電子辞書は長く使えば使うほど愛着が湧きますがスマホなどに押され気味です。
電子辞書はコンパクトサイズでありながら、たくさんの情報量を備えるツールです。
私も仕事で重宝しています。
最近では色々な特徴のある電子辞書も販売さえており、家電量販店の電子辞書のコーナーには老若男女問わず、たくさんの方が電子辞書を手にとっておられます。
ではこの電子辞書の人気について探って見たいと思います。
電子辞書の利便性
電子辞書はコンパクトでありながら、たくさんの情報を詰め込んでいるツールです。
国語辞典、漢和辞典、英和辞典、和英辞典は基本中の基本ですが、そのほかにも手紙の書き方や冠婚葬祭のルール、英会話のフレーズを確認できるツール、パソコンやITに関する用語辞典など、様々な情報が1つの機器に詰め込まれています。
電子辞書の利便性の1つとして、これらのたくさんの情報をコンパクトで持ち運びできるサイズであることです。
もし、これらの情報を紙の辞書で持ち歩くのた大変な状況になります。
しかしながら、電子辞書であれば、カバンのポケットにしまうことができます。
かさばらずに、また重さも軽いので大変重宝します。
もう1つの利便性は、調べるのが容易であることです。
辞書ですと、単語や用語を順番に調べていくことになりますが、電子辞書では検索機能で単語や用語を入力し、検索ボタンを押すことだけで、合致する内容が表示されます。
このように検索時間も短縮することができます。
幅広い利用層
電子辞書は最近ではビジネスマンや大学生、中高生、そして小学生まで幅広い方々が利用できるものとなっています。
電子辞書もそれらの利用層に応じて同梱されている情報も分けられています。
ビジネスマンや大学生は情報量が多いモデルや政治経済に関係する内容といった、専門的な情報が含まれています。
中高生は学生にあった勉強ができるように、英語や国語辞書などの情報が手厚く含まれています。
小学生用の辞書の場合、国語でもことわざ辞典や理科の実験情報、社会の資料集など、勉強が好きになるようなツールが同梱されており、使いやすいことでも人気があるものとなっています。
一方、小学生や中高生の場合、書店で辞書を購入して、調べていくことも学習をしていくうえでは重要な要素であります。
従いまして、当然、辞書を手を使って調べていく方法は知っておくべきですし、常識としてはきちんと覚えておくべきです。
ただ、電子辞書による調べ方が悪いかといえばそうではありません。
電子辞書も多くのメリットがあります。
電子辞書の場合、調べられる情報量も豊富ですし、画面でのビジュアルもカラー版の電子辞書にもなっていますので、よりリアルな情報を、正確に調べることができ、イメージもつきやすいものとなっています。
この様に、幅広い利用層に親しまれている電子辞書ですが、電子辞書に力を入れているメーカーについて紹介したいと思います。
電子辞書に力を入れているメーカー
電子辞書に力を入れているメーカーは主に2社あります。
1つはCASIO、もう1つはSHARPです。
2015年の統計上、このCASIOとSHARPの2社で約80%のシェアを誇っています。
ではそれぞれの会社の主力機種について、紹介したいと思います。
CASIOのEx-word
CASIOのEx-wordはCASIOの電子辞書の主力ブランドです。
CASIOのEx-wordの特徴は情報量加え、調べやすいインタフェースとなっており、大変使いやすいものとなっています。
その人気をものがっているのは、年間の電子辞書のシェア率です。
2015年の家電量販店の販売実績を見ても、CASIOの電子辞書は58%のシェアを誇っており、使いやすさやデザインも大変人気のあるものとなっています。
また私もCASIOのEx-wordを利用しておりますが、特に壊れることもなく、使い方も大変簡単ですので、おすすめの電子辞書です。
SHARP:Brain
一方、SHARPのBrainはSHARPの電子辞書の主力ブランドです。
SHAPRの特徴は情報量もCASIOに負けていませんが、CASIOとの差があるのは、液晶ディスプレイです。
電子辞書の液晶ディスプレイは、SHARPの液晶テレビの技術もあり、大変綺麗な画面となっています。
SHARPはCASIOよりも年間の電子辞書のシェア率は低く、約24%ではありますが、SHARPの電子辞書も人気があります。
電子辞書でネットに繋がる:NetWalker
SHARPの電子辞書の分類としてもう1つ、インターネットにつながるNetWalkerというブランドの機器があります。
このNetWalkerはインターネットに接続でき、インターネットやメールも参照することができますので、外出が多い方には重宝されると思います。
画面サイズの関係で全てのインターネットのサイトが綺麗に表示されるわけではありませんが、ポケットサイズで、コンパクトPCとしての役割を十分果たせるものとなっています。
私の電子辞書利用法
私の電子辞書の利用方法は、主に仕事で利用しています。
特に英語を使う場合です。
私は英語で仕事をする機会が多いこともあり、電子辞書を使いながら、英語のメールを書く際の言い回しや、単語の確認、英語のドキュメントを読むためのに利用しています。
特に英文法での冠詞や助詞の使い方には十分注意するために、念入りに調べています。
さらに、関係先にメールを出す際に失礼な言葉にならない様に国語の辞書を使って用語を調べたり、漢字を調べたりしています。
また、お手紙を書く際の、季節の言葉や結びの言葉などはなかなか覚えていないことも多いため、これらの言葉も調べています。
さらに、生活全般の情報として、病院から処方された薬の効能も電子辞書で調べることができます。
例えば、車を運転する際に、処方されている薬は眠気を誘うものかどうかや、副作用の内容などが調べられ、仕事以外も生活に必要な情報を瞬時に得ることができます。
コスト的な観点
コスト的な観点では、長く使うほどコストパフォーマンスが上がります。
電子辞書自体は高いものではありますが、現状の使用状況や使い道を考えると、長く使うのであれば、購入することも良いと思いますし、私の場合、購入して後悔はしていません。
愛着が出てきます
さらに、電子辞書を長く使えば使うほど、愛着が出てくるものです。
私のCASIO Ex-wordは購入して3年が経過します。
赤いフォルムで目立つ電子機器ですが、英単語もわかりやすく、例文も記載されていますので、英単語をうまく使って英文メールを書くこともできます。
さらに、電池の消費量は単4電池で約3ヶ月は十分に使えますので、経済的でもあります。
インターネットに押され気味
電子辞書は人気なのですが、最近はスマホなどでも電子辞書と同じくらいの情報を瞬時に調べることができる様になり、販売台数は減ってきています。
販売台数としては2007年をピークに減少傾向になり、2015年の統計では約117万台まで落ち込んでいる状況です。
まとめ
電子辞書はインターネットに繋げなくても、たくさんの情報を調べることができるツールです。
しかしながら、インターネットが生活に身近になっていることもあり、スマホなどに押され気味ですので、電子辞書の人気回復には、インターネットに繋げられる仕組みや、オンラインで電子辞書のコンテンツをアップグレードできる仕組みなど、追加機能をつけていく必要がありそうです。