ママチャリの事故を防止するために心がけるポイント5つ!
ママチャリはとても手軽で便利な乗り物です。
しかし、一つ間違えれば大きな事故をもたらす乗り物でもあります。
ママチャリでの事故を防止するためにはどうしたらいいのかについて紹介します。
とくに気を付けるのは5つのポイントです。
正しいママチャリの乗り方を知ることで日々の生活がもっと安全で快適にすることができます。
ママチャリは軽車両なのを忘れない
ママチャリは免許がいりません。
ほとんどの人は乗り方を子どものうちにマスターしてしまいます。
なので、あまり意識をしませんが、自転車は軽車両です。
歩くよりもはるかにスピードが出ます。
しかし、自動車などと違って身体が剥き出しです。
タイヤも細く、2つしかないのですぐに倒れてしまいます。
ママチャリは手軽に乗ることができますが、危険と隣り合わせであることを忘れないようにしましょう。
また、気づいてもらえる、止まってもらえると思わないことも大切です。
道路のルール上は優先であっても止まってくれない車も多いです。
歩行者、とくに子どもの側を通るときは十分な距離をとりましょう。
突然予想外の動きをすることもあります。
夜道でのママチャリ事故防止のために
ママチャリの事故は夜道で起こることが多いです。
夜の事故を防止するためには以下の点に気を付けましょう。
ライトを早めに点灯
暗くなって来たらママチャリのライトを早めに点灯するようにしましょう。
自分はライトを付けなくても周りを見ることができたとしても、車からは見つけて貰えないことが多いです。
付け忘れを防止するためにはあたりの明るさを測定し、自動でライトが転倒するタイプのものがおすすめです。
また、ママチャリの備え付けのライトが弱いと感じたのならば、別売りで強力なライトを購入するのもおすすめです。
ただ光るだけでなく、点滅するタイプのものだとより車から認識されやすくなります。
前だけでなく、サドルの後ろにも付けるとより良いでしょう。
反射板を付ける
反射板はライトと違って一度着けてしまえば、付け忘れ、消し忘れ、電池切れ、電球切れなどの心配がありません。
ママチャリのペダル、タイヤ、フレームなどに反射板をつけておくと車のヘッドライトなどが当たった時に目立ちます。
シールタイプ、マグネットタイプなど簡単に取り付けることができるものも多いです。
おしゃれなものもあるのでママチャリを自分好みに改造することも可能です。
目立つ色の服を着る
目立つ色の服を着ると暗くても車から見つけてもらいやすくなります。
黒や茶色などの色よりも白や黄色などの明るい服を着るようにしましょう。
反射材が付いているのならばより良いです。
夜にママチャリに乗ることが多い人は専用の上着が一枚あると便利です。
ママチャリはしっかりと整備を
ママチャリは車と違って車検はありません。
しかし、しっかりと整備をすることが事故防止に繋がります。
特に、古い自転車は丁寧な整備を心がけましょう。
また、買って半年の間はワイヤーやチェーンが伸びやすい時期なのでメンテナンスが必要です。
初期不良も出やすい時期です。
サイクリング店に頼むこと
ママチャリのメンテナンスの中には自分でやるのが難しいものも多くあります。
気になる症状があればサイクリング店に相談しましょう。
それほどお金も時間もかからずに交換したり、調整したりしてくれます。
ブレーキは消耗品です。
使っているうちに摩耗してきて効きが悪くなります。
ワイヤーが伸びているとブレーキをかなり深く握らないとブレーキが利かなくなってきたら調整の時期です。
タイヤも同様に経年劣化します。
タイヤの溝が薄くなってくるとブレーキがききにくくなって滑りやすくなります。
また、乗り心地が悪くなったり、パンクしやすくなったりします。
タイヤの空気を入れる場所の虫ゴムも劣化してきます。
空気がすぐになくなってしまう場合はパンクではなく、虫ゴムの寿命である場合もあります。
チェーンにも油をさすことで軽快に走ることが可能です。
ペダルが固くなったり、変な音がするようならば注油をしましょう。
素人でもできますが、ブレーキまでに注油してしまうとブレーキの効きが悪くなってしまい、危険なので自信がないのならばサイクリング店に依頼したほうが無難です。
自分でできること
ママチャリは日々のメンテナンスも大切です。
1つはタイヤの空気圧です。
タイヤの側面を親指で押してほんの少しへこむ程度に保つようにしましょう空気が少ないと乗り心地が悪くなったり、パンクしやすくなります。
逆に空気を入れすぎても破裂の危険性があります。
もう一つは清潔に保つことです。
汚れてしまったり、濡れてしまったのならば固く絞った布でママチャリを拭きましょう。
ママチャリを綺麗にすることで、異常を早く見つけたり、錆びるのを防いだりすることができます。
無理な運転をしない
ママチャリは気軽に乗れてしまいますが、無理な運転は事故の元です。
音楽を聴きながら、傘をさしながらなどは大変に危険です。
危険なだけでなく、検挙の対象にすらなります。
傘は自転車のハンドルに固定していたとしても違反です。
また、風の強い日、雨の激しい日は転倒の危険が普段よりも高くなります。
とくに、雨の日は車の視界も悪くなり、ブレーキもききにくいので事故を起こしやすくなります。
天気の悪い日は無理せずに他の手段で移動するようにしましょう。
また、ママチャリは荷物を乗せるのにも便利なアイテムですが、前かごに大きなものや重いものを乗せるとバランスをとりにくくなってしまいます。
後ろに荷物を積む場合でも大きなものや幅の広いものはうっかり人や物に引っ掛けてしまう場合があります。
子どもを乗せる場合はとくに転倒に注意
ママチャリに子どもを乗せる場合は重くなってバランスが悪くなり、とくに転倒しやすくなります。
転倒を防ぐためには少しの心がけの積み重ねが大切です。
子どもを乗せるのに適したママチャリを選ぶ
ママチャリと一口に言っても色々なものがあります。
子どもを乗せるのに適したのはタイヤが小さ目で車高が低いものです。
重心が下がってバランスをとりやすいです。
また、車高が低いほうが子どもを乗せやすくもなります。
子どもを前乗せする場合はハンドルがロックできるものが安心です。
さらに、スタンドはしっかりとしたものにしましょう。
スタンドは別売りもしているので、取り換えることも可能です。
ヘルメットは必須
万が一の転倒、事故のためにヘルメットは必須です。
ヘルメットは頭の大きさにあったものをしましょう。
また、チャイルドシートに座らせる前にヘルメットを付けさせ、地面に下ろしてからヘルメットを取るようにしましょう。
子どもによく言い聞かせる
ママチャリで転倒してしまったり、事故にあってしまうととても危険だということを子どもにもよく言い聞かせましょう。
ママチャリの上で暴れたりしない、ベルトを外したりしないなどよく言い聞かせることが大切です。
チャイルドシートはしっかりしたものを
チャイルドシートはしっかりとしたものを選びましょう。
ベルトの長さは適切にしましょう。
また、取り付けは自信がないのならばサイクリング店に依頼しましょう。
まとめ
ママチャリを安全に乗るためにはまず、自転車は軽車両であることを忘れないようにしましょう。
そして、車や歩行者から目立つように心がけましょう。
止まってくれるはず、除けてくれるはずという思いこみはとても危険です。
マナーやメンテナンスなどにも気を付けましょう。
音楽や傘挿し運転は検挙の対象ですらあります。
また、子どもをママチャリに乗せる時にはとくに注意が必要です。
無理せずにママチャリに乗りましょう。