探究心を満たすのにとても役立つので、子どもへのプレゼントにもぜひおすすめです。