電子辞書に搭載されている機能とその内容とは?もっと電子辞書を使いこなそう!
近年、多くの人に使われるようになった電子辞書。
受験や仕事ではもちろん、ちょっとした調べものをするにも電子辞書は非常に便利です。
現在様々な機能が増え、また種類も豊富になっています。
そのため、実は私たちが知らない使い方・機能が備わっていることがあります。
電子辞書を効果的に使うにはそのような機能をきちんと把握することが重要になってくるのです。
電子辞書
電子辞書とは、一般的にデータ化された辞書のことを言います。
とくに最近のものは国語辞典、英和辞典、百科事典など様々な機能があらかじめ備わっており、もはや単なる辞書ではなくすぐれた総合教材となっています。
電子辞書のメリット
電子辞書の魅力と言えばなんといっても持ち運びがしやすい点です。
英和・和英・広辞苑・百科辞典の辞書などは紙媒体なため、とても重く手軽に持ち運ぶことが困難です。
また分厚いので保管には場所も取ってしまいます。
しかし電子辞書はこれらの機能が全て備わっていても、片手で手軽に持ち運べる程度の重さで、また検索機能も備わっているため大変使いやすく便利なものになっています。
最近の電子辞書は、カラー液晶のため辞書に比べても見やすく、音声や映像でも学習できるのが大きな利点です。
電子辞書のデメリット
とても便利な電子辞書ですがやはり何点かデメリットはあります。
それは電子機器なので故障や、寿命があるということです。
紙の辞書にはこういった心配がないため、電子辞書を使う上で気を付けなければいけないところです。
また搭載されている辞書の数や機能によって、値段がかなり変わってしまうところがあります。
紙の辞書は出版社が違ってもさほど値段は変わりませんが、電子辞書は変わってきます。
そのため、自分にはどんな機能が必要なのかをよく見極めてから買うことが大切になってきます。
様々な機能
音声機能について
英単語や熟語などを検索すると、意味や使い方だけでなくその単語を読み上げてくれる機能のことです。
少し昔のモデルだと音声の読み上げが出来ないタイプがありますが、新しいものだと大抵はこの機能がついています。
英単語を覚えるには、意味だけでなく発音も一緒に学んだ方が覚えるには効率的です。
しかも今の電子辞書の発音はかなりネイティヴで優れています。
また音声速度を何段階かに切り替える機能がついているものもあり、聞き取りづずらいと感じた時はこれを活用すると便利です。
仕事や趣味で英語を勉強している方、また学生さんには是非とも欲しい機能の一つです。
タッチパネル機能
これも多くの電子辞書に搭載されていますが、液晶をタッチペンによる操作や指での操作で簡単にスクロールや文字の入力、また漢字の手書きが行える機能です。
昔の電子辞書はわざわざコンテンツを選ぶボタンを押し、検索ボタンにキーボードを使って文字を入力しなければいけませんでした。
ですがタッチパネル機能により、タッチ一つで行きたいページやコンテンツに飛ぶことが出来き、動作をよりスピーディーに行うことが可能となったのです。
ジャンプ機能
ジャンプ機能とは、調べた語義の画面でさらに調べたい言葉が出てきた時に、他のコンテンツにジャンプしてその意味を検索できる機能のことです。
画面のタブをタッチすることで簡単に調べる辞書を切り替えることができ、引き比べることが可能なのです。
わざわざ今使っているコンテンツを閉じて、新しいコンテンツを開き直す必要がないので何か調べものをする際などは、この機能を上手く使うと効率よく調べものが出来るのです。
コンテンツ追加機能
この機能は電子辞書を買ったあとに「あの辞書が欲しかった」「あの辞書が必要になってしまった」という人には最適な機能です。
欲しいコンテンツをダウンロードしたり、またパソコンからUSBで電子辞書に追加・入れ替えたりをすることが出来ます。
USBだと外出先でもすぐに追加することができるのでとても便利な機能です。
また 青空文庫や電子メールをダウンロードし読むことが出来る機能が搭載されている電子辞書まであります。
ワンセグ機能
なんとワンセグ機能が搭載されている辞書もあります。
調べものが終わり、一息つきたい時や気になる番組を外出先や移動中でも楽しみたいという方には嬉しい機能です。
またカラー液晶なのでとても見やすく、迫力ある映像を楽しむことが出来ます。
様々な機能
他にもボイスメモという機能がついている電子辞書もあります。
これは英語発音練習などを内蔵のマイクで録音し、きちんと発音が出来ているか聞き返せるのが魅力です。
またノート機能というものもあります。
これは大事なことや、ちょっとしたことなどもノートのように書き込むことが出来る機能です。
背景の画面やペン、マーカーの色や太さを変えることができ、あとで見返したときに見やすくすることができます。
他にも、自分の予定を記録しておけるカレンダー機能や、学生さんには大変嬉しい時間割表機能、計算に便利な電卓機能などが搭載されている電子辞書もあります。
自分がお使いの電子辞書にはどのような機能が入っているのか、一度確認してみると新しい活用法が見つかるかもしれません。
カシオとシャープ
現在販売されている電子辞書は、カシオとシャープが圧倒的なシェアを占めています。
カシオもシャープもキーボードこそデザインは統一されていますが、機能や性能にはそれぞれ強みがあります。
ではどのような特色があるのでしょうか。
カシオ
カシオの電子辞書の特徴の一つは広辞苑が搭載されていることです。
圧倒的な知名度を誇る広辞苑はシャープの電子辞書には搭載されていません。
また搭載されているコンテンツもカシオの方が圧倒的に多いです。
特に英語の学習に使うコンテンツが充実しているところが特徴です。
英語の勉強がしたいと思っている方にはカシオがおすすめです。
そして嬉しいことに、先ほども機能で説明したコンテンツ追加の購入がカシオはできます。
これにより自分オリジナルの電子辞書にカスタマイズすることが可能です。
またシェアも毎年1位なので周りの人も持っている人が多いです。
その為、貸し借りが出来る、たりまたわからない機能を聞くことが出来るのも嬉しい所です。
シャープ
シャープの魅力はやはり液晶がきれいなところです。
カシオに比べて画素数も画面の大きさも勝ります。
またリチウムイオン電池が使われているため、スマホの充電器で充電が可能なところもポイントです。
乾電池を使用しないため、本体が軽く持ち運びが便利です。
またカシオと違う特徴として、国語系辞書や百科事典が充実している所です。
スーパー大辞林が搭載されている他、3000にのぼる文学作品が入っている電子辞書まであります。
値段もカシオに比べ比較的安いのもシャープの魅力の一つです。
また学生には嬉しい色のバリエーションも豊富なので、クラスメイトとデザインがかぶりにくいです。
このように同じ電子辞書でもカシオとシャープでは搭載されている機能や性能が全く違います。
まとめ
このように様々な機能が搭載されている電子辞書。
あまりに機能が多いので、全てを使いきれている人は少ないと思います。
ですがどれも大変便利で、勉強や調べものの効率を上げてくれるものばかり。
是非お使いの電子辞書に搭載されている機能を把握して、上手く活用されてはいかがでしょうか。
きっと捗ること間違いなしです。