多機能電子機器「電子辞書」の奥深い魅力とは?
不明な意味や深く知りたい単語を調べる際、辞書を使用するでしょう。
紙製の辞書もありますが、科学技術が進化する中で、電子機器も充実しています。
電子辞書も技術の発展の中で生まれたものですが、電子辞書は一般的に知られているよりもはるかに多くの機能を備えています。
一つの目的に使用することはもちろんかまいませんが、今回はその多機能性を御紹介することで、電子辞書の新たな活用方法を見つけて頂ければと思います。
著者が所有しているものは、CASIO EX-wordという電子辞書ですので、一部他メーカーや型によっては、当てはまらない可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
国語系の機能について
一般的に電子辞書の活用方法として認知されているもの一つが、日本語の意味を調べる国語辞典機能かと思います。
インターネットが普及している現在では、スマートフォンやパソコンなどで調べることも可能です。
しかし、電子辞書のほうが通信状態なども気にせず、文字や言葉を打ち込めば、すぐに求めている情報が表示されます。
そして、例えば、「し(師)」という言葉の意味を調べる時に、「し」と打ち込むと、「詞」や「史」、「市」など同音の言葉についても一斉に表示してくれます。
スクロールしていけば、手軽に情報をさらに得ることができます。
一つの言葉の意味についてだけでなく、深く広く言葉について理解する際にも、電子辞書機能が効果的に活躍してくれます。
表示や付属物について
難解な漢字などで、字が分かっているにもかかわらず、読みかなが分からず困ってしまう場合はないでしょうか。
そのような時、電子辞書に付属しているタッチペンを使用すれば、パネルに字を書くことで、電子辞書がその字を読み取り、読みかなを調べて表示してくれます。
これは、紙の辞書では不可能なことであり、電子辞書だからこそ可能なメリットになります。
また、バックライト機能がついており、表示が見にくい際に、ボタンを押すことでライトが点灯するので、見やすい明るさに切り替えることもできることも、電子機器ならではの特徴といえます。
英語系の機能について
電子辞書を購入するきっかけとして多いのは、英和辞典や和英辞典としての機能を活用したいということが挙げられるかと思います。
特に学生さんなどでは、上記理由が購入のきっかけになっていることが多いようですし、かくいう私も同様の理由で初めて電子辞書を購入しました。
国語系の機能と同様で、一文字もしくは一単語を打ち込むだけで、類似語が多く表示されますので、関連語について調べやすいのも電子辞書のメリットです。
また、日本人は英語をカタカナ読みで覚えていることもあり、その英語のスペルが分からないときに調べることに苦労することもあると思います。
ですが、電子辞書にカタカナで引くスペリング辞典という機能もついているため、スペルが不明でもカタカナが読みが分かれば調べることが出来るようにもなっており、英語の初学者の味方ともなってくれます。
英会話の学習について
紙の辞書との大きな違いの一つであり特徴の一つとなるのは、電子辞書には音声機能がついていることでしょう。
英会話となると、英会話教室に通うことであったり、外国人の方々と会話を重ねていくことが上達には欠かせないと一般的には言われています。
ですが、電子辞書に音声機能がついていることで、想像の英語ではなく、ネイティブの英語の発音に関して独学でも正確に学ぶことは可能といえるのではないでしょうか。
例えば、例文や記事などの特定の英文の音声もついておりますが、単語一つ一つも音声がついており、正しい発音について丁寧に学習していくことが可能です。
また、日本人が比較的苦手としているとされる「r」と「l」、「b」と「v」の発音の違いなども、音声だけでなく文章表記として細かな記載があり、音声と文章の両方を通じて英会話について勉強することができるのもメリットです。
英語以外の外国語について
英語だけでなく、さまざまな外国語について調べることが可能です。
さまざまな外国語というのは、スペイン語やフランス語、イタリア語、アジア圏の中国語や韓国語など多岐にわたります。
仕様も非常に分かりやすいものになっています。
例えば旅行をすることを前提として、「入国」や「観光する」、「移動する」など、シーンごとの用例集が載っていたり、日本語を入力して検索を掛け例文を表示させることが可能であったりなど、調べやすい仕様になっています。
用例集の文章量も非常に充実しているので、基本的な文章については電子辞書でも十分学ぶことが出来るといっても過言ではないといえるのではないでしょうか。
あまり普段馴染みのない外国語であれば、わざわざ紙の辞書などから調べるなどということはあまりしないかもしれません。
ですが、電子辞書があれば、外国語について手軽に知ることができるので、ちょっとした予備知識として学ぶにも適しているといえるでしょう。
生活に関する情報について
電子辞書には辞書機能以外にも、日常生活で必要な知識についてまとめられており、手軽に知ることができます。
例えば冠婚葬祭のマナーなどについてです。
「冠」「婚」「葬」「祭」と各項目ごとに分かれているので、必要な知識を得ることができます。
「冠」の項目では、妊娠から出産までの流れの中で、知っておくべき事項が丁寧にまとめられています。
「葬」の項目では、実際に不幸が起こり、葬儀の執り行いなどについて書かれています。
また、手紙の文例集も載っており、お祝やお見舞いの場面で活かせる文章について学ぶことができます。
これらについては、もちろん電子辞書以外の媒体で調べることも可能ですが、最低限の知識として各項目について目を通していくことで、いざという時などに役立つこともあります。
ゲーム系アプリ機能について
頭脳を使ったゲーム系のアプリ機能がついていることも、電子辞書の魅力のひとつです。
パズル系のアプリに関しては、難易度ごとの出題を選択することも可能になっていますので、ご自身の得意不得意に合わせて取りかかることができます。
また、それぞれのアプリで問題数も非常に充実しているので、問題を解きと回答を確認するという繰返しを行っている間に覚えてしまうということもそうないですので、常に新鮮な気持ちで問題に取り掛かることが出来ます。
アプリの系統もパズル系からクロスワード、常識クイズなどバリエーションも豊かになっているので、飽きなく楽しむことができます。
辞書は学習や調べ物がメインになってきますが、勉強の合間の息抜きなどにこのようなアプリ機能を使ってみることも良いでしょう。
様々な機能が一つに凝縮されている
上記は電子辞書の魅力の総括と言っても過言ではないでしょう。
紙の辞書や関連の本でも、調べたい内容について広く深く知ることは出来ます。
ですが、それらの情報を紙媒体で集めると非常に膨大な量になり、持ち運びは困難になります。
電子辞書の大きなメリットは、辞書機能やその他の多くの機能がコンパクトにまとめられている点が大きいです。
持ち運びが容易であり、重量に関する心配も不要となります。
辞書機能にとどまらず、様々な機能を活用されたい方に向けても電子辞書は非常におすすめです。
まとめ
今回は多機能電子機器である「電子辞書」の機能の紹介を通じて、「電子辞書」の魅力をお伝えしました。
コンパクトでありながら、多くの機能を備えており、様々な機能を活用されたい方には「電子辞書」を持たれることをおすすめします。
まだ所有されていない方は、ぜひ一台お持ちになって、電子辞書を活用して頂ければと思います。