電子辞書を買う際に参考にしてほしい、世代別おすすめの電子辞書
電子辞書は、紙の辞書に比べて持ち運びが容易なため、重宝される傾向にあります。
これは大人にとってだけでなく、小学生から大学生までの人にも言えることです。
そのため、最近では小学生、中学生、高校生向けの専用モデルまで発売されています。
そこで、それぞれのモデルの特徴とおすすめの電子辞書を紹介していきます。
購入される際は参考にしてみてください。
小学生向け
最近では、小学生向けの電子辞書も発売されています。
英語の授業も行われるようになることから、その需要も高まっています。
では、実際に小学生向けの電子辞書にはどのような機能が取り入れられているのでしょうか。
おすすめの商品と共に紹介していきます。
小学生向けにほしい機能
小学生向けの電子辞書には、国語辞典が必須でした。
そして、英語の授業が行われるようになることから英語の辞書も必要になりました。
ですが、他の電子辞書に搭載されているものとは違い、簡易的な辞書であることが必要です。
調べるのは小学生なので、小学生でも検索でき、かつ掲載されている内容も理解できなければいけません。
そのため、専用の辞書が搭載されていることが必要です。
もし購入される際は、これから先も使うからといって内容の難しいものを購入しないようにしてください。
英語に関しては、中学校のような授業ではなく、英語に触れることが中心の授業になります。
そのため、発音などが音声で確認できることが重要です。
中には、学習参考書や百科事典などが搭載されている機種もあるため、子供の興味や使用用途に合わせてこれらも参考にするといいでしょう。
カシオ エクスワード
1つ目のおすすめの電子辞書は、カシオのエクスワードです。
エクスワードではたくさんの種類が出ていますが。
小学生用も例外ではありません。
小学生向けとしては、低学年用から高学年用まで発売されています。
とくに低学年用は販売しているメーカーがほとんどありません。
低学年用の「XD-SK2000WE」は、通常の電子辞書とは違い、キーボードがひらがな入力になっています。
英語だけでなく日本語のアクセントも確認することができ、「聞く」ということに特化しています。
また、百人一首や英語アニメなど、楽しむことができるようなコンテンツも収録されています。
高学年用の「XD-SK2800」では、中学受験まで対応できるようになっています。
国語や英語だけではなく、世界史や化学なども検索でき、百科事典などのコンテンツも充実しています。
国語や英語に関しては中学生用の辞書も搭載されていて、中学校においても使える部分があります。
高学年用と中学生用の辞書は別々に搭載されているので、それぞれ使い分けることができるので、内容が難しすぎるといったこともありません。
キーボードはローマ字入力ですが、手書きでの日本語入力にも対応しているので、ローマ字が苦手な場合でも安心して使えます。
シャープ Brain
2つ目のおすすめはシャープのBrainです。
これは小学校高学年から中学生向けの製品になります。
中学生用の学習内容を取り扱いながら、小学生用の国語辞典や英語関係の内容を備えています。
小学生の内容だけでなく、その先を学びたいという人におすすめの商品です。
中学生向け
中学校に進学すると、英語の勉強も本格的になっていきます。
また、最終的にはほとんどの人が高校受験をすることになりますので、そこまで踏まえたものが必要になってきます。
中学生向けにほしい機能
中学生向けの電子辞書では、中学校で使われているような英和、和英辞典が搭載されていることが重要です。
高度すぎる内容の辞書では、疑問を調べた際に理解できずに学習の妨げになってしまう恐れもあります。
また、中学校などでは漢字検定や英語検定などといった検定を受ける機会も出てくるため、これらのコンテンツを使う場合もあります。
カシオ エクスワード
1つめのおすすめは、カシオのエクスワードの中学生モデルになります。
検索してみるとわかるのですが、中学生モデルはあまり数が販売されていません。
中学生用となると、このカシオと後程紹介するシャープの二択になってしまいます。
カシオの「XD-SR3800」は、5教科に対応しています。
漢検や英検対策のコンテンツも搭載されています。
英語に関しては、「トレジム」という学習管理ツールが搭載されています。
これにより、自分の学習状況の進歩を確認でき、定期テストや高校受験の対策を行うことができます。
シャープ Brain
2つ目のおすすめはシャープのBrainです。
中学生モデルは「PW-AJ1」となります。
自分の調べた単語などで自動的に英単語帳を作ってくれる機能が搭載されています。
そのため、初めての本格的な学習となる英語で、単語帳を作ったことがないという場合でも、自分に合ったものを使うことができます。
教科も5教科対応で、学習内容をまんべんなく復讐することもできます。
高校生向け
高校生になると、学習内容もさらに深いものになっていきます。
そのため、それに合わせた辞書が必要になってきます。
また、高校生になると、大学受験を意識する人もいるでしょう。
そんな高校生向けの電子辞書を紹介していきます。
高校生向けにほしい機能
高校生になると、これまで国語としてまとまっていたものが現代文と古典に別れたりして、それぞれの学習内容がより深くなっていきます。
そのため、辞書もそれに対応したものが必要になってきます。
大学受験を意識した際には、人によっては英語の辞書もより難しい内容が必要になってくる場合もあります。
また、センター試験に対応して教科をカバーしているようなものもあります。
カシオ エクスワード
1つめにおすすめなのはカシオのエクスワードです。
まず、一般的な高校生モデルとして、「XD-Y4800WE」があります。
国語や英語といった電子辞書の基本となる機能はもちろん、数学や理科、社会といった内容も搭載されており、普段の授業の復習や疑問の解消からセンター試験の対策にまで幅広く使うことが可能です。
英語学習のための動画なども収録されていて、楽しく学ぶことができるようにもなっています。
また、英会話などのコンテンツも含まれていて、高校卒業後も使用できるようになっています。
続いて、英語特化のモデルとして「XD-G9800BK」があります。
こちらは、英語の実力をより伸ばしていくことに特化したコンテンツが収録されています。
英語関係の辞典だけで20のコンテンツが搭載されています。
また、英語でのスピーチ集やリスニングのための機能など、いろいろな方法で英語の力を付けることが可能です。
シャープ Brain
続いておすすめするのはシャープのBrainです。
「W-SH4-W」という高校生モデルでは、基本的な教科はカバーしています。
また、液晶がカラーなため、イラストなどを通してより理解を深めることができるようになっています。
検索だけでなく、英語ではネイティブな発音を搭載しており、確実に力を付けていくことができます。
数種類の単語帳を搭載しているなど、学習のサポートを様々な面で行ってくれ、これ1つで複数の参考書や単語帳の代わりをしてくれます。
大学生
大学に進学すると、より細かい専門に分かれて学んでいくことになります。
その分必要な辞書の数も多くなったり、それぞれが高価になってきたりします。
そんな場合には、1つで複数の機能を備え持った電子辞書がおすすめです。
電子辞書では、大学で学習するような方に向けたものも販売されています。
大学生にほしい機能
大学では、専門に分かれてより深く学んでいくことになります。
そのため、高校まででは必要になかった種類の辞書などが必要になってきます。
英語以外の外国語や理化学モデル、医学・看護モデルといったものから、法律などに詳しいものまでいろいろとあります。
ここでは、先ほどまでとは違い、それぞれのモデルについておすすめを紹介していきます。
英語に特化したモデル
英語に特化した電子辞書のおすすめは、エクスワードの「XD-Z20000」です。
こちらはプロフェッショナルモデルになっています。
カシオのエクスワードの中では最高峰の商品で、大学院などで本格的に研究している人や翻訳家として働いている人でも満足してもらえるようなコンテンツになっています。
多くの英語関係の辞書だけでなく、論文などで使用するような専門性の高い表現や、国際的な場でスピーチする際にも使えるような表現集まで幅広く搭載しています。
理化学に特化したモデル
理化学に特化しているのは、エクスワードの「XD-K9850」です。
通常の英語関係の辞典に加え、理化学英和辞典や高校数学解法辞典、理化学辞典、辞書式配列化学反応式など理系に特化した辞書を搭載しています。
論文を書く際にも使えるように、日本語から外国語まで幅広く深いコンテンツを収録しています。
まとめ
それぞれの世代向けの電子辞書が発売されているのは、それぞれの年代に合った機能があるためです。
自分の学習内容に合っていない電子辞書を使ってしまうと、勉強の効率が下がってしまいます。
各社搭載されている内容も異なるため、自分に合ったものを選ぶ必要があります。
この傾向は、進学し、学習内容が本格的になっていくほど顕著になっていきます。
ぜひ自分に合った電子辞書で勉強してみてください。
参考URL・参考文献・根拠など
https://my-best.com/4242
https://my-best.com/4312
https://my-best.com/4144
https://my-best.com/4315