この時代にあえて?スマホではなく電子辞書を使用するメリット
今の時代は、スマホにもいろいろな辞書のアプリを入れることができます。
だから、スマホが一台あれば、それだけで別段辞書など必要ないとも言えます。
でも、学校は電子辞書の使用を進めてきますし、電子辞書を利用している人も多いです。
では、スマホではなくあえて電子辞書を利用するメリットは、いったいどこにあるのでしょうか?
辞書の種類が豊富であること
電子辞書のメリットはまず、辞書の種類が豊富であることです。
スマホにももちろんたくさんの辞書アプリがありますが、だいたいの場合で1アプリにつき1つの辞書になります。
だから、電子辞書のようにたくさん辞書を入れようと思ったら、それだけでかなりのアプリを入れないとならなくなるでしょう。
しかも、スマホアプリの場合は、ないものもあります。
たとえば、英和辞典や、和英辞典などのオーソドックスなものは確実にでていますし、そういうものは、大手の企業が作っていたりするので信憑性もありますが、中にはスマホアプリにはないものもありますし、たとえあったとしても何処かわからないようなところがつくっている信憑性のないものである可能性もあります。
もしそれを使って間違った情報を覚えてしまったらどうなるでしょうか?
きちんと電子辞書を使っていれば、まずそうなることはありません。
そのメリットは大きいでしょう。
その分コストもかかる
ただし電子辞書は、たくさんの信憑性のある辞書が入っている分、コストがすごくかかると言えます。
電子辞書は今どき良いものを買おうとしたら、4万5万はしてしまうでしょう。
対してスマホアプリであれば、まず無料であることが多いです。
その代わりに広告がでたりするという邪魔くささはありますが、せいぜい3年から最長でも、7年くらいしか使わないであろう電子辞書に5万円かけるというのは、いささかコスパは悪いような気はします。
だからコストという面だけで見ると、スマホの方が良いと言えるでしょう。
例文が豊富に乗っている
電子辞書のメリットとして特に大きいのが、この、例文が豊富にのっているというところではないでしょうか?
もちろん例文がたくさん載っているかどうかは、その電子辞書にもよります。
でも、基本的にそれなりの値段がするような電子辞書であれば、例文はたくさん載っていると言えるでしょう。
例文がたくさん載っていることがなぜメリットになるかわかりますでしょうか?
それは、言葉というのは例文で覚えた方が、効率が良いからです。
たとえば英単語のisという単語があったとします。
誰でも知っているこのisという単語ですが、それは、「this is~」という例文を誰もが知っているから、誰でも知っている単語になれていると言えます。
これが例文なしで、isの意味だけで覚えようとすると、なかなか覚えられなくなるのです。
例文があると他の単語も覚えられる
例文で覚えることには、意味が覚えやすいということ以外にも利点があります。
それが、他の単語も覚える事が出来るという事です。
先の「this is」の例文を思い出してほしいのですが、その例文では、isの意味と同時にthisの意味も覚えたのではないでしょうか?
このように例文ごと覚えると、その例文にでてくる単語を全て覚える事が出来るようになるのです。
だから、すごく効率的に勉強していけます。
学生時代というのは、以下に時間を効率的に使い、効率的に知識を増やしていくのかという事が勝負になっています。
なので、この電子辞書の、例文がたくさん載っているというメリットは、学生にとってはすごく大きなことだと言えます。
履歴が分かりやすい
電子辞書は、履歴が分かりやすいというメリットもあります。
スマホの辞書はバグも多く、履歴が残らなかったりする事もあります。
あるいはアップデートの度に履歴が消えてしまうという事もあるかもしれません。
でも、電子辞書であれば履歴は消えることがなくしっかりと残るでので、いつの段階で何を調べたのかがよく分かります。
いつ何が分からなかったのかということがすぐに、そして確実に把握できるというのは大きなメリットです。
きちんと覚えているかがチェックできる
いつ何がわからなかったのかという事が分かれば、それをきちんと覚えているかどうかのチェックをすることができるようになります。
そうしてそのチェックを繰り返していけば、一度辞書を引いた言葉は、確実に記憶できるようになるでしょう。
せっかく辞書を引いても、そのままひきっぱなしにしていたのでは、何も成長しません。
それではあまり意味がないと言えるでしょう。
でも、こうしてしっかりとチェゥクできて知識に出来るのであれば、辞書を引いた意味も出てきます。
この知識になるかどうかの差も、辞書としての大きな差ではないでしょうか?
シンプルに見やすいと言うこともある
スマホではなくあえて電子辞書を使うメリットには、シンプルに、見やすいという事もあります。
もちろんスマホの画面も最近は大きくなってきているので、ある程度は見やすくなってきていますが、それでも電子辞書にくらべると見づらいと言えるでしょう。
見づらい辞書と見やすい辞書で調べるのでは、明らかに見やすい辞書で調べる方がスピードも速くなります。
スピードを速く調べ物ができるということは、それだけ効率よく勉強ができるということになります。
だから、やはり電子辞書は効率が良いと言えるでしょう。
目が悪くても使いやすい
見やすいということは、目が多少悪くても簡単に辞書を引けるということになります。
だから、目が悪い人には特に電子辞書はおすすめできます。
いくらスマホの画面が大きくなったからといったって、まだまだ目が悪い人にとってはスマホの画面は見づらいです。
ましてや辞書のように細かいところまでみないとならないとなると、すごく目に近づけないとならなくなるでしょう。
そうなると当然、今よりもさらに目が悪くなる可能性が出てきます。
それはすごく危険なことだと言えるでしょう。
使い心地はもちろんのこと、健康面で考えても、電子辞書はメリットがあると言えます。
見やすいとひきたくなる
見やすいという事には、目が悪い人以外にもいいことがあります。
それは、見やすいと、自然と辞書を引きたくなるということです。
辞書を引いても見づらいとどうしてもあまり辞書を引きたくはなくなります。
辞書をあまりひきたくなくなると、ちょっとわからないところもなんとなく勘で進んでいってしまうようになるでしょう。
でもそれでは当然知識も増えていきません。
分からないところが分からないままになるのですから、知識が増えていくはずもないのです。
それでは、勉強の効率はすごく悪くなるでしょう。
せっかく勉強しているのに知識があまり増えないのですから、それは効率が悪い以外の何物でもありません。
電子辞書で辞書を引きたいと思えれば、ちょっと不安になったらすぐに辞書を引いて確認するでしょう。
だから、確実な知識が身につけられて、効率が良くなると言えます。
まとめ
電子辞書には、意外とメリットがあるのです。
ただ単に回顧主義だから電子辞書を使えと言っているわけではなく、電子辞書を使う事にはこうしたメリットがあるから、学校などは電子辞書をすすめてくるのです。
確かに電子辞書は、コスパは高くはないですが、こうしてメリットもあるのですから、元をとることはできるでしょう。
使う価値は十二分にあります。