子どもを乗せるママチャリを選ぶ上で大事なこと
子供が産まれてある程度大きくなると、行動範囲を広げるために自転車に乗せて移動したいという気持ちが出てきます。
しかし子供が産まれる前に乗っていたママチャリがそのまま使えるかというと、子供を乗せるところを取り付ける必要が出てきますし新たに子供を乗せやすい自転車を購入するという人も多いでしょう。
子供を乗せる自転車選びで気をつけたいことについて紹介していきます。
今までの自転車にチャイルドシートを付けて乗ることの不便さ
赤ちゃんが自転車に乗れるようになる目安としては自力で安定して座れるようになる1歳頃からが目安となっています。
2歳頃からは運転者である大人の後ろの荷台の部分にチャイルドシートを取り付けて乗ることができますが、2歳になるまでの期間は基本的には前に乗せて、いつでも安全見守ることができるということが基本となります。
1歳ぐらいから自転車に乗せて移動をするということを考えた場合、今までのママチャリを使用するのであれば前乗せのチャイルドシートを取り付ける必要があります。
ただハンドルの形によっては、取り付け不可能な物もあり、そういった場合には後ろ乗せ対応のチャイルドシートに乗せられるようになる2歳頃まで待つという必要性が出てきます。
一般的なママチャリの場合は、大人一人が乗って移動をするということを想定して作られているので、子供を乗せることができたとしても耐久性、操作性、安全性など様々な面で、子乗せ専用自転車に劣る部分が出てきます。
その為に赤ちゃんや幼児を乗せて走るということを考えると、子乗せ自転車の購入をおすすめします。
子乗せ自転車は低床になっていて子供を乗せても安定するように作られているなどメリットがありますし、後ろに乗せる時に前輪が動かないようにロックをするなどの機能などもついています。
子供二人を乗せることを想定して選ぶかどうか
子乗せ専用の自転車を購入する上で考えておくこととしては、今後子供が増えて二人を同時に乗せる可能性があるかどうかということです。
子供二人を乗せる場合には、より安全性が重視されて、二人を乗せるという安全基準をしっかりクリアしている自転車を購入することが必須となります。
子供を乗せる自転車を購入する上では、安全基準を満たしたBAAというマークやJISというマークが付いている自転車を購入します。
これは一人を乗せる時にも同じなのですが、子供二人を乗せることを想定している場合には、幼児2人同乗基準適合マークがあるかどうかということは重要になります。
これは幼児二人を乗せて走っても安全というマークであり、このマークがない自転車に幼児2人を乗せることはできないのです。
子供二人を乗せる予定がある人は、購入する店舗で二人乗せに対応しているかどうかということなど詳しく聞いてからの購入をおすすめします。
子供は自分は一人と決めている、もしくは同時に乗せる年齢差では産まないという意思がある人は別ですが、どうしようか迷った場合は家族が増えることもあるので二人乗せ対応自転車を選んでおいた方が後々後悔することがないでしょう。
最初に購入する時は、前かごだけ無料でついていて子供を一人乗せる形で売ってあり、子供が大きくなった、もしくは一人増えたという場合に後ろの子供乗せを購入して取り付けてもらうということが多いです。
電動アシスト付き自転車にするかどうか
ママチャリを選ぶ上でどうしようかと悩むところが電動アシスト付き自転車にするか、3段変速程度の普通の自転車にするかどうかといったところです。
電動アシスト自転車で子供を乗せる専用車となると、1台で10万円ちょっとという高額になってきます。
自転車に10万円以上かけて、子供にかぶせるヘルメットも付属で購入するとなると、初期の支出がかなり大きくなる、電動にするかどうしようかと悩んでしまうところですよね。
これを決めるのはどういった場所を走るのか、どの頻度で使うのかといったところで決めるのが一番だと思います。
私の場合は電動アシストつきではなく3段階変速で、子供二人を乗せる自転車を買いました。
金額としては5万円ぐらいで電動アシスト付きに比べると半額程度でした。
なぜ電動アシストにしなかったというと、主に使う目的が幼稚園への送迎だからです。
幼稚園までは平たんな道で時間にして自転車で10分程度です。
また自宅に私が乗る軽自動車もあり、買い物や移動にはほぼ自動車を使っているので、自転車を使うという機会が本当に少ないからです。
ただもしもこれが夫が自動車で通勤していて、子供との昼間の移動手段が自転車しかない、坂が多い道でこぐのに力がいるといった状況であれば迷わずに電動アシスト付きを購入していたと思います。
より安全そして快適に走れるのが電動アシスト付きですし、私が普通の子乗せ自転車で必死でこいで幼稚園まで行くのですが、電動付きの人はそんな私の横を軽々と追い抜かして行き、労力が全然違うと思います。
使う用途、そして頻度によって選ぶことをおすすめしますが、頻繁に使うなら迷わずに電動アシストです。
ママチャリで移動する時に気をつけたいこと
抱っこひもをつけてママチャリに乗ること
街中でたまに見かけるのが抱っこひもで前に赤ちゃんを抱っこしたままで、自転車に普通に乗っている人です。
これは大変危険ですし、何かあった時に小さな赤ちゃんが受ける衝撃はかなり強いものになってしまいます。
絶対にしてはいけません。
また自治体によってはおんぶをした状態でならOKというところもあります。
おんぶの場合は許可されているところもあるので、自分が運転する自治体がどういったように定めているのか確認するようにしましょう。
ただチャイルドシートに乗せるより、危険であることは避けられませんし、運転をする際により注意が必要となります。
ヘルメットをかぶせる
子供を自転車に乗せて移動する上で大事なことは、事故があった際に子供を守るということです。
特に自転車から落ちて頭を打ったという事故の場合は大事につながることも想定されるので、しっかりとヘルメットを着用しましょう。
ヘルメットを購入する際にも費用がかかりますが、安全性を守ることには変えられません。
子供がヘルメットをかぶることを嫌がる場合もありますが、これは決められていることでしないといけないということで説明をする、話がわからない赤ちゃんであれば慣れさせていくことが大事です。
自転車保険に加入する
最近では自治体が自転車保険に加入することを義務付けることがあるぐらい必要だと認識されているのが、自転車保険です。
これは自転車事故を起こした時に自分が補償を受けられたり、他人を傷つけてしまった場合に補償を受けられたりということでいざという時に備える上で大事です。
娘の幼稚園では自転車通園の場合は自転車保険に入ることが必須となっていて、加入しています。
無理な運転をしない
子供を乗せているという認識を常に持って運転をすることが何よりも大事になります。
自分一人で自転車に乗っているのとはわけが違う、子供の安全も守ることになるので、スピードを出しすぎない、無理な横断はしないなど安全第一で運転をすることが、自分と子供を守ってくれるために最も大事です。
まとめ
子供を乗せる自転車は今までのママチャリではなく、子乗せに対応した自転車がおすすめです。
特に二人を乗せるためには二人乗り適合の物でなくてはなりませんし、電動にするかどうかということなど、選ぶ基準がたくさんあります。
ネットで色々な自転車を調べて知識を得る、その上で自転車屋さんに行って話を聞くなどして、子供との自転車ライフが楽しい物になるように選んでください。