思った以上に便利だった電子辞書の活用法

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あなたは今まで電子辞書を購入したことがありますか。

私は高校の時に初めて電子辞書を買って、一昨年ほぼ10年ぶりに新しく、CASHIO EX-WORDを買いました。

それというのも、イギリスに留学することを決めたからです。

高校生の頃の電子辞書といえば、画面は白黒で、入っていたソフトも辞書ばかりでしたが、最近のものを買って驚きました。

と、同時に電子辞書って本当に便利だなぁと実感する場面も多々ありました。

日本を紹介するときに

留学するにあたって、まず語学学校に入学することにしたのですが、英語の勉強目的で買ったこの電子辞書です。

ところが入学初日、英語テストを受けて、クラス分けされた最初の授業で言われたのが、教室内電子辞書禁止でした。

それを言い渡されたとき、私は本当に思いました。

なんということでしょう。

英語とさようならをして8年、日常生活で見る英語なんで標識やらパッケージぐらいなものですし、まず渡されたテキストの、問題部分というか、導入部分に未知の単語がゴロゴロしていました。

途方にくれる私に、先生が微笑みながら差し出したのは、オックスフォードから出版されている、英語学習者向けのの英英辞書でした。

学習者向けじゃないけどオックスフォード出版の英英辞書なら、この電子辞書にも入ってます…とも主張できず、その場では素直に電子辞書をしまいました。

ですがある日、それが日の目を見る日がついに来ました。

授業の一環として、クラスメート全員が自国のプレゼンテーションをする機会があり、ふと思い出したのが、電子辞書の生活実用の場所に格納されていた「和英:日本の文化・観光・歴史辞典」でした。

自分の一番話しやすいトピックを探し、その和英をみながら、伝えたい事を足して翌日のプレゼンテーションに臨みました。

当時の語学学校ではインターネット環境がありませんでしたから、図を見せるのにはブリタニカなどの辞典の写真も交え、クラスメート達にも具体的に説明することができましたし、おすすめです。

英語の発音

さて、中学、高校と英語を勉強して来て常々思ったのは、「文字だけ見てもどう発音すればいいかわからない。」ということでした。

英語やフランス語などの、スペリングと発音がなかなかどうして一致しなかったり、そこに書かれているのに読まないサイレントレターというものにもなかなか馴染みがなく、頭を抱える日々でした。

だから、アメリカ発音ですが電子辞書の、ちゃんとしたネイティブの発音を機能には本当に助けられました。

特に、速度を低速に落とし、何度もゆっくりと発音と発音記号を確認できることが本当にありがたかったです。

英語のリスニング

英語のリスニング力を上げたいなら、英語を聞いて、何を言っているか聞き取るしかありません。

普段私がするのは、映画のDVDに英語の字幕をつけて、聞きながら文字を追うといことです。

電子辞書には、映画はさすがにはいっていませんが、「英語の名演説、名せりふ集」が入っていて、聞きながら文を見ることができます。

近年一番有名だったものだと、アメリカのオバマ大統領の" Yes, we can “というフレーズで有名なスピーチも収録されていました。

他のソフトでは、「キクタン」、これはどちらかというと単語の暗記です。

ひたすら聞き流すだけでしたが、その分電池の消費が恐ろしく速く、電源に繋いでじゃないとそうそう長く使ってはいられない、という不自由はありましたが、とりあえず単語がひたすら頭の片隅に溜まっていくようなソフトで、よく使っていました。

英語のスペルがわからないときに

さぁ、そんな私にとっては発音が非常にややこしいのが英語です。

ある程度リスニングが出来るようになったものの、聞いた言葉の意味を調べようと、辞書を引くも出てこないなんてことがよくあります。

それはそうですよね、私にとっては、LとR、BとVの差がよく分かっていないんですから。

「right」 も 「light」同じに聞こえます。

音はおそらくわかるのに、スペルが全く綴れない、検索に引っかからない、というときに便利だったのが、「カタカナでひくスペリング辞典」。

みんな同じことを考えているのだなあとしみじみと思いました。

それと同時に、これを作ってくれた人に本当に感謝しました。

とても便利で重宝しています。

英語での手紙やメール

学校で友達もでき、英語に慣れて来たかなという頃、英語で手紙やメールを作成する機会がありました。

友達に送るものでしたら、そんなに形式張る必要もありません。

しかしながら、自分の知らない相手や、借りた家や部屋の大家さん、電気系統の修理屋さんであったり、予想外のあいてにメールを送らねばならない状況が何度かあるものです。

その場合はフォーマルにしたい場合は、きちっと形式立てて書かねばならないので、例文を検索したり「英文E-mail200の鉄則」を参考にしたりしました。

英語のテスト勉強

昔のバージョンの電子辞書には入っていなかったと思うのですが、電子辞書自体になんと、TOEICの問題集が入っていました。

実際にTOEICを受けるなら、問題集を買わなければいけないと思っていたので、まとまった量の問題が入っている辞書は便利でした。

重量的な意味でも、私としてはこの一台で、何冊分もの本を持ち運べることは非常にありがたいことでした。

旅行でのワンフレーズ

さて、私の英語学習の話はここではさておき、海外旅行での話をしようと思います。

私は海外旅行をよくする人にこそ、電子辞書をおすすめしたいです。

私は海外旅行に電子辞書を持っていきます。

WiーFiが使えないという状況が多発する海外で、電子辞書は携帯と同等に便利でした。

特に、16言語別に収録された「ひとり歩きの会話集」。

現地の言葉で質問は出来ても、聞き取れないなら意味ないじゃないかと最初は思いました。

しかし、自分の質問の答えが、イエスかノーであるなら、話は別です。

つい先頃、モロッコまでって来ましたが、モロッコはアラビア語とフランス語が主に使われています。

最近は観光客も増えたためか、英語を理解できる人も若い世代を中心に増えているようですが、それでもまだまだフランス語のほうが通じます。

フランス語でイエスはウィ、ノーはノン。

とりあえずそれさえ間違わなければある程度の対応は出来るだろうと、電子辞書片手に、頑張りました。

結果から言えば、収録された仏和単語集がとても便利でした。

旅行での料理

「ひとり歩きの会話集」以外にも、海外でとても便利なものがあります。

「世界の料理・メニュー辞典」です。

私の辞書には、6カ国版が収録されており、スペリングから料理をが何かを検索できものです。

海外で、英語メニューでも頻繁になんだかよくわからないものに遭遇するのですが、それがイタリア語やフランス語、ドイツ語になるともう完全にお手上げです。

ですから、この辞典で見れば、少なくとも、どうやって調理されているかはあやふやにしかそうぞうできなくても、何が使われているか、なんの肉か魚かは判明します。

アレルギーや、ベジタリアンのかたには特に何がはいっているかわからないというのは不安だろうと思いますので持っていると安心かと思います。

まとめ

さて、電子辞書を使ってみて便利だと思った場面をいくつかご紹介させていただいたわけですが、如何でしたでしょうか。

私はスマートフォンも持っていますし、Google翻訳のアプリもダウンロードしてたまに使うのですが、やはりちゃんと意味を調べたい場合は、英英辞書、和英辞書、英和辞典を比較して確認します。

ですから、速く正確な意味を求めるために複数の辞書を一気にひいてみたい方には電子辞書をとてもおすすめします。