ビンディングシューズで転ばないために心がける7つのこと

ビンディングシューズ

SHIMANO(シマノ) ビンディングシューズ SPD-SL SH-R065 42(26.5cm) ブラック ESHR065G420L

ビンディングシューズを使うことに躊躇いをもつ一つとして、立ちゴケへの恐怖があります。

ビンディングシューズが上手くペダルから外せずに、転倒してしまって大きな事故になってしまったらどうしようという恐怖です。

たしかに初心者には、あるいは上級者でもたびたび立ちゴケはしてしまいます。

しかし、立ちゴケを防ぐコツはあります。






ビンディングシューズを敬遠してしまう立ちゴケ

自転車の初心者がビンディングシューズを使うのを敬遠してしまう理由の一つがいわゆる立ちゴケです。

ビンディングシューズは自転車とペダルをしっかりと固定してしまうものです。

だからこそ、ペダルパフォーマンスが上がります。

しっかりと脚の力をペダルに伝えられるので、長距離を走れば走るほどビンディングシューズを使っていない時との疲労度の差が出てきます。

また、ペダルから脚が滑ってしまい、ふくらはぎを強打してしまうようなこともありません。

ペダルから脚が滑るという事態は普段はそうないですが、雨が降ってきたり、疲労がたまって集中力を欠いたりしていると起こりやすくなります。

なので、実は初心者こそビンディングシューズはおすすめのアイテムなのです。

しかし、初心者はペダルと脚が固定されてしまうことに恐怖感を感じることが多いです。

うまくペダルから脚が外れずに所謂立ちゴケをしてしまうのではないかと恐れます。

実際に使い慣れていないと立ちゴケは多くなってしまいます。

とはいえ、なぜ立ちゴケをしてしまうのかという理由をはっきりと知ることで転ぶのを防ぐことはできます。






立ちゴケは恐れなくて大丈夫

ビンディングシューズを使ったことが無い人にとって立ちゴケはとても怖いようなことに思えます。

脚を付けたいのにペダルから脚が離れないなどと想像するととても怖そうです。

しかし、冷静に考えると脚をペダルから外して地面に下ろしたい時というのは大抵それほどスピードが出ていない時です。

スピードが出ていなければ転んだとしても余程運が悪くなければそれほど大事になはなりません。

もちろん、転ばないことに越したことはありませんが、それほど立ちゴケを恐れる必要はないのです。

スピードが出ている時に転倒をすることもありますが、それがビンディングシューズかどうかはあまり関係がありません。

スピードが落ちてきたら外しましょう

初心者におすすめな立ちゴケ防止方法の1つにして一番の基本はスピードが落ちて来たら脚を外すという習慣です。

慣れていたり、パフォーマンスを上げる為だったりするのならば止まる直前にビンディングペダルを外しますが、慣れていないと脚を外そうと思ってすぐに外せないこともありますし、焦ってしまってかえってうまくいかないこともあります。

本当にペダルから脚を外したい位置、自転車を止めたい位置よりもかなり前から余裕をもって脚を外す習慣をつけましょう。

右側から外す

スピードが落ちているとたとえ立ちゴケを下としてもそれほど大事にならないことが多いですが、どんな場合でもかすり傷で済むわけではありません。

一番恐ろしいことは信号待ちなどで車道側に立ちゴケをしてしまうことです。

これを防ぐためには右足からビンディングシューズを外す習慣をつけるようにしましょう。

たとえ、左脚をうまく外すことができなかったとしても、右足が外れているのならば、車道側に倒れる前に踏ん張ることができます。

信号待ちの時、左足しかビンディングシューズを外さない人もいますが、いくら慣れていても危険なのでおすすめはできません。

ペダルが下に来ている時に外す

ビンディングシューズをペダルから外すときはペダルが下に来ている時の方がやりやすいです。

ペダルと脚を外すためには足首を捩じりますが、人間の身体の構造上、ペダルが上にあって膝が曲がっている状態よりも、ペダルが下がって脚が伸びている状態の方がやりやすいです。

ペダルが上になっているときにペダルから脚を外そうとするとうまくいかず、その焦りが転倒を誘ってしまいがちです。

乗車前にクリートが緩んでいないかチェックをします

ビンディングペダルとビンディングシューズを繋ぐクリートのボトルが緩んでいないかも乗車前によく確認をするようにしましょう。

これは技術以前の問題です。

構造上、酷使する部分なので、頻繁に緩んでしまいやすいです。

ここが緩んでいるのに自転車に乗っていると最悪ボトルが脱落してしまうこともあります。

ボトルが外れていると、ペダルから脚を外そうと脚を捩じったとしても、クリートが脚についたまま回転してしまって外れなくなってしまうことになりかねません。

こうなってしまうと、立ちゴケを防ぐためにはビンディングシューズを脱ぐしかなくなってしまいます。

反対に、脚を捩じってもビンディングシューズが外れない場合は靴を脱ぐという最終手段があるということを頭の隅に入れておけばいざという時に慌てません。

無精は立ちゴケのもと

これは初心者だけでなく、上級者にも言えることですが、とにかく無精は立ちゴケのもとです。

Uターンの時やちょっとした一時停止の時、少しスピードを緩める時などに一々脚を外すのがメンドクサイ、両足外すのはメンドクサイから片脚だけでいいやなどの無精は立ちゴケの元です。

面倒がらずに人油な状況の時にはしっかりと脚を外しましょう。

転倒して痛い思いをしたり、恥をかいたり、自転車を起こしたりする手間の方が何倍も面倒です。

初心者に多い、忘れていた、にも注意

ビンディングシューズの初心者に意外と多い立ちゴケの原因の1つは技術不足ではなく、経験不足である場合もあります。

それが、ビンディングシューズを履いているということを忘れていたということです。

普通のシューズで自転車に子どもの頃から長年乗っているとその習慣がなかなか身体から抜けず、ビンディングシューズを履いて自転車を乗っている時には脚を着く前にペダルから脚を外すという動作が必要だということを忘れてしまい甲斐です。

これを解消するためには緊張感を持って乗り、身体に覚えさせるほかにありません。

自転車から降りた後も要注意

これは立ちゴケではありませんが、自転車から降りた後に転んでしまうこともあります。

ビンディングシューズは自転車に乗ることに特化した靴です。

普通に歩くのには向いていません。

クリートが出っ張っているものは特にそうです。

爪先立ちでペンギンのようにヨチヨチ歩きしかできないものもあります。

バランスがとりづらく、疲労が保っていると猶更転倒の危険があります。

歩いている時の転倒なので大けがの心配はそれほどありませんが、恥ずかしい思いをしてしまうでしょう。

またそうでなくてもビンディングシューズのまま歩くとアスファルトを傷つけてしまいます。

ビンディングシューズの中にはあまりクリートが出っ張っておらず、それほど歩くのに支障がない靴もあるので、自転車だけでなく、歩いている時間や距離が長い場合や初心者はそのような靴がおすすめです。

まとめ

ビンディングシューズに慣れていないと立ちゴケをしてしまうことがあります。

しかし、立ちゴケは大抵、あまりスピードが出ていない時にやってしまうので、それほど恐れることはありません。

唯一、車道側にこけないことだけには気を付けるようにしましょう。

スピードが落ちて来たら余裕をもって脚を外す、右足から外す、脚が伸びているときに外すということを忘れないようにしましょう。