ドッペルギャンガーのミニベロ330Cの安全性について調べてみた
最近は、サイクリングブームから様々なメーカーからロードバイクやクロスバイク、そして小径車のミニベロが販売されています。
その中でも日本国内で多く販売されているのが、ドッペルギャンガーの自転車です。
一時は折畳み自転車で事故が発生し、ポッキリギャンガーと言われる程、評判が悪くなりました。
しかし、今回はミニベロの品質管理について調査を行いました。
JIS認証試験が合格!
今回焦点を当てたのが、ドッペルギャンガーのミニベロでフラッグシップモデルの『330C』です。
↑ドッペルギャンガー ミニベロ ROADYACHTシリーズ 330C-BK 20インチ
このミニベロの特徴は、フレームの中心部に大きなかカゴがあることです。
カゴの耐荷重は10kgと非常に重いものも積載できます。
これに乗り手の体重が加わるわけですから、実際にかかる荷重はさらに増えます。
そこで心配なのが、フレームに設計強度です。
この点がお粗末であれば、どんなにデザインが良くても、良いパーツを使用してもただの鉄屑になりかねません。
しかし、ドッペルギャンガーの『330C』はJIS認証品です。
すなわち、第三者機関によって設計強度が保証された製品ということになります。
実は、このJIS認証品かどうかで、その後のメーカー対応が変わります。
メーカー検査成績がある!
自転車を含め、日本国内で販売される製品については完成品での検査が規定されています。
基本的に、完成試験で破壊試験を伴う場合、抜取試験となります。
抜取試験と言っても、JIS規格で製品ロット毎に定められた数量が規定されています。
万が一、100台が1ロットとして製造されるミニベロがあった場合、完成試験で1台でも不合格となると全てロット不合格となります。
最近は、ロット不合格品で車体番号を削り取ったロードバイク、クロスバイク、そしてミニベロなどが輸入されているので注意が必要です。
しかし、ドッペルギャンガーは少なくとも、日本の販売会社が製品試験を合格していることを確認しています。
これは、製品を供給責任を担うことになり、しっかりと製品保証や万が一の損害賠償を行うことがされることを指しています。
この時点で、ドッペルギャンガーのミニベロは安心して購入できるものと考えます。
JIS認証品と準拠品の違い!
今回紹介したドッペルギャンガーの『330C』はJIS認証品です。
すなわち、日本工業標準調査会が定める規格や試験方法により、製品性能が保証されるものです。
また、その認証については第三者機関で試験結果や実製品を確認して認証することになります。
ズバリ、この試験や認証をクリアしたドッペルギャンガーのミニベロはお墨付きがあるということになります。
しかし、インターネット通販で販売されるミニベロを含む自転車はJIS認証品ではないことがあります。
よく、『JIS試験合格品』というものは、認証品ではなくあくまで独自に規格に準拠した試験を行い、品質を確認しているといった意味でしかありません。
これは、不具合発生時の補償問題やPL保険の適用にも関与するため、消費者JIS適合品を購入するのがおすすめです。
この点では、間違いなくドッペルギャンガーのミニベロは安心できます。
実際にどうなの?
実際に、如何にJIS適合品かつJISが定める抜取試験数量を持ってしても、ある程度の不良率は防ぐことはできません。
これは、ミニベロを含むすべての自転車以外に、日本国内に流通する工業製品すべてに当てはまります。
つまり、家電製品や自動車にも当てはまります。
完全に不良品の流出を防ぐことは、すべての製品で破壊試験をすることになります。
これは、販売する製品が無くなることを意味するので意味がありません。
事実上、ドッペルギャンガーは製品品質を管理している会社と判断します。
まとめ
筆者自身、本業の職務が品質保証と品質管理です。
以前は、製造工程の生産条件を定める業務を行っていました。
今回、ドッペルギャンガーのミニベロについて、品質的な確認をしましたが、ドッペルギャンガーブランドを販売するビーズ株式会社は問題ないものと考えます。
よく、インターネット上に様々な情報が溢れかえっていますが、素人判断が多すぎます。
実際の品質管理や品質保証は難しい面があり、素人判断の推測は非常に誤ったものだと考えます。
皆さん、ネット情報は誤りも多いので注意してください。