私のママチャリ小旅行(口コミ・体験談)

ママチャリ・シティサイクル

自転車旅行

私が大学に通っていた時、大学が隣の県で隣の県に一人暮らしをするために父親に引っ越しの手伝いをしてもらいました。

父親の車で荷物を運んでもらう途中の道中を眺めてい時、実家から一人暮らしをするためのアパートまでの道がほぼ一本道で覚えやすく「これならママチャリでもいけるんじゃないか」と思いママチャリ小旅行を決行しました。



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旅立ちの日

大学の暮らしにも慣れて前から思っていたママチャリで約100km離れた実家に帰るを決行する日になりました。

何度か実家までの道のりを調べてましたが、いざ実行するとなると道のりの長さから緊張していました。

できるだけ荷物を軽くするために必要最低限の荷物をカバンに入れ自転車のカゴに入れ準備完了!

ほぼ思い立った旅立ちなので後々困ることになりました。



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近所から実家へ

アパートから出発!

すぐには別に変わったこともなく、見慣れた景色が続き信号にもよくひっかかったのでこれからの道のりを思うとやや足取りは重い感じでした。

けっこう長い距離を走ったけどいつもの生活の風景と変わらず自転車の行動範囲の広さを改めて実感しました。

いよいよ知らない景色

知らない景色と大げさなことを書きましたが、車で見た景色と自転車で走る景色は全く別の風景でした。

車で見ただけの道を自転車で走ると不思議な気持ちになりました。

乗ってる自転車もママチャリでこれからの長距離走れるのか心配も湧いてきましたが、体力的にもまだ大丈夫で、昼間なので引き返すのもまだ大丈夫な距離で気楽な気持ちで走行しました。

坂道そして坂道

県境の道は山の中で途中歩道もないところがあり走行が困難でした。

特に登坂。

この坂を走る時に「走る速度を切り替える自転車だと楽なのかな」と思いましたが「いやこの長い時間をともにしてきた自転車を信じる」と半ばやけくそ気味で自転車をこぎました。

やれやれ登りきって下り坂で一息つくがすぐに登坂。

登り下りの繰り返しで体力と精神をかなり消耗しました。

坂道から平らな道へ

ここまで苦しい坂道でしたが、ようやく登り下りが続くのがひと段落して平たんな道に出ました。

そこには大きなセメント工場がありその周辺に店や家が並んでいました。

今まで坂で苦しんだ分、平らな道がすごく楽で余裕も出てきました。

この小旅行の前にもいろいろな場所をサイクリングをして、さっきの坂道を何度も走ったにもかかわらず通常通り走ってる自転車をみて頑丈と思いました。

山のサイクリング

山だけあってとても景色は綺麗です。

6月始めぐらいで山の木々が緑の葉をつけてるのがよく見えました。

とても清々しいです。

道も緩やかな登坂と緩やかな下り坂が続く道になり、歩道つきの大きな道が出てきて快適で気分も高揚してきました。

山ならではの小動物が道を横切る光景を見られて嬉しかったです。

最大の坂

大きな橋を越えている最中から、また登坂が始まりました。

しかし、今度の坂は今までとは違い登っても登っても平らな道も下り坂もなく、左右のカーブが出るぐらいでずっと登り坂でした。

今回の旅の難所にぶつかりました。

どれぐらい長いかははっきり言えませんが、途中で自転車を押して歩いて20分ぐらいかかっていたと思います。

やっと坂を抜けると次は長い下り坂。

今までの分を楽する気持ちで下っていきました。

自転車は快適でまだまだ走っていけそうな感じでした。

準備を怠ったが為に

途中で喉が渇いた時は自販機があるのでそこで補給をできましたが、問題はお腹が空いた時。

さすがにこれはママチャリが快適でもどうすることはできません。

山中ではコンビニを見つけることはできませんでした。

自転車をこいで3時間30分過ぎぐらい、とても腹が空きました。

「このままじゃ空腹で倒れる」何も考えずに出て行った代償がこんなところで(今考えるととてもバカでした)もう腹が減って考えることができません。

足も痛くなってきました。

また今の場所から引き返そうにも引き返せない距離で、時間も4時過ぎぐらい日が傾き始め、どうしようもなくなりました。

救いのお店

そんな時にうまい具合にお店が現れました。

一目散にすぐに食べられるものを求めて店内を探し回りました。

腹が減りすぎてなりふりかまってられませんでした。

メロンパンともう一つ別のパンを買い適当に食べられる場所を見つけて食いつきました。

うまかったと思いますが、生きるか死ぬかのような状態だったのではっきり覚えてません。

ただ食べたあとは力が湧いて「もうひと踏ん張りできる」と喜んでいたのは覚えてます。

あと少し

食事のあと元気よく自転車を進め、遂に山を抜けました!

「実家まであと少し」最後の力を振り絞り自分のいた街を目指しました。

そうして子供の頃から見慣れた景色が見えるといよいよ最後だと感動しました。

旅の終わり

実家に着いた時は自分がここにいるのが信じられない気持ちになりました。

100km離れたアパートから5時間以上かけて、普段見慣れない山々の景色を見た後のせいか、実家を見ても「ここが自分の実家か?」と不思議な気分になりました。

愛車

長い旅でしたが、そのあと特にメンテもせず(メンテした方が良いんですが)とも普通に乗れました。

価格もリーズナブルで、この様に100kmぐらいのサイクリングなら乗っても大丈夫ですので気楽に広範囲のサイクリングをしたい人におすすめです。

まとめ

正直、100km以上の自転車の旅はかなり辛かったです。

旅のあとはお尻と足がとても痛くまともにあるけませんでした。

なのでアパートに戻る時は父親の車にママチャリを載せて送ってもらいました(もちろん「なにやってんだ」と小言をもらいました)このあとも2、3回この道をこの自転車で走りました。

このことからママチャリでも長距離のサイクリングができるので(体力の続く限り)、「長距離は別の自転車が良い」と思う人がいたら試してみてほしいです。