サイクルジャージって自転車の時は着たほうがいい?選ぶ時の基本とかは?
サイクリングが趣味の人も、またお出かけの時には必ず自転車に乗っての人も意外と気にしていないのが、サイクルウエアです。
サイクリングは勿論のこと、駅までの道を自転車で行くのでも最低10分位は漕ぐことになります。
そういった場合、やはりそれに見合った服装で走ることが、サイクルでの走りの快適さを一層引き立ててくれますね。
そこで見直していただきたいのが、サイクルジャージです。
目次
サイクルジャージって所謂ジャージ?
ジャージと言われると、体育の時間のあの服装を思い出しますね。
ちょっともったりした、身体にフィットしない、いささかダサいあの上下です。
サイクルジャージもきっとそうではないかと、名前を聞いただけで回れ右してしまう人も、少なくないはずです。
しかしサイクルジャージは、あのジャージとは全く違う自転車乗りのための服装です。
形的にはあのじゃーじと同じく、前ファスナーでの着脱になります。
でも同じなのはそこまでで、実情は全く違うということをまず心に留めておいてください。
自転車に乗るのにわざわざ専用の服装って必要
普段駅までとかスーパーまで、というような短い時間のライドだと特に必要なく感じるのは当然です。
しかし自転車というのは、歩くよりも楽そうに見えてその運動量はかなりのものになります。
なまじ座った形なので、気分的にも楽なあまりに逆に、歩きなら適度に切り上げるところをどんどん先に進んでしまった、などということはありませんか。
スーパーでの買い物も、自転車だからと何時もより重いものを多く購入したりしませんか。
また通勤通学でも、自転車で走れるのだからと、一つ先の駅まで節約のために頑張ってしまおう、と走ってしまうこともありますね。
普通の生活での自転車の利用でも、結構距離を走ってしまったり、荷物が重くて負荷がかかったりするものです。
ましてやサイクリングになったら、言うまでもなくその走行距離は増す一方で、かなりの運動量になることは明らかです。
こうなってくると、やはり運動用の服装も考えないといささか辛いことになります。
買い物程度ならともかくサイクリングでは
買い物通勤通学ならまあ、時間もそこそこですし到着地点まで行かれれば、多少汗をかいていても何とか処理ができます。
しかし、サイクリングの場合はそうも行きません。
距離も結構長い上に、汗の処理も難しいものです。
家や学校なら、かいた汗を服を脱いで拭うことも出来ますが、サイクリング中にはこれは難しいと言わざるを得ません。
普通のTシャツに上着で、などと気軽に出かけてしまうと、汗の処理に悩むことになります。
サイクルジャージ着用が、サイクリングにはおすすめと言うのは、この汗の処理の問題が最も大きいのです。
身体にいい運動が逆効果になってしまうのは、かなり悲しいものです。
汗の問題を解決するためにも、専用のウエアが必要になるのです。
運動の時の服装の基本
昔はともかく、今では運動する時の服装として最低心得ておいたほうがいいことがあります。
考えてみると昔はかなり無茶をしていたと、書き出してみると解るのですが、今でもこの無茶を無意識にやっていることもあるのです。
速乾性吸湿性に優れている素材であること
吸湿性に優れているのは勿論綿ですが、残念ながら綿の速乾性は期待できません。
通風性と速乾性に優れた素材で、かいた汗を処理できないと身体に負担がかかってきます。
綿以外の素材で、吸湿速乾性に優れたものが運動の時の服装の最低限の条件です。
例えばアルピニストの服装の条件にも、綿以外のものをと記されています。
かいた汗で身体を冷やしてしまっては、運動の意味がありません。
これは最低限、守って欲しい条件です。
ストレッチのよく利く素材であること
運動中にその動きが制限されては、これも身体に無駄な負担がかかってしまいます。
幸い今では、優れたストレッチ素材が多く開発されています。
身体の動きを阻害しないような素材を使用した、運動用のウエアが基本です。
ストレッチのきかない布地だと、身体の動きのために大きめのものを着用することになりますが、これだと今度はだぶついて動きの邪魔になってしまいます。
動きに適したストレッチ素材のものを選ぶのが、何よりおすすめです。
走る時や自転車に乗るなどの場合前開きのものを
普通のジャージでもそうですが、前開きのデザインのものは体温調節のために有効に着ることが出来ます。
前ファスナーがあると、走ったりしている時に急激に体温が上がっても、ファスナーを下げることによって空気を取り入れて、調節がしやすいからです。
ファスナーが邪魔になるような運動の場合はともかく、そうでない場合はこのデザインは運動の時に役立ちます。
熱中症など起こしてしまっても、前ファスナーを開いて身体を即冷やせるのです。
サイクルジャージを選ぶ時の基本
サイクルジャージも勿論、上記のような素材のものを選ぶと快適にサイクリングが出来ます。
それに加えて、サイクルジャージを選ぶ時のちょっとしたコツを紹介しておきます。
サイズは少し大きめのものを
勿論ストレッチ性も高いサイクルジャージですが、ここは少し大きめのものを選んでおくのがおすすめです。
あまりにピッタリしているサイズだと、汗が直接布に張り付いてしまうので、あまり心地よくないのです。
少し大きめだと風の通りも良いので、体温の上昇にも適応しやすいですね。
加えて、座って漕ぐのが自転車です。
普通の洋服でも同じですが、立っている時にはちょうどいい長さの上着やパンツが、座ってしまうと短く感じませんか。
男性の場合、座ると明らかにズボンから出る脚の部分が、多くなりますね。
それと同じことが自転車でも言えるのです。
加えて、ただ座っているのではなく常時身体が動いているので、服も一層ずれやすくなります。
つまり長さ的にも丁度のものだと、お腹が出やすくなるというわけです。
風の当たる部分のお腹を冷やさないためにも、少しサイズの大きな丈の長めのサイクルジャージがおすすめですね。
これでなくては駄目ということは無し
サイクルジャージはサイクリングのためのものだから、サイクリング用に着るものだと考えていませんか。
今ではサイクルジャージも、多くのデザインとカラーがあります。
サイクリングのためと考えずに、お洒落のためと考えてみるのがベストです。
速乾性機能性の高い素材でできていますから、普段の生活でも快適に着られます。
逆を言えば、サイクル専門のジャージでなくても、他の運動着でもサイクリングには使用ができるということです。
堅苦しく考えずに、快適に走るための一助としての、またお洒落も計算に入れて楽しむための服装だと考えていただきたいです。
上がサイクルジャージなら下は何を履く
さて上にサイクルジャージという快適なウエアを用意したなら、下も何かと思いますね。
下に履くものについては同じく、吸湿速乾性に優れストレッチの効く素材のものがおすすめです。
丈は短くても長くてもお好み次第ですが、怪我が心配な場合は足首までのものを用意するのがいいですね。
膝の保護のためにも、膝下丈のものだと安心です。
上に着たサイクルジャージに合わせて、お洒落を楽しんでください。
まとめ
サイクリングとかそこまで専門的に走るわけではないから、特にウエアまで用意しなくても、と思っている人は少なくないはずです。
しかしエアロバイクと同じく、自転車での走行もかなりの運動なのは明らかです。
エアロバイクで毎日30分と言うと、結構運動した気分になりますが、自転車での通勤通学買い物はその程度の時間はあっという間です。
できればここは、サイクルジャージなどのウエアを用意して、快適にライドしたいものですね。