英語の学習において英会話は効果的?文法を勉強した方が良い?

英語学習には、いろいろなやり方があります。

たとえば英会話だったり、あるいは文法を勉強したり、単語をひたすらに覚えたり、あるいは映画を見たりするというやり方もあります。

なかでも一番取り組んでいる人が多いのはやっぱり英会話ですよね。

でもそんな英会話、果たして本当に効果的な英語学習の方法になるのでしょうか?

英会話のメリットは総合力がつくこと

英語学習には、いろいろな方法があり、そしてそれぞれにメリットがあります。

たとえば単語を覚えるのであれば、言いたいことを伝えることができるようになる可能性が一番高いというメリットがあります。

たとえばよくテレビで芸人の出川さんがやっている、出川イングリッシュを想像してみてください。

あれは、ほぼほぼ単語しかいっていません。

なんなら単語も言えていないくらいですが、それでも伝わってはいます。

つまり、言いたいことの核となるポイントの単語さえ伝えれば、英語はなんとかなるんです。

実践で必要なのはきれいな英語ではなく、こうして言いたいことを言えるかどうか。

単語を覚えれば少なくともそれが出来る可能性は高くなります。

では、英会話のメリットは何になるでしょうか?

英会話のメリットは、総合力がバランスよくあがることです。

全ての能力を身につけないとできない

たとえば単語力も必要になりますし、しているうちにリスニング力もあがる。

また英語で会話をするわけですから、最初から物事を英語で考える英語脳を作るトレーニングにもなります。

また当然発音も学んでいけますし、非常に効果的であることは間違いありません。

だから多くの人が英語学習を英会話で行うというのは、実はすごく理にかなっている方法になるんです。

もしこれから英語を学習したいと思うのであれば、英会話をはじめてみるというのはおすすめできます。

英会話のデメリットはコストがかかること

メリットが大きい英会話ですが、では逆に英会話のデメリットはどこにあるでしょうか?

英会話のデメリットは、コストです。

たとえば文法を学ぶのには、コストはそこまでかかりません。

テキストを1つ買ってそれをひたすらに勉強していけばいいだけですから、高くてもせいぜい3,000円くらいにはなります。

でも英会話は、毎月5,000円くらいは確実にかかってきます。

しかも、それは確実に1か月ではありません。

しっかりと英語を身に着けていきたいのであれば、半年以上は通わないとだめです。

となると、余裕で数万円になります。

そのコストの差は非常に大きいです。

コストかけずに英会話をする方法もあるが

たしかに今の時代、必ずコストをかけないと英会話ができないというわけではありません。

たとえば日本にはたくさんの外国人の方がいます。

そういう方と仲良くなって個人的に連絡を取り合うようになれば、自然と英会話ができます。

でもそれにも、一つのデメリットがあるんです。

それが、いちいち指摘はしてくれないということ。

たとえば自分がいる学校や会社に留学生が来たとします。

その人が一生懸命日本語をしゃべっている。

そんな時にその人が多少うまく日本語をしゃべれないとしても、いちいち指摘したりはしないですよね。

それは、逆の立場になっても同じなんです。

だから、間違えた英語も間違えたまま話が進んでいく可能性が高いです。

それではいつまでたっても成長していけません。

かと言って、友達として付き合っている人にいちいち英語を添削してほしいというのは図々しいです。

もしそれをしてもらうのであれば、結局お金を払わないといけません。

だから、どうしてもコストはかかってきてしまうと考えた方が良いんです。

英会話をするなら1対1が効果的

たしかにデメリットはありますが、でもやっぱり英会話での英語学習が効果的であることは間違いありません。

それは、デメリットが学習内容とは直接関係ないことからもわかりますよね。

たとえば総合的に学習はできるけど覚えが悪いとか、そういう学習面におけるデメリットがあるのであれば話は別でした。

でも特にそうした学習面でのデメリットはありません。

だから、基本的には英会話による英語学習はおすすめできるんです。

ただ英会話と一口に言っても、それには大きく分けて二つのやり方があります。

一つは1対1のマンツーマンで学んでいけるタイプの英会話。

そしてもう一つは、先生一人に対して何人かの生徒がいるという教室タイプの英会話になります。

どちらにもメリットデメリットはありますが、より効果的なのは1対1タイプの英会話です。

1対1タイプのメリット

1対1タイプの英会話には、英会話の中でもとくに総合力が付きやすいというメリットがあります。

自分がしゃべらないと、無言になってしまいますから、とにかく頑張って英語を絞り出していかないといけません。

そうしてくろうしてしゃべった単語などは忘れないですし、そして当然発言数も多くなるので、発音なども直してもらえやすいです。

しかも、1対1であれば、関係性も築きやすいのでシンプルにしゃべりやすいんです。

教室形式だと、なじむのにしばらく時間がかかって、日本語であってもうまくしゃべれないこともあるものです。

何となく多くの人が勘違いしているところがありますが、新しい環境では日本語でもうまく話せないというような人見知りの人が、英語であればスラスラと会話ができるなんていうことはまずありません。

人見知りの人はどんな言語でしゃべっても人見知りなんです。

だから、人見知りの人には、人見知りでもなんとかやっていきやすい1対1の方がおすすめできます。

日本人の多くの人は多少人見知りなところがありますから、多くの人にとって1対1の方があっているんです。

教室タイプは会話に入れないことも多い

積極的に会話に入っていくというのは、人見知りであるなしは置いておいてもむずかしいものです。

たとえば学校の授業中に、誰かが先生にあてられて答えていたとします。

その時にそれに付け加えて自分の意見を言っていくというのは難しいですよね。

それと同じことが、教室形式の英会話でも起こるんです。

だから、教室形式の場合には時間を持て余すことが多くなります。

それは、せっかくお金を払っているんですから、もったいないです。

英語を聞くのも日本人のものが多くなる

人が話しているのをたくさん聞くわけですから、リスニング力はつくんじゃないかと思うものです。

でも、それも間違いです。

たしかにリスニングの時間は多くなりますが、聞くのは残念ながら日本人の英語が多い。

日本人の英語、しかも英会話教室の自分と同じレベルのところにいる人の英語をたくさん聞いても、正直時間の無駄です。

どうせ聞くならばしっかりと英語を使いこなしている人の、正しい発音で正しい流れで出てくる英語を聞かないと意味がありません。

1対1であれば、いやが応にもそういう英語を聞くことが多くなりますが、教室形式ではそうはならないので、やっぱり効率的な学習方法とは言えなくなるんです。

まとめ

英会話は、文法などをコツコツ勉強していくよりも、はるかに効率的な英語学習の方法であることは間違いありません。

でも、英会話であっても教室形式の場合にはそこまでの良さはなくなります。

だから、より効率的に英語学習をしていきたいと思うのであれば、英会話は英会話でも、1対1で受けられる英会話を受けるようにしていってください。