何が重要?シニア世代向け電子辞書の選び方
日々の生活の中で、電子辞書があったら便利だなと思うことはありませんか?
学生ならば学習時間には必需品ですし、社会人になってからも勉強の機会はいくらでもあります。
その際にも電子辞書があると便利だと思うことが多々あります。
そこで、今回はシニア世代の方々にとって使いやすい電子辞書の選び方をご紹介していきたいと思います。
シニア世代にとって使いやすい電子辞書とは?
シニア世代になっても、意欲的に勉強を始めることもありますし、年齢とともにやってくるド忘れに立ち向かうべく、ド忘れしてしまったことをすぐに調べたいと思うこともあるでしょう。
また、調べ物をするのは国語や漢字、英語だけでなく、ケガや病気のときの対処法や薬の種類、趣味の俳句の季語など、いくらでもあります。
しかし、用途に合わせて一つ一つ辞書や辞典を買って本棚にズラッと並べ、さらに必要なときには本棚から選んで引っ張り出すのには、一苦労も二苦労もあります。
そのうち段々と辞書を取り出すということ自体に面倒くさくなって、調べなくなってしまうのが人の常で、勉強の意欲までなくなっていってしまいます。
そこで、シニア世代にこそおすすめなのが電子辞書です。
一台あれば何でも調べ物が出来ますし、コンパクトなので置く場所にも困りません。
必要なときにサッと取り出せ、知りたいことをパパパッと調べることが出来ます。
しかし、ここで注意があります。
電子辞書で何でも調べられるということだけを夢見て、高価で高性能なものを、なんでもいいから購入してしまうと宝の持ち腐れになってしまう可能性があります。
シニア世代にはシニア世代が使いやすい、ご自分に合った電子辞書を選ぶことが大切です。
では、どういったものがシニア世代に合った電子辞書なのでしょうか?
文字の大きさは最重要ポイント
シニア世代の方が電子辞書を選ぶにあたって、まず一番の条件は字が大きくて見やすいという事ではないでしょうか?
老眼や近視で視力が落ちていたり、ピント調整が上手くいかなくなってしまうと小さい文字を読んだり入力したりすることはとても面倒です。
ですから、画面に表示される文字の大きさと、入力ボタンの大きさや押しやすさが重要視されます。
もちろん画面表示の文字が大きいということは、画面自体も大きくないといけません。
これは最重要ポイントですね。
そのことを加味すると、手のひらサイズのコンパクトなタイプではなかなか難しいかもしれませんが、最近ではそれでも軽量でコンパクトなサイズの物も販売されています。
ボタン操作は簡単な方がいい
文字の次に頭に思い浮かぶのは、なるべくなら操作方法の簡単な物を、ということではないでしょうか。
携帯電話やパソコン等もサクサク扱えるシニア世代の方も多く、電子辞書なんて簡単に利用できるという方もいらっしゃいますが、まだまだ機械は苦手というシニア世代の方もたくさんいらっしゃいます。
そんな方々にも簡単に使ってもらえるようなボタン操作は、シニア世代向けの電子辞書を購入するうえで重要なポイントです。
よくわからないボタンがゴチャゴチャとついていると混乱してしまいますので、なるべくシンプルなものを選ぶようにしましょう。
ローマ字入力にするか、50音入力にするか
普段からパソコンを使っているシニアの方ならローマ字入力も難しくはないかもしれませんが、機械の操作が苦手だったりローマ字入力などしたことないというような方には、50音配列のものの方が良いでしょう。
また、機能によって手書き入力のできる機種もありますが、意外と使い方が難しかったりもしますので、使い方がわかるかどうか確認してから購入を決めた方がいいですね。
自分に必要な機能と必要な情報を絞る
紙の辞書や辞典と違って、電子辞書には膨大な数の情報が入っています。
ポケットサイズの電子辞書に、紙の辞書数冊分~数十冊分の情報が入っているのです。
これは便利である一方、シニア世代の方にとってはその中から自分の必要な情報を引っ張り出してくるということは、なかなか難しいことです。
そこで、本人がどんな機能を必要としているのか、何を調べたいから電子辞書を買うのか、目的をはっきりさせてその機能に特化した商品を選ぶことが必要です。
そうすることによって、よりシンプルに調べ物をすることができます。
実際に見てみることが一番
シニア世代の方々にとって使いやすい電子辞書の選び方をいくつかあげましたが、可能であれば実際に家電量販店など品数を置いてあるお店へ行って、実際に手に取ったり店員さんの説明を聞くことが一番です。
その時に、ご家族も一緒についていき、前述の選び方を参考に機能性や使い方を一緒にチェックしていただけると、安心ですね。
また、店員さんの言っている意味が解らないということもありますので、ご家族の方は、かみ砕いて伝えてあげるとご本人も理解が深まっていいと思います。
ご自身の周りに実際に電子辞書を使っている方がいらっしゃるのならば、一度試しに使わせてもらってみてはいかがでしょうか。
あまり欲張らないことが大切
同じ値段なら機能性の良い、なるべくたくさんの情報の入っている電子辞書に心が傾いてしまいます。
しかし、シニア世代にとっては一概にそうとは言えません。
前述しましたが、本人にとって必要な機能と情報は何かを絞り込んで、欲張らないことが大切です。
電子辞書が欲しいと思っているシニア世代の方は、向上心の高い方なのだと思います。
それゆえに、不要な機能までついているものを選んでしまいがちですが、複雑な操作に嫌気がさしてしまい、結局は引き出しの奥にしまいっ放しということになってしまう恐れがありますので、ご注意ください。
シニア世代におすすめの電子辞書
カシオ 電子辞書 EX-word XD-SC5100
画面が大きく表示文字の大きさも、シニア世代には嬉しいサイズです。
ご自分の見やすいサイズに調節することも出来ます。
入力ボタンは左からの50音配列になっていますので、ローマ字入力が苦手な方でも簡単に入力できます。
わざわざ電子辞書を使うためにローマ字の勉強をしなくても済みますので、おすすめです。
収録辞書は、広辞苑をはじめ漢字辞典や俳句をたしなむ方には嬉しい俳句季題便覧や歳時記などが収録されています。
また、英和辞典と和英辞典はもちろんのこと、NHKラジオ英会話の講座テキストも収録されていて、さらには音声も収録されていますし、専用ヘッドホン付きなので発音の勉強までできるのは嬉しいですね。
シニア世代から英会話を勉強し始める方が増えていますので、そんな方には大変おすすめです。
もちろん、ご自身が英会話を身につけられていなくても、海外旅行の際には、大活躍してくれること間違いなしです。
さらに、百科事典やビジネス用語なども収録されていますので、ビジネスシーンでも役に立ってくれます。
サイズも手になじみやすい大きさなので、邪魔になることもなく必要なときにサッと取り出すことが出来ます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
電子辞書はとても便利ですが昔の物とは違って様々な機能が備わっているものが多く出回っています。
その中から、ご自身に合った物を探すのは難しい事なのかもしれませんが、この記事を参考に電子辞書を選んでいただけたら嬉しく思います。
電子辞書は日々の中でふと疑問に思ったことなどを調べるのに、本当に便利なアイテムですので、是非ご自分に合う電子辞書を見つけてください。