第二外国語習得に電子辞書がおすすめ
私は、イタリア語学習にあえて電子辞書を使っています。
あえてというのは、この時代にアプリやネット活用でないなんて時代錯誤もいいところと思えるでしょう。
しかしながら、これがとてもおすすめなのでイタリア語だけでなく他外国語学習者のみなさまにもおすすめします。
私の場合、電子辞書SEIKOのイタリア語版を使っており、それをもとに具体的に電子辞書活用法をご紹介します。
第二外国語というからには、第一はもちろん英語です。
今回は、英語をある程度習得した中級者以上のかたに特におすすめの電子辞書活用法を紹介します。
イタリア語習得は、伊英・英伊活用が近道
イタリア語は、基本的に日本語より英語に成り立ちが似ています。
イタリア語をいきなり日本語、または日本語をいきなりイタリア語に訳す時に不自然な場合も多々あります。
そんな時こそ、日本語ではなく、英語に置き換えると意味がわかりやすく自然な場合が多くおすすめです。
日本語ではなかなか理解できなかったことが、英語で参照した時に目からうろこというか、まさに腑に落ちる感じです。
また、文法や単語もイタリア語と英語は親戚のようなもので、英語学習者なら、英語に置き換えるとどちらの理解度も上がり一石二鳥です。
なんといっても辞書を引く行為はやはり能動的で、記憶に残りやすい気がします。
私の使っている電子辞書は、伊和・和伊中辞典、伊英・英伊辞書が入っておりとても便利です。
一台で厳選された英語、イタリア語
先に述べましたが、私が使っている電子辞書SEIKOイタリア語版なら、イタリア語学習の王道といえる伊和・和伊中辞典のほか、伊英・英伊辞書が入ってます。
この英語での検索がとてもありがたく、理解力を深めるには欠かせません。
一台で二ヶ国語、いえ日本語含む3ヶ国語ですね。
しかも、日本語なら王道の広辞苑、英語もオックスフォード現代英英辞典がはいっていますので鬼に金棒です。
電子辞書に入っている辞書は厳選されていると実感しています。
ジャンプ機能こそ、多いに活用
電子辞書SEIKOの場合、調べたい単語を表示し(選択し)ジャンプボタンを押すといくつか選択肢が表示され調べたい辞書へジャンプします。
伊英、英和、広辞苑など、連続してジャンプできるのでその単語をとことん調べたい時もどんどん突き進むことができます。
これでますます理解度が上がります。
このジャンプ機能、コピペをいちいちしなくてもいいところが、さくさくとストレスなく調べものを続けられる点でとても評価が高いです。
なんでもないようなことに思えるかもしれませんが、調べものをする上で一度ではなく次々と浮かぶ疑問、不明点を解明するためにストレスなくどんどん進めることはとても大事なのです。
外国語学習者こそ、広辞苑で日本語学習者を
外国語を学習して使いこなすためには、そのことばの意味を的確に理解することが必要です。
そのために、あらためて日本語の言葉の意味も正しく理解する必要があります。
そんな時に広辞苑が大活躍です。
この時もジャンプ機能が役立ちます。
一度の単語入力で何度もジャンプで次々に調べたい単語を広げられるのでとことん調べることができます。
外国語習得には、日本語の正しい理解がなければ行き詰まるといわれますが、その通りです。
言葉は表面的でなく、その歴史、文化も理解しなければ本当に理解しているとはいえないのです。
上級者になればなるほどこれを実感していることでしょう。
その点において、日本語は広辞苑で自分の理解力を確認できます。
外国語学習者こそ、広辞苑での日本語確認をおすすめします。
具体的な用法も例文表示を参考に
ある程度、理解力がついたら、具体的な例文や用法を知りたいものです。
その時に例文検索機能がおすすめです。
辞書ならではの例文が多く羅列されます。
例文が多いと、実際に活用の場面が広がります。
語学は使ってこそですので多いに使いましょう。
また実際に使う時には、調べた者を相手に見せたりしてそのままでなく、自分の言葉で言えるようにまた書けるようにすると本当の意味で実際に使うことができるようになります。
今の時代に、電子辞書を相手に見せることに抵抗がある方もいるかもしれませんね。
むしろそのために、そのままでなく自分で使いこなせるように必死で覚えることになるかもしれませんね。
私自身、ビジネス文書など、辞書を引きながらということはあっても、話すことにおいて、とっさに電子辞書を取り出してということはしたことがありません。
なんとか、自分の言葉で伝えようと努力します。
そのほうが相手も熱心に聞いてくれますし、記憶に残り、語学習得に役立っていると思います。
オフラインはもちろん無線LAN環境下で更に便利
今さらながら、電子辞書の最大の利点のひとつは、オフライン状況で使えることです。
今の時代、ネット環境さえ整えば調べものはなんでもできるといっても過言ではないでしょう。
電子辞書は不要という方もいるでしょう。
しかし、まだまだオフライン状況で使いたい場面は多くあります。
当然ながら、電子辞書にはまったくその心配なく使えます。
そして、この電子辞書も無線LAN環境下において、さらに活用法が広がります。
ブラウザ上の文章、エクセル、ワードなどの文章も検索、マイ辞書登録など充実してます。
バッテリー切れの心配が少ない
調べたい時にバッテリー切れなんて悲しいことはありません。
でも電子辞書ならその心配は少ないです。
私の使っている電子辞書なら単二電池二本で約100時間です。
いくらでも勉強できます!
wifiをきにせず、バッテリーを気にせず、いつでも時間のある時に勉強に没頭できる電子辞書は最高です。
せっかくのやる気を削がれることがありません。
頑丈なボディの電子辞書は携帯性にも優れている
なかなか頑丈にできている電子辞書はもう10年以上使用しているものの今のところ全く問題ないです。
この安定感がいつでも使える安心感につながり、不安なく勉強に没頭できることにつながっていると思います。
頼りになる相棒をまだまだあちこち連れて行こうと思います。
言語学習のスペシャリストになれる
言語学習をする者にとって信頼のおける辞書が常にそばにあることほど心強いものはありません。
その点、広辞苑をはじめ、オックスフォード現代英英辞典等は、申し分ないといえるでしょう。
調べものをする際、あやふやな回答でなく、信頼できる回答が見つけられることは何より重要だと思います。
この点で、電子辞書はその名のごとく辞書ですから、あいまいな回答ではなく正しい答えを知ることができます。
あたりまえのことながらこれは現代においてとても大事なことと実感しています。
見つけた回答が、正しいものかどうかを更に調べなければいけないと、実際に何を調べていたのか訳がわからなくなるという経験少なからずあるのではないでしょうか。
それでは本末転倒です。
言葉は人に伝えるためにあると思います。
自分自身の言葉として使ってこそ生きたものにできる気がします。
調べたものを正しく習得し使いこなし、相手に伝えてこそ言語学習の意味があると思います。
コミュニケーションのために外国語学習をしている方にこそ、近道といえる電子辞書の活用を多いにおすすめします。
まとめ
主に私の外国語学習における電子辞書活用法をご紹介しましたが、きっと同じように外国語を学習している方にとっても電子辞書は多いに役立つと信じています。
辞書を引いた数だけその理解度が上がるといいますが、私もそう実感しています。
イタリア語、フランス語は独学ながら、旅行で訪れた際にも恐れず使いあまり困ることもないです。
今や、便利なアプリやネット環境で電子辞書はすっかりその存在感を失いつつありますが、私はまだまだ大切に使い続けたいと思います。
みなさんもぜひ外国語習得に電子辞書を使われることをおすすめします。
言葉を自分のものとして使う楽しみが広がります。