ミニベロのクイックリリース化!意外に安価に出来る?
安いミニベロの多くは、前後のホイールがナット固定されていたり、前輪だけクイックリリース式になっていることがあります。
ミニベロのように小径車の利点はコンパクトなことにあり、前後のホイールを外すことが出来れば、車載自体も容易になります。
また、旅先にミニベロを持っていき、交通手段として利用することも可能となります。
では、安いミニベロでもクイックリリース化することは出来るのか考えてみたいと思います。
目次
1.エンド幅の合う中空シャフトを中古で見つける!
やはり、一番先に思い浮かぶのが中古のホイールに使用されているクイックリリース用の中空シャフトが思い浮かびます。
実は、この方法はYouTubeやインターネット上のブログサイトでも公開されており、一般的な方法と言えます。
基本的には、フロントとリアのエンド幅に合った中空シャフトにシャフトを交換するだけであり、ジャンク品を流用することが出来ます。
そもそも、エンド幅はロードバイク用またはマウンテンバイク用のどちらかに規格統一されているため、余程設計が中途半端なミニベロでは無い限り流用は可能です。
エンド幅の測定については、ノギスや鋼製直尺などで測定することをおすすめします。
通常の定規などの場合、メモリのズレなどがあるため、正確な幅を測定出来ません。
運が良ければ、中古の中空シャフトが流通しているため、オークションサイトなどを確認するのがポイントです。
2.ホイール自体をクイックリリース式のものに変更する!
さて、次に考える方法としては、ホイール自体をそっくり交換してしまうことです。
ですが、ミニベロの場合、ホイールが20インチ以下と小径であるため、ラインナップが少なく、ホイールを交換する方法は割高になってしまいます。
結果として、ホイール自体が変形や摩耗しない限り、非現実的な方法となってしまいます。
クイックリリース化する方法としては、やはり中空シャフトに交換する方が一番現実性の高い方法となります。
3.実はAmazonで1,100円程度で購入可能!
実際に問題になることは、中古の中空シャフトが安価に購入出来るかです。
中古品で出回ることは、ホイール自体をバラさない限り発生することは非常に稀です。
また、ホイールを分解することは基本的に中空シャフトやベアリングが摩耗し、回転軸心がズレていることを意味します。
余程運が良くないと、程度の良い中古品を入手することは難しくなります。
しかし、現在ではAmazonで中空シャフトとクイックリリースがセットになった商品が販売されており、価格も1,100円と非常にお得です。
基本的にシャフトさえ手に入れば、クイックリリースは自分好みの物に交換できるため、クイックリリース自体の程度はあまり気にしないことがおすすめです。
また、Amazonよりは割高になるものの、シマノ製の中空シャフトを個別購入することも可能です。
4.クイックリリース化した際の注意ポイントとは?
さて、安価なミニベロをクイックリリース化する際に注意するポイントは、クイックリリースがフレームや付属品の影響により干渉しないことやしっかりと締め付けが出来ることです。
クイックリリースは、振動により緩むことがあり、気付いたらホイールが外れそうな状態になることもあります。
そのため、クイックリリース化後はある程度の期間、緩み防止の為にチェックすることが重要となります。
万が一、気になる際はバネや固定用のナットを変えてみることもおすすめです。
まとめ
クイックリリースの無いまたは前輪だけクイックリリースといったミニベロは非常に不便です。
そのため、輪行がし辛いという問題が発生し、近場だけの使用に限定されてしまうという問題もあります。
旅先で自転車に乗りながら観光をしたいという方は、一度ミニベロのクイックリリース化を検討しては如何でしょうか?
実際に中空シャフトに交換することが出来れば、ハブのメンテナンスも行うことが可能となり、ミニベロの走行性も大きく変化します。