ミニベロに折りたたみ機能は不要?

ミニベロ

RENAULT(ルノー) 20インチ折畳自転車 FDB20 MG-RN20 ディープグリーン

日本人は、なんでもコンパクトにする気質があります。

その中でも筆頭的なのが自転車ですが、なぜか折りたたみ自転車が人気です。

ミニベロの折りたたみならまだわかりますが。

700Cのホイールで折りたたみは完全に方向性を見失っています。

そこで、今回は既にコンパクト化されているミニベロの折りたたみ機構について考えたいと思います。



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折りたたみ機構は便利?

日本人のお家芸といえば、何でも小さくすることですが既に小さなミニベロを折りたたんでまで小型化する必要があるのでしょうか?おそらく、外国人から見れば意味が分からない状態だと思います。

しかし、日本の住宅事情や車事情を考えるとミニベロでも折りたためた方が便利となります。

確かに日本住宅は狭いですし、車も軽自動車やコンパクトカーが好まれます。

そのため、自転車も小型で折りたためるミニベロが好まれます。

しかし、ミニベロの折りたたみ機構は実際のところ、ギミック的な意味合いしかなく、折りたたにみが出来ても何の意味もありません、余計にスペースを消費してしまったり、持ち運びが不便になるので、むしろ不要といっていいでしょう!



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折りたたみミニベロは安全性が不安

確かに日本人は、小型化や折りたたみの設計にノウハウがあります。

しかし、ミニベロなど自転車を製造するのは日本ではなく、中国や台湾です。

これらの国が折りたたみに精通しているかというと否です。

折りたたみや小型化といった文化は日本人が得意な分野であり同じアジア人でもノウハウにおいて全く差が生じます。

特に折りたたみ機構は非常に設計時における強度計算が重要であり、『たぶん大丈夫』ではだめです。

『設計にかなり尤度がある』の方が安心できます。

日本人以外のアジア人は、設計ギリギリを狙います。

特に中国人は設計ギリギリで大量の製品を作ります。

品質管理や製品の歩留まりといった品質教育が不足いているのが実態です。

実際に、韓国から日本の自転車ではないものの電線などが輸入されています。

しかし、日本の電気事業連合法(電事法)に合致せず、廃棄処分になったりします。

日本人とアジア人は近い人種でありながら、製品製造における概念が全く異なります。

その中でも自転車が一番大きな違いを生み出します。

折りたたみ機構は折れる

ミニベロを含め折りたためる機構を持つ自転車の多くはスチール素材が使用されます。

基本的にアルミ合金の方が耐久性を考えると腐食は少ないです。

しかし、折りたたみ出来るミニベロに使用されるのはクロモリより強度の劣るスチールです。

これは溶接技術の問題が非常に大きく関係します。

アルミ合金の溶接には非常に高い技術が要求されます。

また、クロモリ材も同様に溶接時に溶接個所の金属組成が変化してしまうため、熟練した溶接工が必要になります。

一方、スチール材であれば簡単に溶接できるため折りたたみ出来るミニベロに簡単に採用されます。

スチール材も悪い素材ではありませんが、溶接後術により品質が変化します。

そのため、溶接部分から腐食が進行し、折りたたんだ部分からフレームが破断する原因になります。

折りたたみミニベロは複雑な構造に出来ない

基本的にミニベロを含め自転車は、トップチューブとダウンチューブで構成します。

しかし、折りたたみ機構を設ける場合、この2つの機構が邪魔になります。

そこで、フロントとリアのフレームを1か所で分割します。

そのため、負荷が1点に集中してしまうため、過度な荷重が掛かると破損の原因に至ります。

まとめ

筆者自身、アルミ合金などの非鉄金属や金属加工が本業です。

その中で一番難しいのが異種金属の接合や腐食防止です。

ミニベロで折りたたみ機構を設けた場合、異種金属腐食など様々な不具合に曝され、気付いた時点で接合部が破断寸前になっています。

自身としてはミニベロに折りたたみ機構は不要のものと考えています。

正直、折りたためても全く意味のないギミックです。








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