電子辞書はどう選ぶ?自分に合ったものを見つけるためのチェックポイント9選
電子辞書は、紙の辞書とは違い、場所をとらないアイテムです。
重量も軽いので、簡単に持ち出すことができ、いつでもどこでも調べものができます。
ただし、本当に便利な電子辞書を購入するためには、選び方に注意してください。
適当に選ぶのではなく、きちんとポイントを押さえた選び方をすることが大切です。
では、注目すべきポイントについて、詳しく説明していきましょう。
種類
電子辞書を選ぶときは、まず種類を確認してください。
ひとくちに電子辞書といっても、大きく分けて3つの種類があります。
その種類の違いを把握しておかないと失敗することがあるので、しっかりチェックしておきましょう。
では、それぞれの特徴を簡単に紹介していきます。
語学学習系
語学学習系は、さまざまな単語を学びたいときに役立つタイプです。
普通に日本語を学ぶ国語系、英語を学ぶ英語系、それ以外の外国語を学ぶ第二外国語系と、さらに3つのタイプに分けることができます。
国語系には国語や漢字、英語系には和英や英和など、それぞれ異なる辞書を収録しているので、目的に合わせて選ぶようにしましょう。
参考書や単語集など、辞書以外にも便利なものが入っているため、内容をよく確認しておくことも大切です。
生活一般系
生活一般系は、生活の中で必要な情報をすぐ調べることができます。
旅行で役立つ会話集や、冠婚葬祭で守るべきマナー、料理や園芸、趣味など、生活にかかわる幅広いコンテンツが収録されています。
これをうまく使えば、生活の中で困ったことなどを簡単に解決することができるのです。
語学学習系とセットになっていることも多いので、よく見て選びましょう。
専門知識系
専門知識系は、一般的にはあまり馴染のない知識を身につけるためのものです。
ビジネスや医療、法律など、専門的な仕事に関する情報をたくさん収録しています。
そのため、専門的な仕事に就きたい学生や、すでに仕事をしている人には最適なタイプです。
語学学習系の機能も備えた製品が多いため、単語も調べることができます。
電源方式
電子辞書には、充電して使うタイプと、電池を交換しながら使うタイプがあります。
その違いを見落としていると、使いにくさを感じることがあるので、選ぶときは注意してください。
どちらにもメリットとデメリットがあるので、自分に合った方を選択しましょう。
充電式で安く
充電式の製品は、電池を購入する必要がないため、コストを抑えたいときにはぴったりなタイプです。
ただし、外出先で使うことが多い場合は、少し注意が必要です。
外では、簡単に充電できないことも多いため、バッテリーが切れたときは、まったく使えない状態なってしまいます。
出かけるときは、事前の準備を忘れないようにしましょう。
電池式ならどこでも安心
電池式の製品は、交換の作業が必要になるため、面倒なイメージを抱いてしまうものです。
しかし、外で使うときは、かなり役に立ちます。
確かに少し手間はかかりますが、バッテリー切れで使えなくなる事態を回避できるのです。
電池さえ確保しておけば、充電が難しいような場所でも、すぐ交換して使うことができます。
充電式で準備を忘れたときは諦めるしかありませんが、電池式なら、場所を気にせず、いつでもどこでも調べものができるのです。
電池の種類によっては入手しにくいこともありますが、単3や単4なら、それほど困ることはありません。
外に持ち出すことが多い場合は、こちらのタイプを選んでおきましょう。
サイズ
サイズは、見やすさにつながるポイントです。
あまり小さいサイズだと、文字が小さくなってしまうため、使いにくさを感じてしまいます。
必要な情報がすべて入っていても、それをすんなり読み取れないようでは、便利に使うことはできません。
文字のサイズを考慮して、ある程度大きいものを選んでおきましょう。
とはいえ、大きすぎるものだと、別のデメリットが発生してしまいます。
サイズが大きくなれば重量も増してしまうため、扱いにくくなる可能性があるのです。
持ち運びのしやすさも大切なポイントなので、文字が読みやすく、なおかつ重すぎないサイズを探すようにしましょう。
最大使用時間
電子辞書を外に持ち出して長時間使いたいときは、使える時間を忘れずに確認しておきましょう。
1回の充電であまり長く使えないものだと、バッテリー切れになる可能性があります。
きちんと充電しておけば大抵は問題なく使えますが、毎回確実に準備できるとは限りません。
うっかり充電を忘れてしまったり、時間がなくて不完全な充電になったりすることもあります。
また、液晶画面がカラーになったタイプは、通常の製品より消費が激しくなるものです。
そうなると、長くもつバッテリーの方が助かります。
1回の充電でたっぷり使えるものなら、そう簡単にバッテリー切れは起こりません。
最大使用時間をしっかりチェックして、なるべく長く使えるものを探しましょう。
キーボードのタイプ
電子辞書を選ぶときは、欲しい情報を簡単に表示できる点も重要になります。
目的の単語をすぐに見つけられないようだと、不便に感じてしまうものです。
そこで注目したいのが、キーボードのタイプになります。
電子辞書のキーボードは、パソコンと同じQWERT配列になったものが多いですが、中には50音順で並んだタイプもあります。
そうしたタイプの違いをよく見て、使いやすい方を選択してください。
キーボード入力がうまくできないようだと、ちょっとした調べものでも、無駄な時間をとられることがあります。
使い慣れた方を選び、スムーズに操作できるようにしておきましょう。
タッチパネル
操作しやすいことを重視するなら、キーボードだけでなく、タッチパネルの有無も確認しておいてください。
タッチパネル機能があると、スマートフォンを使うような感覚で、スクロールや文字のサイズ変更が簡単にできるようになります。
そうした作業がスムーズになると、ストレスなく使うことができるのです。
タッチパネルがあるタイプは少し値段が高くなりますが、操作のしやすさに注目するなら、ぜひ検討してみてください。
音声機能
音声機能は、語学学習系の製品で役立つものです。
外国語を学ぶときは発音も重要になるため、ネイティブの発音を再生してくれると、とても助かります。
自分の声を録音することもできるので、うまく発音できているか、細かく確認することもできます。
便利な機能を活用して、しっかり学習していきましょう。
コンテンツを追加する方法
電子辞書には、あとから別のコンテンツを追加できるタイプもあります。
ただし、その方法は製品によって異なるので、きちんとチェックしておきましょう。
ダウンロードして追加するタイプもあればで、マイクロSDカードやCDを利用するタイプもあります。
簡単に追加できそうなものを選んでおくと、あとから困ることはありません。
必要なコンテンツをしっかり加えて、辞書の中身をより充実させていきましょう。
耐久性
電子辞書は持ち運びしやすいアイテムなので、バッテリーに注意していれば、好きなところで使うことができます。
しかし、持ち運ぶ回数が多いということは、落としたりぶつけたりするトラブルも起きやすいということです。
そのときのダメージを軽減するためには、衝撃に強いタイプを選んでおきましょう。
ダメージを受けにくいものなら、誤って衝撃を与えたとしても、簡単に壊れることはありません。
まとめ
電子辞書は便利なアイテムですが、いろいろな種類があるので、漠然と見比べているだけでは、なかなか決められないことがあります。
そんなときは、ここで紹介したポイントをチェックしてみてください。
種類や電源方式、サイズなどを細かく見ていくと、自分に合った製品を見つけることができます。
本当に便利なものを見つけて、効果的な学習をしていきましょう。