高校生の英語は紙の辞書を使うべきか、電子辞書でもいいのか

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高校生になると、入学説明会の時に電子辞書の購入案内が学校も多いです。

しかし、学校や英語の先生の方針によっては、電子辞書を使ってもいいけれど、髪の辞書を推奨するといわれることも少なくないようです。

どうして紙の辞書を先生方は奨めるのでしょうか。

電子辞書が使いたい場合は、どうすればいいのでしょうか。

実際の高校の現状をご案内します。

紙の辞書と電子辞書は、同じか違うか

高校の先生方の説明では、紙の辞書のほうが英語力が付くと考えているため、紙の辞書を推奨すると説明されたりします。

では、紙の辞書と電子辞書はどう違うのでしょうか。

紙の辞書のいい所

紙の辞書のいいところは、何といっても辞書を引いている時に、多くの英語を目にできることではないでしょうか。

ひとつの単語にたどり着くまでに、まず前後の単語を多く見ています。

そして、いよいよ単語にたどり着そうなときにも、一つ前の単語と比較して、その単語で正しいかどうかを確認するはずです。

そして、単語を見つけたあとにも、意味を見つけるために、いくつもの訳の部分を確認するために、読み進めるでしょう。

その中には、熟語があったり、例文があったりします。

ひとつの単語を引く、というだけの作業でも、多くの英語に触れることができるのです。

また、辞書に書き込んだり、マーカーで色をつけたり、付箋を貼ったりすることもできます。

単語を引いたあとも、多様な使い方ができるのが、紙の辞書の魅力です。

電子辞書のいい所

電子辞書のいいところは、単語を引くまでの時間が短くてすむということでしょう。

高校生は、部活もあり、遊びたい年齢でもあるので、時間はとても貴重です。

また、英語だけではなく、数学や国語や化学などにも、時間をさかなくてはなりません。

多くの単語を調べなければならない時には、引くスピードが速いということは大変メリットがあるのです。

また、電子機器に幼い頃から馴染んできた、今の高校生達には、紙の辞書を引くのには抵抗があっても、電子辞書で単語を引くのには抵抗感が少なく感じられるようです。

勉強をしているという感覚が薄くなるため、めんどうだと思うことなく、予習や勉強をすることができます。

また、持ち運びが軽いというのも、大きなメリットです。

教科書やノートにあわせて、紙の辞書を持ち運ぶのは、重いですが、電子辞書であれば比較的軽く、毎日家から学校へと持ち運ぶこともできます。

また、電子辞書は高校では主に英語で使われることが多いですが、国語辞典や古語辞典、数学や歴史などに使える辞典も、セットで入っていることが多く、さまざまなことを調べるのに、便利な存在だといえます。

紙の辞典と電子辞書の違い

紙の辞典と電子辞書では、便利さや使いがってがやはり少し異なります。

そのため、なにに重きを置くかで、どの辞書が使いやすいかが変わってくるのです。

紙の辞典と電子辞書には、違いがあると考えたほうがいいでしょう。

紙の辞典を奨める先生がみえる訳

英語の先生の中には、電子辞書を使ってもいいけれども、できれば紙の辞書を使って欲しい。

私は、紙の辞書を推奨します、と言われる先生方も多くみられます。

その理由としては、高校生のうちくらいは紙の辞書に親しんで欲しいという思いや、紙の辞書を引くことで、多くの知識を得られることなどがあるようです。

マーカーなどで色をつけている場合には、何度も引く単語がわかりやすいというメリットもあります。

そのため、高校生のうちに紙の辞書を引く習慣をつけておかせたいという、ご両親の考えがある場合には、電子辞書を使わないのも良いと思います。

実際の高校生はどれくらい電子辞書を使っているか

では、実際の高校生はどれくらい電子辞書をつかっているのでしょうか。

高校にはさまざまなコースがあるため、一概には言えませんが、ほとんどの高校生が電子辞書を持ってはいるようです。

しかし、一部の高校生は、スマホや電子機器に触れさせたくないという両親の方針や、紙の辞書のほうが使いやすいという気持ちから、持っていない高校生もいます。

また、英語の先生の方針に合わせて持っているけれども、使わないという生徒もいるようです。

しかし、そんな生徒でも学校に電子辞書をもってきている理由としては、授業中にわからない単語を調べる際には、速く引くことができる電子辞書を使いたい、という場合もあるようです。

電子辞書もおすすめ

しかし、電子辞書には高校生の根強い支持があるようです。

やはり、便利で使いやすいものを使いたいという気持ちがあるのでしょう。

最近の高校生向けの電子辞書は、大変多機能になってきており、単語帳をつくれる機能やマーカーのように色をつける機能、例文が出る機能などを持つ機械もあります。

そのため、上手く使うと、紙の辞書に負けない機能性があるのです。

しかし、使いこなすのが難しいものもあり、電子辞書を買う際には、実際に使うことを想定した選定が必要です。

また、紙の辞書だけ、電子辞書だけという使い方ではなくて、両方を併用して使用するという方法もあります。

その際には、それぞれのメリットデメリットにあわせて、使い分けをすることで、さらに便利に勉強が楽しくなることも期待できます。

高校時代は勉強方を学ぶ時期でもある

高校時代は、勉強を学ぶ時期ですが、同時に勉強方を学ぶ時期でもあります。

社会にでてからもさまざまな物を調べたり、新しいことを学んだりする必要があります。

そんな時に勉強法を身につけていると、社会での学びにも対応できるのです。

そのため、高校ではできるだけさまざまな学び方を試行錯誤することも大切です。

紙の辞書だけ、電子辞書だけではなく、どちらもどの様な使い方が出来るのかを、試行錯誤するのも良いことではないでしょうか。

社会に出た時には、忙しくてなかなか学び方をまなぶことができないため、高校生のうちにさまざまな学びを試しておくべきかもしれません。

電子辞書の選び方もまた学び

電子辞書にはいろいろな種類があります。

学校で推薦してもらえる場合には、その機種を選んでもいいですね。

しかし、推奨の機種がない場合などは、自分で機種を比較検討してみましょう。

どのような機能が便利なのか、使いやすいものはどれかなどの検討も、また、学びになります。

誰に聞いて、どの様に、どこから購入するのかなども、ベストなものを選ぼうとするとなかなか大変なのです。

そしてもし紙の辞書と電子辞書の両方を購入することが可能であれば、両方をつかってみて、どちらにどんなメリットがあるかなどを、検討してみましょう。

どんなことでも、突き詰める過程は同じであることが多いため、辞書ひとつであっても、前向きに突き詰めて検討してみることで、さまざまなことが分かってきます。

辞書を選び、使う過程でもさまざまなことが、学べるのです。

そして、先生方の意見にも耳を傾けてみるのも、必要です。

なぜ、どうして先生はそのように考えるのかを、よく考えてみて、実際に検討してみることで、またさまざまなことが分かります。

まとめ

いかがでしょうか、高校入学と同時に辞書の購入も検討しなければなりません。

高校生になると制服など、準備があるなかで大変忙しくなりますが、辞書についてもじっくりと考えてみてはいかがでしょうか。

そして可能であれば、紙の辞書や電子辞書をそれぞれ使ってみる、というのも学びの一環として、いい経験になると思います。