サイクルジャージを洗うときの注意点は? 気をつけたい4つのポイント
サイクルジャージは、ロードバイクに乗るときに役立つ商品です。
これを着ることで、疲れや痛みを軽減し、快適に走行することができます。
ただし、サイクルジャージを使うなら、手入れの方法にも注目しておきましょう。
適切な手入れをしておかないと、すぐに劣化してしまいます。
では、サイクルジャージを洗濯するときの注意点について、詳しく説明していきましょう。
使った直後にしっかりケアをする
サイクルジャージの洗濯をするなら、その前に、使った直後の扱いに注意しておいてください。
使ったあと、汗の染み込んだサイクルジャージを、そのまま長時間放置するべきではありません。
汗まみれのまま放置していると、雑菌が繁殖し、嫌なニオイがしてきます。
それが強くなれば、いくら洗濯をしても、なかなかとれなくなってしまうのです。
また、湿気が多い状態で放置していれば、カビが生えてしまうこともあります。
こうしたデメリットは、夏になると特に発生しやすくなるので、使ったあとは、カゴに入れっぱなしにせず、素早く対応してください。
清潔に使うためには、できるだけ早く洗濯をすることが大切なのです。
しかし、場合によっては、それが難しいこともあります。
忙しくてすぐに洗えないようなときは、ただカゴに入れておくのではなく、風通しのよい場所に干しておきましょう。
とりあえず乾かして湿気をとばせば、ニオイが強くなったり、カビが生えたりする心配はありません。
泥を落としておく
サイクルジャージは、濡れた場所を走ったりすると、後輪が泥をはね上げてしまうことがあります。
すると、自分の背中にかかることになるため、使用後は泥だらけになってしまうのです。
しかし、泥だらけのサイクルジャージをそのまま洗濯しても、きちんと汚れを落とすことはできません。
あまりひどい汚れだと、普通の洗濯では対応できないのです。
そのため、泥や砂利などの汚れが多いときは、洗う前にできるだけ取り除いておきましょう。
水ですすぎ、手で落とせる分は、すべて落としてしまうのです。
そのように、できるだけ汚れを少なくしておけば、洗濯の効果がしっかり出ます。
事前にすすぐとなれば、面倒に感じることも多く、つい省略してしまいたくなりますが、確実に汚れを落とすためには、必ず行ってください。
チャックを開けっぱなしにしない
サイクルジャージを洗うときは、脱いだときの状態のまま、チャックを開けっぱなしにして洗濯機に入れてしまうことがあります。
しかし、サイクルジャージの劣化をなるべく防ぎたいなら、その方法は避けるべきです。
チャックが空いていると、洗っている間にそれが擦れて、生地に余計なダメージを与える可能性があります。
また、開かれた状態のサイクルジャージは、洗濯機で洗うことで、型崩れしてしまう恐れもあるのです。
最初は気にならない程度のダメージだったとしても、そんな洗い方を繰り返していたのでは、とても長持ちさせることはできません。
サイクルジャージのチャックは、うっかり閉め忘れていることもあるので、洗う前によく確認しておいてください。
マジックテープも閉じる
サイクルジャージを洗うとなれば、グローブも一緒に洗いたくなりますが、その際は、マジックテープをしっかり閉じておくようにしましょう。
マジックテープが開いた状態だと、チャックと同じように、擦れて生地を劣化させてしまうことがあります。
また、マジックテープの接着力が落ちてしまう可能性もあるので、チャックと一緒に確認してして、忘れずに閉じておくようにしましょう。
しかし、サイクルジャージを洗うなら、できればグローブは別にしておくのが、ベストな方法になります。
生地を傷めないためには、その方がより確実なのです。
しかし、時間がなときなど、まとめて洗わなければならない場合もあるので、そのときは、しっかりとマジックテープを閉じてから洗ってください。
それなら、ダメージを軽減することができます。
ネットに入れて洗う
サイクルジャージを洗うときは、きちんとチャックを閉じたとしても、そのまま洗濯機に放り込んだりすると、劣化しやすくなってしまいます。
これは、サイクルジャージが他の衣類と擦れたり、絡まったりするためです。
サイクルジャージの生地は意外と繊細なので、そうした他の衣類との接触が、劣化を早めることになってしまいます。
洗ったあとの型崩れは、この点を軽視してしまい、むき出しのままで洗濯したときによく起こる失敗なのです。
したがって、劣化を防ぎ、なるべく長持ちさせるためには、サイクルジャージをそのまま洗ってはいけません。
洗濯機に放り込む前に、ネットの中に入れておきましょう。
ネットに入れておけば、他の衣類と擦れたり、絡まったりすることはありません。
サイクルジャージをネットが保護してくれるので、洗濯によるダメージを最小限に抑えることができるのです。
目の細かいネットがおすすめ
サイクルジャージを入れるためのネットは、できれば目の細かいものを使用してください。
多少目が粗くても、ダメージを軽減するには十分な効果を発揮してくれますが、他の衣類から出る糸くずや毛玉なども防いでおくには、なるべく細かい方がベストなのです。
せっかく型崩れを防いでも、そうした小さいゴミが付着していると、あとから取り除くのが面倒になってしまうこともあります。
手間を増やさないためには、ネットの選び方にも注意しておくことが大切です。
適切な干し方で乾かす
洗濯は、洗ったら終わりではありません。
すべて洗ったあとは、しっかりと洗濯物を乾かす作業が必要であり、それも含めてひとつの流れなのです。
そのため、サイクルジャージを洗濯するなら、乾かし方にも注目しておきましょう。
適切な乾かし方をしないと、サイクルジャージを傷めてしまいます。
そこで注意したいのが、乾燥機を使って乾かすことです。
乾燥機は、洗濯物をスピーディに乾かしてくれる便利なものですが、サイクルジャージを乾かすには向いていません。
サイクルジャージを乾燥機で乾かすと、縮んでしまうのです。
したがって、普通に自然乾燥にすることが、おすすめの干し方になります。
サイクルジャージは、ロードバイクを漕いだときの発汗を想定して作られているため、速乾性が高くなっているものです。
そのため、乾燥機を使わなくても素早く乾かすことができます。
どんなに注意して洗っても、乾かすときに失敗しては意味がないので、適切な干し方は必ず守ってください。
日陰で干せば色あせない
サイクルジャージを乾かすには、普通に干すことが最も安全な方法ですが、どんな場所で干してもよいわけではありません。
洗濯物を干すとなれば、日光が降り注ぐ場所を選びたくなりますが、サイクルジャージを天日干しにすると、色あせてしまうのです。
それを防ぐには、直射日光を避け、なるべく日陰を選んでください。
日陰だと、普通の洗濯物は乾きにくくなりますが、速乾性の高いサイクルジャージなら、風通しのよい場所に干すことで、しっかりと乾燥させることができます。
なるべく長く使うには、洗い終わったところで気を抜かず、このような干すときの注意点も、しっかり意識しておきましょう。
まとめ
サイクルジャージは、ロードバイクを楽しむために欠かせないものですが、かなり繊細なので、適当に洗っているとすぐ劣化してしまいます。
ロードバイクに快適に乗るためには、常に適切な洗濯方法を意識して、できるだけ劣化を遅らせてください。
ここで紹介した注意点は、どれも基本的なことなので、しっかり守っていれば、サイクルジャージを傷めることはありません。
正しい洗い方で長持ちさせて、ロードバイクを思いきり楽しみましょう。